大韓民国

平成28年9月9日

 本9日20時45分頃から約15分間,安倍晋三内閣総理大臣は,朴槿恵韓国大統領との間で電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 安倍総理から,「これまでになく短期間に立て続けに核実験を強行した北朝鮮の挑発行動や核・ミサイル開発の進展は,日本の安全への直接的かつ重大な脅威であるとともに,地域及び国際社会の平和と安全を著しく損なうもので,断じて容認できない。北朝鮮の核実験は,累次の安保理決議及び六者会合共同声明の度重なる明白な違反であり,また,NPTを中心とする国際的な軍縮・不拡散体制及び国際社会に対する真っ向からの重大な挑戦である。国際社会が北朝鮮の行動を断固非難し,具体的な措置を通じ,これ以上いかなる挑発行動も容認しないとの強いメッセージを送ることが必要であり,国連安保理における緊急会合を速やかに開催するとともに,更なる挑発行動を防ぐためにも,国際社会の断固たる対応が不可欠であり,引き続き,安保理を含め,日韓及び日米韓で緊密に連携していきたい。」旨述べました。

2 これに対し,朴大統領から,今回の北朝鮮による核実験は深刻な挑発行動であり,国際社会の声を無視した暴挙である,北朝鮮に対する圧力を強化していくべく,安保理を含む国際社会において日韓及び日米韓で協力していきたい旨述べました。

3 両首脳は,今までとは異なるレベルの脅威であり,従来とは異なる対応が必要との認識で一致し,引き続き日韓及び日米韓で緊密に連携していくことで一致しました。


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