世界の医療事情

バーレーン

平成28年10月

1 国名・都市名(国際電話番号)

 バーレーン王国(マナマ市)(国際電話番号973)

2 公館の住所・電話番号

在バーレーン日本国大使館 (毎週金土休館)
住所:Embassy of Japan,55 Salmaniya Avenue, Manama Town 327, Bahrain
電話:(17)-716565
ホームページ:http://www.bh.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html別ウィンドウで開く

(注)金土以外の休館日は暦年ごとにホームページにて案内していますので,ご覧ください。

3 医務官駐在公館ではありません

 在クウェート日本国大使館 医務官が担当

4 衛生・医療事情一般

 バーレーン王国はアラビア半島の東方、北緯26度、東経50~51度に位置する大小33の島々からなります。気候は12月から3月は比較的涼しくしのぎ易い時期ですが、6月から9月は砂漠地帯特有の酷暑で湿度も高く、木陰でも40度を越えることも珍しくなく厳しい自然環境となります。国立サルマニア病院の設備はかなり充実し医師の水準もかなり高く、殆どの病気に対応可能ですが、医師以外の医療スタッフの水準低下が目立ちます。また、院内の英語表記も少なく、外国人にとっては不便です。一般疾患で受診する必要があれば、最新の設備と医療水準が期待できる私立病院の方が快適で安心だと思われます。ただ、転落事故・交通事故など警察の介入がある外傷の場合は国立病院で診断をうけてから、医療機関を選択するシステムになっています。また、重度外傷、狭心症・心筋梗塞、脳血管障害など重篤な疾患は国立病院で治療されます。海外旅行傷害保険での受診はいずれの病院でも受け付けていませんので、取り敢えず、現金、クレジットカードでの支払いが必要で、原則として検査も含め前払いです。海外旅行傷害保険会社への治療費、入院費等の請求は、治療終了後に行うことになります。

5 かかり易い病気・怪我

 基本的に風土病はありませんが、夏季には強い日差し、日中45度を超す高温、砂嵐による細かい砂塵により、熱中症、呼吸器系疾患(上気道炎)、眼科系疾患(結膜炎)、皮膚科系疾患(皮膚炎)に罹患しやすく健康管理には注意が必要です。

6 健康上心がける事

(1)水道水は海水を淡水化して送水しておりますが、飲用にはミネラル水が適しています。

(2)気温が極めて高いですが、湿度が低いため発汗を自覚しにくく、自分では気が付かないうちに、脱水状態に陥っている場合がありますので、意識して水分と塩分の両方を補給する様にしてください。

(3)日射病、熱射病(熱中症)になりやすいので、炎天下での行動は可能な限りさけてください。

(4)砂嵐の期間の外出は可能な限りさけ、外出時はマスクをして、うがいを励行してください。

7 予防接種(ワクチン接種機関を含む)

 現地のワクチン接種医療機関等についてはこちら(PDF)別ウィンドウで開く

(1)

 入国に際して義務付けられる予防接種はありません。しかしながら、A型肝炎、破傷風、B型肝炎ワクチン接種が薦められます。

(2)現地の小児定期予防接種

 各地区の保健所内予防接種センターにて予防接種可能です。

バーレーン国の小児の定期一般接種
  初回 2回目 3回目 4回目 5回目 6回目
BCG 生下時          
ポリオ(筋注) 2か月 4か月        
ポリオ(経口) 4か月 6か月 18か月 4-5歳    
DPT 2か月 4か月 6か月 18か月 4-5歳 13歳
Hib 2か月 4か月 6か月 18か月    
MMR 12か月 18か月        
水痘 12か月 3歳        
B型肝炎 生下時 2か月 4か月 6か月    
A型肝炎 15か月 2歳        
髄膜炎菌 2歳          
肺炎球菌 2か月 4か月 6か月 15か月    
ロタウイルス 2か月 4か月        

註:DPTの5回目、6回目は年長児・成人用3種混合ワクチンを接種

(3)

 小児が現地校に入学・入園する際にはBCG、ポリオ、DTP、麻疹の予防接種証明書が必要です。

8 乳児検診

 日本のような定期乳児健診はありませんが、乳児含む小児の健康診断(メディカル・チェック)は小児科のある私立病院で受診可能です。

9 病気になった場合(医療機関等)

 最寄りの医療機関を早めに受診してください。

マナマ市

(1)Bahrain Specialist Hospital(バーレーン・スペシャリスト・ホスピタル:私立)
所在地:Building 2743, Road 2442, Block 324, Juffair Area(海岸側)
電話:(17)-812-000、(17)-812-222、(17)-812-111(緊急)、ファックス:(17)-812-012
ホームページ:http://www.bsh.com.bh別ウィンドウで開く
電子メール:bshinfo@bsh.com.bh
概要:2003年に開院した最新の入院可能な私立総合病院で、邦人で入院が必要な場合にはこの病院をお勧めしています。診察時の使用言語:英語、アラビア語。
診療科目:内科、外科、小児科、産婦人科、耳鼻咽喉科、眼科、整形外科、泌尿器科、皮膚科、形成外科、理学療法科、歯科。緊急時24時間対応で、小児緊急受け入れも可能。成人健康診断は可能で、小児(乳児含む)健康診断も受診可能。
予防接種:インフルエンザ、A型肝炎、B型肝炎、髄膜炎菌、おたふく風邪、麻疹、風疹、水痘、ポリオ(経口)、Hib、破傷風、BCG。狂犬病と黄熱は不可。外来予約要。
診療時間:土~木曜日の9時~13時、16時30分~20時、金曜日休診。
支払い方法:バーレーンデイナール貨(BD)による現金支払いまたはCredit Card(VISA、Master)支払いが可能。
(2)American Mission Hospital(アメリカン・ミッション・ホスピタル:私立)
所在地:Building 133, Shaikh Isa Al Kabeer Ave, Manama Area
電話:(17)-253-447、(17)-248-118(緊急)、ファックス:(17)-234-194
ホームページ:http://www.amh.org.bh別ウィンドウで開く
電子メール:info@amh.org.bh
概要:1902年に設立したBahrain最初の私立病院ですが、新館もオープンし最新医療機器を配備している入院可能な総合病院です。診察時の使用言語:英語、アラビア語。
診療科目:内科、外科、小児科、産婦人科、耳鼻咽喉科、眼科、整形外科、形成外科、皮膚科、精神科、理学療法科、歯科。緊急時24時間対応で、小児緊急受け入れも可能。成人健康診断は可能で、小児(乳児含む)健康診断も受診可能。
予防接種:インフルエンザ、A型肝炎、B型肝炎、髄膜炎菌、おたふく風邪、麻疹、風疹、水痘、ポリオ(経口)、Hib、破傷風、BCG。狂犬病と黄熱は不可。外来予約要。診療時間は土~木曜日の7時30分~13時30分/15時30分~21時30分、金曜日休診。
支払い方法:バーレーンデイナール貨(BD)による現金支払いまたはCredit Card(VISA、Master)支払いが可能。
(3)International Hospital of Bahrain(バーレーン・インターナショナル・ホスピタル:私立)
所在地:Road 80, Budaya Highway, Block 422, Jidhafs Area
電話:(17)-598-222、(17)-590-575(緊急)、ファックス:(17)-590-495
ホームページ:http://www.ihb.net別ウィンドウで開く
電子メール:health@ihb.netcrm@ihb.net
概要:1978年設立の入院可能な私立総合病院です。診察時の使用言語:英語、アラビア語。
診療科目:内科、外科、小児科、産婦人科、耳鼻咽喉科、眼科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、形成外科、皮膚科、精神科、麻酔科、歯科。緊急時24時間対応で、小児緊急受け入れも可能。成人健康診断は可能で、小児(乳児含む)健康診断も受診可能。
予防接種:インフルエンザ、A型肝炎、B型肝炎、髄膜炎菌、おたふく、麻疹、風疹、水痘、ポリオ(経口)、Hib、破傷風、BCG。狂犬病と黄熱は不可。外来予約要。
診療時間:土~木曜日の9時~18時、金曜日休診。
支払い方法:バーレーンデイナール貨(BD)による現金支払いまたはCredit Card(VISA、 Master)支払いが可能。
(4)Salmaniya Medical Complex(サルマニア・メディカル・コンプレックス:公立)
所在地:Salmaniya Area
電話:(17)-288-888、(17)-284-083(緊急)、999(緊急)、ファックス:(17)-241-066
ホームページ:https://www.moh.gov.bh/HealthInstitution/SalmaniyaMedicalComplex?lang=en別ウィンドウで開く
電子メール:Sahainfo@health.gov.bh
概要:1957年設立の入院可能な国立総合病院です。交通事故で救急車を呼ぶとここに運ばれます。重篤な疾患の治療もこの病院で行われています。病院が大きく、英語表記が少ないために、道に迷います。診察時の使用言語:英語、アラビア語。
診療科目:内科、外科、小児科、産婦人科、耳鼻咽喉科、眼科、整形外科、脳神経外科、胸部外科、脊椎外科、外傷外科、泌尿器科、形成外科、皮膚科、精神科、麻酔科、歯科。緊急時24時間対応で、小児緊急受け入れも可能。ヘルス・ケア・センターで成人健康診断と、小児(乳児含む)健康診断を行っています。ヘルス・ケア・センターで、黄熱ワクチンを含む予防接種「インフルエンザ、A型肝炎、B型肝炎、髄膜炎菌、おたふく風邪、麻疹、風疹、水痘、ポリオ(経口および筋注)、Hib、破傷風、BCG、狂犬病、黄熱」を行っています。外来予約は不要ですが、予約が望ましいです。
診療時間:日~木曜日の7時~14時、金・土曜日休診。
支払い方法:バーレーンデイナール貨(BD)による現金支払いまたはCredit Card(VISA、Master)支払いが可能。
(5)King Hamad University Hospital(ハマド国王大学病院:公立)
所在地:Building2345,Road2835,Block228,Busaiteen P.O.Box24343
電話:(17)-444-444/17-444-777(Private Clinic Appointment)、ファックス:(17)-444-449
ホームページ:http://www.khuh.org.bh別ウィンドウで開く
電子メール:khuh@khuh.org.bh
概要:2010年設立のバーレーン防衛軍付属ですが、別会計の大学病院で311床と1952名の従業員を抱えています。Private Clinic部門(call Center+973-17444777)でバーハーレン人以外の診療を受け付けていますが、多くの患者が救急科(24時間受付999)を最初に受診して重症度別に他科に紹介されます。診察時の使用言語:英語、アラビア語。
診療科目:内科(一般内科、循環器科、集中治療科、呼吸器科、消化器科、内分泌科、腎臓科、神経内科、内分泌科、リウマチ科、癌治療科)、外科(一般外科、肥満外科、小児外科)、小児科(新生児集中治療科)、産婦人科、耳鼻咽喉科、眼科、整形外科、脊椎外科、外傷外科、リハビリ科、言語治療科、泌尿器科、形成外科、皮膚科、精神科、麻酔科、ペインクリニック、放射線科、核医学科、高圧酸素治療科、歯科、口腔外科、病理科。
緊急時24時間対応で、小児緊急受け入れも可能。ヘルス・ケア・センターで成人健康診断(標準75 BD、高度167 BDなど各オプションあり)を行っています。救急外来予約は不要ですが、他科受診時はPrivate Clinic部門を通じて予約が望ましいです。
診療時間:日~木曜日の4時~20時(14才以下の小児は月曜日と金曜日のみ)、金・土曜日休診。
支払い方法:バーレーンデイナール貨(BD)による現金支払いまたはCredit Card(VISA、 Master)支払いが可能。

リファ市

(1)Bahrain Defense Force Royal Medical Services(バーレーン・デフェンスフォース・ロイヤル・メディカル・サービス:公立)
所在地:West Riffa Area
電話:(17)-766-666 / (17)-766-233、ファックス:(17)-776-635
ホームページ:http://www.bdfmedical.org別ウィンドウで開く
概要:1968年にとりわけ軍人を治療するために開設したバーレーン・ロイヤル・メディカル・サービシーズはバーレーン・ディフェンス・フォース・ホスピタルとも言われ、バーレーン防衛軍付属の病院ですが、民間人も受け入れています。心臓の手術およびカテーテル治療が出来る国内唯一の病院です。診療時の使用言語:英語・アラビア語。
診療科目:胸部外科、神経外科、外科、内科、産婦人科、小児科、眼科、耳鼻咽喉科、整形外科、泌尿器科、皮膚科、精神科、歯科。緊急時24時間対応で、小児緊急受け入れも可能。健康診断は大人・小児(乳児含む)とも受診可能。
予防接種:インフルエンザ、A型肝炎、B型肝炎、髄膜炎菌、おたふく風邪、麻疹、風疹、水痘、ポリオ、Hib、破傷風、BCG。狂犬病と黄熱は不可。外来予約要。
診療時間:日~木曜日の8時~11時/16時~20時、金、土曜日は休診。
支払い方法:バーレーン・ディナール貨(BD)による現金支払い又はCredit Card(VISA、Master)支払いが可能。

10 その他の詳細情報入手先

(1)在バーレーン日本国大使館
ホームページ:http://www.bh.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html別ウィンドウで開く

(2)在クウェート日本国大使館
ホームページ:http://www.kw.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html別ウィンドウで開く
医務官室 連絡先:+965 2530 9400(内線9451)

11 現地語・一口メモ

 医療機関では、公立私立を問わず、医師には英語が通じます。「世界の医療事情」冒頭ページの一口メモ(もしもの時の医療英語)を参照ください。


Get Adobe Reader(別窓が開きます) Adobe Systemsのウェブサイトより、Acrobatで作成されたPDFファイルを読むためのAcrobat Readerを無料でダウンロードすることができます。左記ボタンをクリックして、Adobe Systemsのウェブサイトからご使用のコンピュータに対応したソフトウェアを入手してください。

このページのトップへ戻る
世界の医療事情へ戻る