世界の医療事情

スロバキア

令和2年10月

1 国名・都市名

 スロバキア共和国(ブラチスラバ)(国際電話国番号421)

2 公館の住所、電話番号

○ 在スロバキア日本国大使館 (毎週土日休館)
住所:Hlavne namestie 2 813 27 Bratislava
電話:+421-2-5980-0100
ホームページ:www.sk.emb-japan.go.jp/別ウィンドウで開く

※土日以外の休館日は暦年ごとにホームページにて案内していますので、ご覧ください。

3 医務官駐在公館ではありません

 在オーストリア日本国大使館 医務官が担当

4 衛生・医療事情一般

 スロバキアは欧州中央に位置する内陸国で、冬季の平均気温は零度前後、夏季の平均気温は20度前後です。医療施設は一応整っており、ある程度の水準に達しています。しかし、英語が通じにくく、病院のシステムやサービスは余り合理的ではありません。受診に長時間待たされることもあります。医療費は外国人については実費払いで、西欧諸国に比べると費用は安いのですが、別途手数料を求める私立病院もあります。水道水は飲用できますが、場所によっては水道管が錆びていて鉄分や鉛成分が多く含まれている可能性があります。薬局の数は多く、在庫も十分にあり、処方箋無しで購入できる薬も少なくありません。歯科治療は西欧に比較して遜色ありません。

5 かかり易い病気・怪我

(1)感冒

 冬期は風邪の他に季節性インフルエンザが流行します。

(2)ダニ脳炎

 春先から秋にかけて、森林の中でダニに咬まれることにより感染し脳炎をおこすもので、死亡したり後遺症を残す例もあります。感冒に似た症状が3~14日目から出始め、数週間後に発熱、頭痛、麻痺、意識障害等の脳炎症状を起こします。治療法はなく、ダニに咬まれないような服装(帽子、長袖、長ズボン)や忌避クリームの塗布などを心がけてください。ワクチン接種が唯一の予防策です。

6 健康上心がける事

 日照時間が長い夏は睡眠不足で疲れやすく、逆に日照時間が短い冬は暗くて寒いこともあって抑うつ状態になりがちです。環境に自分の生活を上手に適応させることが大切です。また、日中でも天候や気温の変化が激しいので、雨具の携帯や衣服の着脱をこまめにするなどの留意をしてください。

7 予防接種

 現地のワクチン接種医療機関等についてはこちら(PDF)別ウィンドウで開く

(1)赴任者に推奨する予防接種

 A型肝炎、B型肝炎、破傷風のワクチン接種を薦めます。風土病であるダニ脳炎のワクチンは合計3回(2回目:初回接種1-3ヶ月後、3回目:2回目接種9-12ヶ月後)の接種が必要ですが、日本国内では入手困難で、入手できたとしても高価なので、現地で接種しましょう。

(2)現地の定期予防接種一覧(2020年10月)

スロバキアの定期予防接種一覧
生後 DTaP IPV Hib B型肝炎 MMR 肺炎球菌 BCG dT
2ヶ月 ○ 1) ○ 1) ○ 1) ○ 1) ○ 1)
4ヶ月 ○ 1) ○ 1) ○ 1) ○ 1) ○ 1)
10ヶ月 ○ 1) ○ 1) ○ 1) ○ 1) ○ 1)
14-17ヶ月 ○ 2)
4歳 ○ 2)
5歳 ○ 3) ○ 3)
10歳
12歳 ○ 3) ○ 3)
30歳 ○ 4)

D:ジフテリア、T:破傷風、aP:無菌体百日咳、IPV:不活化ポリオ、Hib:インフルエンザ菌b型、d:追加接種用の低容量ジフテリア、MMR:麻疹・風疹・流行性耳下腺炎

1) 6種混合ワクチン(DTaP+IPV+Hib+B型肝炎)
2) 3種混合ワクチン(麻疹、風疹、流行性耳下腺炎)、単独のワクチンはありません。2020年以降、MMR接種は、14-17ヶ月と4歳の2回となりました。2010年―2015年の間に生まれた子は、10歳にMMR接種を受けられます。
3) 4種混合ワクチン(dTaP+IPV)
4) dTの追加接種は15年毎

8 病気になった場合(医療機関等)

 電話番号「112」で救急車を依頼すると国立病院に搬送されますが、そこは英語対応ができないこともあって、結局は英語で対応できる私立病院を自力で受診することになります。しかし、そこでも時間外や休日になると、英語対応ができないことや、スタッフの数と質において緊急対応ができないことがあります。状況は徐々に改善されつつありますが、在留外国人の間では、車で20分のハインブルク(オーストリア側国境の町)や1時間のウイーンまで行く人も少なくありません。ただし、救急車は国境を越えてオーストリア側までは行くことが出来ないため、注意が必要です。

◎ブラチスラバ

(1)MEDISSIMO
所在地:Tematinska 5/A
電話:02 3230 2000/3030
概要:アメリカ大使館推薦の英語の通じる新しい病院。米国に長年滞在した内科専門医がいます。
(2)Procare Centrum
所在地:Jelačičova 7
電話番号:+421-907-888-999 (診察予約専用ライン)
概要:多くの診療科を備えた外来専用クリニック。比較的英語が通じます。
(3)Landeskrankenhaus Hainburg
所在地:Hofmeisterstraße 70, 2410 Hainburg (Austria)
電話:+43(2)1659-0501
概要:オーストリア側国境にある地域総合病院。英語で24時間救急・手術対応可能です。

一般・専門の医療施設検索サイト

http://www.zzz.sk別ウィンドウで開く(スロバキア語のみ)

  • 一般・専門の医師が働いている診療所は「Ambulancia」と呼ばれます。
  • 「Ambulancie」をクリックすれば、地域別の診療所が表示されます。
  • 地域別に様々な医師/診療所が選べます。(一般の医師は「Vseobecny lekar」又は「Prakticky lekar」)
  • 上記ホームページには、診療所「Ambulancie」以外にも、下記のような情報が掲載されています。
    1. 夜間、休日に緊急対応を提供している施設のリスト(「Pohotovosti」)
    2. 薬局のリスト(「Lekarne」)
    3. 健康保険会社のリスト(「Zdravotne poistovne」)

○ハインブルグ(オーストリア)

(1)Landesklinikum Thermenregion Hainburg
所在地:Hofmeisterstraße 70, 2410 Hainburg an der Donau, Austria
電話:+43 2165 9004 0
概要:ブラチスラバ中心部から車で20分程度のオーストリア側国境の町に位置する、オーストリア公立総合病院。比較的英語が通じます。

9 その他の詳細情報入手先

(1)在スロバキア日本国大使館 ホームページ:
http://www.sk.emb-japan.go.jp/jp/index.html別ウィンドウで開く

(2)予防接種スケジュール:
http://www.euvac.net/graphics/euvac/vaccination/slovakia.html別ウィンドウで開く

10 一口メモ

医師:lekár(医者が男性の場合:レカール)、lekárka(女性の場合:レカールカ)

飲み薬:liek(リエク)

坐薬:rektálny čapík(レクタールニー チャピーク)

注射:injekcia, striekačka(インイェクツィア 又は ストゥリエカチカ)

頭痛:bolesť hlavy(ボレスチ フラヴィー)

胸痛:bolesť na hrudi(ボレスチ ナ フルディ)

腹痛:bolesť brucha(ボレスチ ブルハ)

下痢:hnačka(フナチカ)

発熱:teplota, horúčka(チェプロタ 又は ホルーチカ)

吐き気:nevoľnosť(ニェヴォリュノスチ)

傷:rana, poranenie(ラナ、ポラニェニエ)

気分が悪い。:cítim sa zle, som chorý/á ツィーティム サ ズレ、又はソム ホリー(患者が男性の場合)/ ホラー(患者が女性の場合)

病院へ連れて行ってください。:Mohli by ste ma odviesť do nemocnice, prosím?(モフリ ビ スチェ マ オドヴィエスチ ド ニェモツニッツェ プロスィーム?)

風邪をひいた。:prechladla som/prechladol som(患者が女性の場合:プレフラドラ ソム/患者が男性の場合:プレフラドルソム)

めまいがする。:mám závrat(マーム ザーヴラット)

ここが痛い。:tu ma bolí(トゥ マ ボリー)

11 新型コロナウイルス関連情報

 状況の変化が早いため、大使館にお問い合わせ下さい。

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