大韓民国
日韓外相会談
平成29年12月19日

河野外務大臣は、12月19日12時から昼食会を含めて合計約3時間にわたって、康京和(カン・ギョンファ)韓国外交部長官との間で日韓外相会談を行ったところ、概要以下のとおり。
- 両外相は、日韓双方の安全保障を脅かす北朝鮮の核・ミサイル問題について、時間を割いて集中的に議論を行った。河野大臣からは、15日の北朝鮮に関する安保理閣僚級会合における議論を紹介し、両外相は、問題の平和的解決に向け、北朝鮮に政策を変えさせるため、あらゆる手段を使って北朝鮮に対する圧力を最大限まで高めるための国際社会の取組を主導していくことについて議論した。また、河野大臣から、安全保障協力、安保理での対応等、様々な面で日韓、日韓米で緊密に連携していきたい旨述べた。さらに、両外相は、先般の文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領の中国訪問に関連して、中国に更なる役割を求めていく必要があることで一致した。
- 両外相は、日韓関係については、日韓間には困難な問題があるが、これらを適切にマネージしつつ、日韓関係を未来志向で前に進めていけるよう協力していくことで一致した。
- こうした観点から、河野大臣から、一昨年末の日韓合意が着実に実施されることが重要であるとの我が方の立場を改めて強く申し入れた。これに対し、康長官からは、康長官の下に設置された「慰安婦合意検討タスクフォース」の議論の現状について説明があった。