国・地域
日米韓外相会合
令和3年9月22日

9月22日午後5時40分(現地時間。日本時間23日午前6時40分)から約60分間、国連総会に出席するため米国(ニューヨーク)を訪問中の茂木敏充外務大臣は、アントニー・ブリンケン米国国務長官(The Honorable Antony Blinken, Secretary of State of the United States)及び鄭義溶韓国外交部長官(H.E. CHUNG Eui Yong, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Korea)との間で、日米韓外相会合を行ったところ、概要は以下のとおりです。
1 北朝鮮
- (1)会合では、ブリンケン国務長官からの歓迎の辞の後、最初の議題として北朝鮮を取り上げました。
- (2)茂木大臣から、先般の弾道ミサイル発射を含め、北朝鮮による最近の核・ミサイル活動は、日本、地域、国際社会の平和と安全を脅かすものである旨述べました。
- (3)その上で、茂木大臣から、北朝鮮の完全な非核化に向けて、外交的な取組の強化、安保理決議の完全な履行及び地域の抑止力強化の観点から、日米韓の連携を一層進めていきたい旨述べ、三者の間で認識の一致を見ました。
- (4)また、拉致問題について、両長官の引き続きの理解と協力を求め、支持を得ました。
2 地域情勢及びグローバル協力
三者は、ミャンマー情勢、中国の動向を含む地域情勢や自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた取組についても意見交換を行いました。また、気候変動等のグローバルな課題についても意見交換を行い、日米韓三か国による連携・協力を一層深めていくことで一致しました。
3 今後の日米韓協力
茂木大臣から、日米韓三か国の連携は北朝鮮問題を超えて地域の平和と安定にとっても不可欠であり、今後も発展させていきたい旨述べ、三者の間で認識の一致を見ました。