世界の医療事情

スロベニア

平成30年10月

1 国名・都市名(国際電話番号)

 スロベニア共和国(リュブリャナ)(国際電話国番号386)

2 公館の住所・電話番号

在スロベニア日本国大使館 (毎週土日休館)
住所:Trg republike 3 / XI, SI-1000 Ljubljana, Republic of Slovenia
休館日:毎週土日,祝日
電話:(01)-200-8281, (01)-200-8282

(注)土日以外の休館日は暦年ごとにホームページにて案内していますので,ご覧ください。

3 医務官駐在公館ではありません

 在セルビア日本国大使館医務官が担当

4 衛生・医療事情一般

 旧ユーゴスラビアの一角にありながら地理的に最も西欧に近く経済的にも恵まれていたこともあり,衛生状態は良好で医療水準は先進国並みに高いレベルにあります。水道水は安全に飲用できます。医療施設は公立と私立があり,公立は国民健康保険でカバーされているため,患者が多く混みあっています。一方,私立病院の環境は良く,待ち時間も少なくてすみますが,医療費は高額となります。歯科,薬局ともに西欧と同等でともに問題ありません。英語が良く通じます。

5 かかり易い病気・怪我

(1)感冒

 冬は風邪やインフルエンザが流行します。

(2)ダニ脳炎

 中部,東部ヨーロッパを中心にダニを媒体として感染するウイルス性脳炎があります。当国も汚染地区となっており,そのダニはリュブリャナ市内の公園にも生息しています。春先から秋にかけて発症することが多く,咬まれたら必ず発症する訳ではありませんが,感冒様の症状が3~14日目から出始め,数週間後に発熱,頭痛,麻痺,意識障害等の脳炎症状を起こすことがあります。重症例は後遺症を残したり,死亡するケースもあります。ワクチンが有効です。

6 健康上心がける事

 日照時間が長い夏は睡眠不足で疲れやすく,逆に日照時間が短い冬は暗くて寒いのでうつ状態になりがちです。環境に自分の生活を上手に適応させることが大切です。

7 予防接種(ワクチン接種機関を含む)

 現地のワクチン接種医療機関等についてはこちら(PDF)別ウィンドウで開く

(1)赴任者に推奨する予防接種

 入国のために必要な予防接種はありません。赴任する方には,成人では,A型肝炎,B型肝炎,破傷風の予防接種を,小児では,日本の定期接種の他にA型肝炎を勧めています。

 ダニ脳炎には合計3回(1回目 2回目:初回投与後およそ1ヶ月後前後 3回目:初回投与後およそ12ヶ月後前後)のワクチン接種が必要です。日本では製造・販売されていないワクチンですが,一部の渡航医学外来の有る医療機関では接種が可能です。また,現地ではオーストリア製ワクチンの接種が可能です。(注文すれば,一般薬局での購入も可能です。)

(2)現地の小児定期予防接種

生後 DTaP ポリオ Hib B型肝炎 MMR BCG dTap HPV 破傷風
生下時 ○ 2) ○ 3)  
3ヶ月 ○ 1) ○ 1) ○ 1)
4-5ヶ月 ○ 1) ○ 1) ○ 1)
6ヶ月 ○ 1) ○ 1) ○ 1)
12-18ヶ月                
12-24ヶ月 ○ 1) ○ 1) ○ 1)  
5-6歳 ○ 6)
8歳
11-12歳 ○ 4)
16-18歳 ○ 5)

1) DTaP(ジフテリア,破傷風及び無菌体百日咳ワクチンの混合ワクチン)とポリオ及びHib(インフルエンザb菌結合型ワクチン)の五種混合ワクチンとして接種します。
2) 母親がHBsAg陽性の新生児に必須です。生後12時間以内にHB免疫グロブリンと同時に投与し始め,4回投与します。(0,1,2,12 ヶ月)
3) 5年以内に,結核蔓延地からの移住者の新生児に勧められます。
4) HPV(子宮頚癌ワクチン)は,全ての女児に接種が勧奨されています。2014年より2回投与となりました。
5) 破傷風は10年ごとに追加接種が勧められます。
6)3回投与します。

8 乳児検診

日程:受診希望日の約1週間前に電話予約(01-242-0700)

施設:バルソス・クリニック

費用:健診料65ユーロ(別途:予防接種 五種混合ワクチン35ユーロ)

9 病気になった場合(医療機関等)

 一般医及び専門医は多くの場合予約制となっています。救急時は,大学病院の救急センターが対応しています。

リュブリャナ

一般診療

(1)バルソス・クリニック(Barsos Medical Center)(私立病院)
所在地:Gregorčičeva 11
電話:(01)-242-0700 / (01)-242-0714(小児科)
概要:一般診療,小児科,婦人科,消化器内科,皮膚科等。私立病院。必要に応じて救急病院や専門医を紹介しています。外国人の受診も多く見られます。
(2)リュブリャナ大学病院(University Medical Centre Ljubljana / Univerzitetni Klinični center Ljubljana(UKL))(公立病院)
所在地:Zaloška cesta 2, 1000 Ljubljana
電話:(01)-522-5050
概要:救急以外の受診・入院は紹介患者のみ受付。
スロベニア内だけでなく,他の国からの患者も受け入れています。

救急診療(すべて公立病院)

(1)リュブリャナ大学病院・救急センター(Urgenca
所在地:Zaloška cesta 7, 1000 Ljubljana 入口:Bohoriceva streetから
電話:(01)-522-8408(救急) 救急車:112
概要:命の危険を伴う場合,また応急処置を要する場合24時間対応しています。
(2)コミュニティー・ヘルスセンター(Zdravstveni dom LjubjanaZ
所在地: Metelkova 9, 1000 Ljubljana
土曜日のみ:7時~19時
電話:(01)-472-3891 / (01)472-3717
小児科緊急時
毎日:19時~翌7時 / 土・日・祝:7時~19時
電話:(01)-472-3888(救急)
歯科治療緊急時
毎日:21時~翌4時 / 土・日・祝:8時~16時
電話:01-472-3718(救急)

10 その他の詳細情報入手先

在スロベニア日本国大使館 ホームページ:http://www.si.emb-japan.go.jp/website_jp/index_j.html別ウィンドウで開く

11 現地語・一口メモ

医師:zdravnik,ズドラウニック

薬局:lekarna,レカルナ

飲み薬:zdravilo,ズドラヴィーロ

座薬:svečka,スヴェーチカ

注射:injekcija,イニェクツィヤ

頭痛:glavobol,グラヴォボル

胸痛:bolečina v prsih,ボレチナ ウ プルスィフ

腹痛:bolečina v trebuhu,ボレチナ ウ トレブッフ

下痢:driska,ドリスカ

発熱:vročina,ヴロチーナ

吐き気:slabost,スラボスト

傷:rana,ラーナ

気分が悪い:Slabo se počutim,スラボ セ ポチュティム

病院へ連れて行ってください:Odpeljite me v bolnico,オドペリィテ メ ウ ボルニツォ

風邪をひいた:Prehladil sem se,プレフラーディウ セム セ

下痢をした:Imam drisko,イマム ドリスコ

めまいがする:Vrti se mi,ヴルティ セ ミ

ここが痛い:Tukaj me boli,トゥカイ メ ボリ


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