統計・お知らせ

令和7年5月7日

 渡航予定国の措置の詳細につきましては、各国の政府観光局や我が国に存在する訪問を予定している国の大使館にお問い合わせください。また、シェンゲン国境規則につきましては、EUまたは駐日欧州連合代表部のウェブサイトをご覧ください。

ETIAS(欧州渡航情報認証制度)

ETIASは、欧州へ渡航する際の事前の申請・認証取得を義務づけるEUの制度です。

 ETIAS(欧州渡航情報認証制度)は、日本を含むシェンゲン・ビザを免除されていた域外国からの短期滞在目的の渡航者に、渡航前のインターネット上での渡航の申請、認証取得を求める制度で、シェンゲン協定加盟国とキプロスが導入予定です。なお、運用開始時期は2026年第4四半期とされており、現時点でETIASの運用は開始されておらず、渡航に際して手続は不要です。運用開始等追加の情報が判明次第、随時本ページを更新していきます。更なる詳細や最新の情報については、下記のEUまたは駐日欧州連合代表部のウェブサイトをご確認ください。

EUウェブサイト(ETIAS(エティアス)概要別ウィンドウで開く)(英語)(注)

駐日欧州連合代表部ウェブサイト別ウィンドウで開く(日本語)

 それぞれの国がETIASに基づき実施する入国管理措置等の詳細につきましては、各国の政府観光局や我が国に所在する訪問を予定している国の大使館にお問い合わせください。

(注)EUは、上記のEUの公式ウェブサイト(英語)以外に公式ウェブサイトは(日本語でも他言語でも)存在しないことについて注意喚起しています。常に公式サイトの情報を確認いただくとともに、EUの許可なく立ち上げられた模倣ウェブサイトによるフィッシング詐欺被害に遭わないよう、十分御注意ください。

 2026年第4四半期から、欧州渡航情報認証制度(ETIAS: European Travel Information and Authorisation Systemの運用開始が予定されています。欧州30か国(アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、キプロス、ギリシャ、クロアチア、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、ルーマニア)を訪れる日本を含むシェンゲン・ビザを免除されていた域外国からの短期滞在目的の渡航者は、渡航前に、ETIAS公式ウェブサイトまたは専用のモバイルアプリ上でETIASを通じて申請を行い、認証を得る必要があります。同様の制度はすでに米国(ESTA)、カナダ(eTA)、英国(ETA)などで導入されています。

 申請する内容は、1 氏名や生年月日、出生地、国籍、自宅住所などの基本情報、2 パスポート情報、3 現在の就労先または在学先に関する情報、4 ETIAS対象国への渡航・滞在計画、5 過去の犯罪の有無、戦争・紛争地域への渡航歴、ETIAS対象国における入国拒否や強制送還の履歴といった適格性に関する情報などです。

 申請1件につき7ユーロかかりますが、申請者が18歳未満もしくは70歳以上の場合は無料です。また、一度認証されると3年間有効です(ただし、パスポートの残存期間が3年未満の場合はパスポートの有効期限日まで)。

 なお、ETIASと並行して導入が進められているシェンゲン国境管理制度として、出入国に係る情報を電子的に記録するEES(出入域システム)があります。

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