世界の医療事情

令和6年10月1日

1 国名・都市名(国際電話番号)

ロシア(モスクワ、サンクトペテルブルク)(国際電話番号7)

2 公館の住所・電話番号

(首都)モスクワ

在ロシア日本国大使館 Embassy of Japan
住所:Grokholsky Pereulok 27, Moscow, 129090(毎週土曜日、日曜日休館)
電話:(495)-229-2550、51
ホームページ:在ロシア日本国大使館別ウィンドウで開く

サンクトペテルブルク

在サンクトペテルブルク日本国総領事館 Consulate-General of Japan
住所:Nabereznaya reki Moiki.29, Saint-Petersburg, 191186(毎週土曜日、日曜日休館)
電話:(812)-314-1434
ホームページ:在サンクトペテルブルク日本国総領事館別ウィンドウで開く

(注)土曜日、日曜日以外の休館日は暦年ごとにホームページにて案内していますので、ご覧ください。

(ロシアの極東地域は別掲)

4 衛生・医療事情一般

 2022年2月24日に開始されたロシアのウクライナ侵攻により、状況が変化しています。また西側諸国を中心とした経済制裁の影響を受ける部分については、今後の進展により事情が変化しうることに留意願います。

(1)気候

 モスクワ、サンクトペテルブルクなどのロシアのヨーロッパ部は、広大な国土の中では比較的温和な地域ですが、一般に寒冷で乾燥しており、寒暖の差が激しい大陸性の気候です。夏(6月から8月)には日中30℃を越える日もある一方で、冬はマイナス10℃以下の厳しい寒さが続き、時にはマイナス30℃近くまで下がることもあります。緯度が高いことから(モスクワ:北緯55度45分、サンクトペテルブルク:北緯59度56分、東京:35度39分)、冬季は日照時間が極端に短くなり、悪天候が重なると太陽を見ない日が続くことも少なくありません。

(2)医療の実情

 かつては旧態依然とした公立の医療機関しかなかったロシアですが、モスクワやサンクトペテルブルクなどの大都市では、立派な私立病院が存在します。CT・MRIなど検査機器や手術ロボットなどが導入され、医薬品・医療衛生材料も輸入品が普通に使われるなど、施設・設備については日本の基幹病院と遜色ありません。ロシアの資格を持つ日本人医師やロシア人日本語通訳がサポートする私立病院も存在します。

 公立病院もハード面の改善は進んでいますが、職員がロシア語しか解さず外国人には受診手続きが煩雑で、日本人は外国人向けの私立病院を私費診療で利用することが一般的です。

 私立病院の医療費は概して高額です。診察料として最低でも100から200ユーロ程度が必要で、そこに手技料・検査料・薬品代などが加わります。入院や手術を受ける場合は、事前に保証金(デポジット)の支払いを要求されます(例:急性虫垂炎で入院の場合5千ユーロ、椎間板ヘルニアの手術や狭心症で入院の場合2万ユーロ相当)。医療費は、ルーブル貨で請求され、現金あるいはクレジットカードで支払います(注:2024年10月現在ロシア国外で発行されたカードは利用不可)。なお、モスクワでは、海外旅行傷害保険のキャッシュレスサービスを利用できる私立病院がありますが、受診前に利用条件を十分確認してください。

 いずれにせよ、日本とは医療文化が異なり、きめ細かい医療サービスは期待できません。出産、緊急性のない外科手術、難易度の高い検査・処置などは日本で実施することをお勧めします。

(3)保健医療制度

 保健医療制度については、ソビエト時代からの制度が残っています。例えば、公立病院は、外来病院と入院病院、小児科専門病院、妊婦健診を受ける病院と分娩施設は別という具合に専門別に分かれています。日本の病院のように、外来も入院病棟もあって、各診療科が揃っている総合病院は国立の基幹病院を除いて多くはありません。また、子供を数日病欠させた後は治癒証明書が無いと復学できない、プールやマラソンに診断書が求められることも覚えておくと便利です。

(4)緊急移送

 ロシア都市部の医療水準は以前に比べて向上しており、脳血管疾患や心血管疾患、重症外傷といった一刻を争う救急疾患の診断・治療については、国外へ緊急移送するよりも、当地の設備の整った医療機関で対処した方が相対的なリスクが小さくなってきています。緊急移送が必要となった場合、ロシアからヨーロッパや日本への緊急移送は、非常に高額(東京への専用機移送の場合約2,000万円)ですので、海外旅行傷害保険への加入は必須となります。保険加入の際は、受診できる医療機関や受診方法、補償額、キャッシュレスサービス付帯の有無、免責事項など保険約款を確認してください。

(5)医薬品

 市内には24時間営業の薬局(Аптекаアプテカ)が至る処にあり、一般薬やサプリメント、マスク、手指消毒液、虫除け、絆創膏、サポーター等購入が可能です。睡眠薬や向精神薬以外は、処方箋が必要とされる薬であってもほとんど購入が可能です。また、他の欧米諸国同様ロシアで売られている医薬品は、日本に比べて容量の多いものが存在しており、注意が必要です。

5 かかり易い病気・怪我

 モスクワ、サンクトペテルブルク等の都市部には風土病といえるような病気はほとんどなく、通常見られる病気は日本とあまり変わりません。ただし、以下の病気には日頃から予防を心がけることが大切です。

(1)感冒

 モスクワは内陸性気候で寒暖の差が激しい一方で、ほとんどの住宅は地域暖房になっているため各家庭での室温調節が難しく、冬季には過度な暖房により室内が極端に乾燥します。乾燥した大気により、感冒に罹患しやすくなります。

(2)花粉症

 ロシア滞在中に花粉症を発症したり、日本以上に症状が強く出る方がいます。雪解けから春の訪れとともにハンノキ、4月下旬からは白樺の花粉が大量に飛散します。ポプラ(トーポリ)の季節(5月下旬から6月上旬)に症状を訴える人もいます。白樺アレルギー患者は、「口腔アレルギー症候群」といって生の果物(イチゴ、リンゴなど)を食べると口の中が腫れる場合があります。

(3)食中毒

 年間を通じて散発的に発生しています。サーモンやイクラなどをクレープに挟んで食べるロシアの料理ブリヌイなどでも、身近に発症する例が見られます。

(4)インフルエンザ

 主に冬季に流行します。ロシアでは乳幼児の流行が先行し、大人に広がる傾向があります。例年10月頃から外国人向けの私立病院でロシア製インフルエンザワクチンの接種が可能です。

(5)乾燥性皮膚炎

 特に冬季には皮膚が乾燥し、掻痒感・湿疹等を訴える方が増加します。日本から使い慣れた保湿剤を多めに持参しましょう。

(6)喘息

 当地は寒暖の差が激しく、空気が乾燥しており、喘息の既往歴のある人は十分注意が必要です。暖房給湯工場の排煙、車の排気ガス、スパイクタイヤの粉塵等、喘息の悪化条件が重なっています。

(7)交通事故

 ロシアの交通事故による死者は年間145,00人(2023年)で、日本に比べて(2,678人、2023年)、人口10万人あたりの死者数は5倍以上です。チャイルドシートの利用や後部座席でのシートベルト着用が法律で義務づけられており、タクシーの配車アプリでも、幼児がいる場合はチャイルドシートを備えた車を選択する必要があります。またシェアライドの手段として、都市部では自転車以外に電動キックボードが普及しています。時速25km以上の速度が出る上、音が静かなため、走行には注意が必要です。横断歩道などでは、歩行者優先が浸透しており止まる車が多いです。

(8)結核

 ロシアの結核感染率と死亡率は近年減少傾向にありますが、世界で最も深刻な結核蔓延国のひとつです。2022年の新規結核発症率(人口10万人中31.1人)は、欧米先進国の5倍以上、先進国でも多いといわれる日本(人口10万人中8.1人、2022年)に比べても4倍近い罹患率です。多剤耐性結核菌の蔓延も、日本同様に深刻な問題となっています。

(9)HIV・エイズおよび性感染症

 ロシアにおけるHIV感染新規患者数は年間約5万8千人人(2023年)であり、減少傾向にあります(2022年比4.6%減、2023年の日本における新規患者数は960人)。梅毒や淋病などの古典的な性感染症も依然として流行しています。

(10)その他

 モスクワおよびサンクトペテルブルク等の都市部では、ほとんど心配ありませんが、地方によっては以下の病気に注意が必要です。

ア ダニ媒介性脳炎

 中央から東ヨーロッパ、バルト3国、ロシアのシベリア、極東地域まで広く分布する風土病です。モスクワ市内はリスクが無いとされています。春から秋にかけて草原や森林地帯でマダニに咬まれて感染します。特効薬はありませんが、日本国内のトラベルクリニックや当地の外国人向けの病院・クリニックで、ワクチンの接種を受けることで予防が可能です。

イ クリミア・コンゴ出血熱

 春から夏にかけて散発的に発生します。ロシア南部、黒海沿岸地方等で年間80件ほどの報告があります。農場での感染が多いとされています。名前に反して、はっきり出血傾向が出るケースは少ないです。有効なワクチンはありません。

ウ ライム病

 森林・草原地域でマダニに咬まれて感染することが多いです。ワクチンはなく、抗菌薬で治療を行います。

 以上、アからウはダニが媒介する感染症で、ダニに刺されないことが重要です。野外では皮膚の露出を避け、忌避剤を使いましょう。

エ 炭疸

 シベリア潰瘍とも呼ばれています。炭疸菌に感染した食肉(牛肉等)に接触して感染します。シベリア南部で散発的に発生しています。

6 健康上心がけること

(1)飲料水

 上水道の水質は、配管の老朽化等の影響で、居住する地区・アパートによって、また季節によって一定ではありません。飲用には、浄水器を通した水道水、市販のミネラルウォーターが適しています。

(2)食品衛生

 食中毒と思われる症例は年間を通じて散発的に見られます。衛生管理の行き届いたレストラン、売店を利用するようにしましょう。

(3)「冬季うつ」の予防

  冬の時期には日光暴露の不足(時間、強度)から、眠気、倦怠感、食欲亢進、意欲の減退など「冬季うつ」と呼ばれる症状が出ることがあります。20から50代に起こりやすく、北欧では人口の1から3割が影響を受けると言われています。予防・治療は高照度の光を浴びることです。セラピーライトの利用や、昼間の散歩など外出する機会を増やすとよいでしょう。

(4)ビタミンD不足

 ビタミンDは、骨を丈夫にし、身体の代謝を調整するだけでなく、免疫にも関与する大事なビタミンです。食べ物から吸収する他に、日光を浴びることで皮膚において生成されます。ロシアでは妊婦や乳幼児(母乳にはビタミンDは含まれません)に対してビタミンDサプリメント投与が一般に行われています。特に陽射しの少ない冬期間はビタミンDが不足しがちです。キノコ類、魚介類、卵、乳製品を多めに摂取しましょう。

(5)大気汚染

 ロシアでも自動車の急激な増加で、排気ガスによる大気汚染が社会問題となっています。特に窒素酸化物(NO2)の大気中濃度はWHO(世界保健機関)の環境基準の4倍を超えるとの報告があります。さらに冬季はスパイクタイヤによる粉じん、給湯工場の排煙が加わります。また公共スペースでの喫煙が法律で禁止されているロシアでは、路上喫煙者に寛容で、お子様や煙の苦手な方は歩行時にも注意が必要です。

(6)冬季の寒さ・乾燥

 寒さのピークは1月から2月です。厳寒期には手袋、帽子、ブーツなどが必要です。スカーフやマフラーなどで鼻や口を覆うことは、上気道の弱い人にはお勧めです。子供は体温が低下しやすいため注意が必要です。また、暖房の効いた屋内は極端に乾燥し、相対湿度が10%を切ることも珍しくありません。居室・寝室の室温・湿度のチェックや、加湿器の使用をお勧めします。

(7)花粉症対策

 空気清浄機やマスクなど花粉症対策グッズが役にたちます。

(8)感染症予防

 当地では刺青、ボディピアス、パートナー以外との性交渉、野生動物との接触を避けるようにしてください。

(9)日本から持参すると良いもの

 体温計、温度計・湿度計、使い慣れた医薬品(感冒薬、胃腸薬、漢方薬、サプリメント、目薬、軟膏、保湿剤)など。

7 予防接種(ワクチン接種機関を含む)

 外国人向けの私立病院でも、MMRなど輸入ワクチンは品薄のことがあります。接種時期になる前に、余裕をもって医療機関にお問い合わせください。

(1)赴任者に必要な予防接種

 入国時に法的に接種を求められているワクチンはありません。

  • 成人:A・B型肝炎、破傷風が基本です。麻疹・水痘が散発していますので、未接種・未感染の場合は、MMRや水痘ワクチンも接種しておくと良いでしょう。赴任地域(上述参照)や屋外活動の程度によりダニ媒介性脳炎もお勧めします。
  • 小児:以下の表を参考にしてください。日本での定期予防接種に加えてA型肝炎、B型肝炎、おたふく風邪のワクチンの接種をお勧めします。

(2)現地の小児定期予防接種一覧

  初回 2回目 3回目 4回目 5回目 6回目
BCG 3から7日 6から7歳        
B型肝炎 出生時 1か月 6か月 12か月(注1)    
DTP 3か月 4か月半 6か月 18か月    
DT 6から7歳 14歳 以後10年毎
ポリオ 3か月
IPV
4か月半
IPV
6か月
IPV
18か月
IPV
20か月
OPV(IPV)
(注2)
6歳
OPV(IPV)
MMR 12か月 6歳        
肺炎球菌 2か月 4か月半 15か月      
Hib 3か月 4か月半 6か月 18か月    
インフルエンザ 6か月から
  1. (注1)高リスク児(母親がHBsAg陽性、慢性肝炎等)のみ
  2. (注2)4回目とそれ以後の予防接種は経口生ワクチン(OPV)を受けるべき。高リスク児(神経疾患、癌、HIV感染、免疫抑制等)は不活化ワクチン(IPV)を受けるべき。

(3)小児が現地校に入学・入園する際に必要な予防接種・接種証明

 基本的には日本での定期・任意予防接種で十分ですが、ツベルクリン検査結果や予防接種証明書を求められることがあります。また未接種のワクチンで接種が必要になった時や予防接種証明書の発行は外国人向け医療機関等で行うことができます。外国人はロシアで出生した場合を除いてBCGワクチンを受けることはできません。

8 病気になった場合(医療機関等)

  • 外国人向け病院は救急部を除き予約制です。初回受診にはパスポートが必要です。
  • 海外旅行傷害保険に加入している場合は、提携しているアシスタンス会社を通じて全て日本語で緊急アシスタンスサービスが受けられますので、適切な医療機関の紹介を受けてください。また保険会社と契約のある医療施設であれば、キャッシュレスサービスを受けられますので、事前に確認することをお勧めします。
  • 保険未加入の場合や保険会社の提携外医療施設であっても私費診療は可能ですが、受診に際しては十分な現金(ルーブルのみ、外貨での支払いは不可)かクレジットカード(当地ではVISAまたはMASTERが一般的です)を準備してください。(2024年10月現在ロシア国内で発行されたカード以外は使用不可)。
  • 公設救急車はダイヤル「03」(固定電話)、「103」(携帯電話)で呼ぶことができますが、全てロシア語の対応となり、症状に応じて救急医療を行っている公立病院に搬送されます(病院の指定はできません)。私立病院等は各々24時間対応の救急搬送サービスを行っており、希望すれば往診や他院への搬送も行ってくれます。
  • 公立の医療機関は、15歳未満の小児対象の小児病院と通常の(成人)病院に分かれています。緊急事態であっても小児が成人病院を受診することはできませんので注意してください。
  • (首都)モスクワ

    私立病院(順不同)

    (1)European Medical Center(EMC)Schepkina病院
    所在地:г. Москва, ул.Щепкина, д.35 (Schepkina street 35, Moscow)
    電話:(495)-933-6655(EMCグループの総合受付番号)
    概要:入院病棟、手術室、ICU、CT、MRIを備えた総合病院。24時間受診可。日本人家庭医および日本語通訳が勤務(通常火曜日から土曜日)。小児科、整形スポーツ専門および産科の分院あり。
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    (2)Global Medical System(GMS)
    ア GMS Clinic Smolenskaya
    所在地:1-й Николощеповский пер., д. 6, стр. 1 (6/1, 1-y Nikoloshchepovskiy street)
    イ GMS Clinic Yamskaya
    所在地:ул. 2-я Ямская, д.9 (2-ya Yamskaya street 9)
    電話:(495)-781-5577、(800)-302-5577
    概要:24時間受診可。入院も可能。平日は日本語通訳が勤務。
    ホームページ:Global Medical System(GMS)別ウィンドウで開く
    (3)клиники ОАО "Медицина"(Medicina)
    所在地:Москва, 2-й Тверской-Ямской переулок, дом 10 (2nd Tverskoy-Yamskoy street 10, Moscow)
    電話:(495)-775-7490、(495)-266-9540、(495)-116-7233(総合案内)
    概要:ロシアで最初にJCI(医療機関の国際認証制度)を取得した私立病院。最新鋭の医療機器が揃う。邦人の利用は少ない。
    ホームページ:клиники ОАО "Медицина"(Medicina)(英語)別ウィンドウで開く
    (4)Intermed Center
    所在地:4-й Монетчиковский пер., д.1/6, стр.3 (4th Monetchikovsky street, 1/6)
    電話:(495)-937-5757、(495)-959-4273
    概要:入院施設のある小病院。歯科も併設。パヴェレツカヤ駅から徒歩5分程度。
    ホームページ:Intermed Center(ロシア語)別ウィンドウで開く

    公立病院(順不同)

    (1)Мединцентр(Medincentre Polyclinic)
    所在地:4-ый Добрынинский пер., д.4 (4th Dobryninskiy street 4)
    電話:(499)-237-1706、(916)-664-0503(英語対応可能)、(499)-283-9363
    概要:ゴーリキー公園の南にある、元々は外国人用の外来診療所。現在は一般に開放。英語可。
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    (2)Городская клиническая больница имени С.П. Боткина(Botkin Hospital:ボトキン記念病院)
    所在地:2-ой Боткинский проезд, дом 5, корпус 5 (2nd Botkinskiy Proyezd, 5/5)
    電話:(499)-490-0303
    概要:ベラルーシ駅の北にある救急病院。病院敷地内に(1)-Medincentreの入院病棟(Korpus 5、(495)-945-7982(入院病棟)、(495)-653-1457(外来受診))がある。公設救急車(ダイヤル03、103)を呼んだ場合に搬送される事が多い病院。
    ホームページ:Городская клиническая больница имени С.П. Боткина(Botkin Hospital:ボトキン記念病院)(ロシア語)別ウィンドウで開く
    (3)Центральная клиническая больница(Central Clinical Hospital:大統領府中央病院)
    所在地:ул. Маршала Тимошенко 15 (Marshal Timoshenko street 15)
    電話:(495)-530-0111
    概要:市内西部のKuntsevoの森の中に位置する旧クレムリン病院。検査機器、手術設備が整い、外国人向けの私立病院が重症患者を入院させることがある。会員契約が無い外国人が直接利用することは困難。
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    歯科クリニック(順不同)

    (1)Global Medical System (GMS) Dental
    所在地:1-й Николощеповский пер., д. 6、 стр. 1 (6/1, 1-y Nikoloshchepovskiy street)
    電話:(495)-266-2325、(495)-781-5577
    診療時間:9時から21時
    概要:GMS Clinic Smolenskaya内にある。日本語通訳対応可能
    ホームページ:Global Medical System (GMS) Dental(ロシア語)別ウィンドウで開く
    (2)US Dental Care
    所在地:Олимпийский проспект, д.16, стр.5 ((Olympiyskiy prospect 16, bld.5)
    電話:(495)-933-8686
    診療時間:月曜日から金曜日8時から20時、土曜日・日曜日9時から18時
    概要:院長は米国の歯科大学卒。日本語通訳アレンジ可。
    ホームページ:US Dental Care(ロシア語)別ウィンドウで開く
    (3)EMC Dental Clinic
    所在地:129090, г. Москва, ул. Щепкина, д.35 (Schepkina street 35)
    電話:(495)-933-6655
    診療時間:月曜日から日曜日9時から21時
    概要:EMC Schepkina病院内にある歯科。
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    サンクトペテルブルク(順不同)

    (1)AMC(Adamant Medical Clinic & Hospital)
    所在地:Санкт-Петербург, набережная реки Мойки, д. 78. (Moika Embankment 78, St. Petersburg)
    電話:(812)-740-2090
    概要:私立の欧米系クリニック。各診療科が揃う。市の中心部にある。
    ホームページ:AMC(Adamant Medical Clinic & Hospital)(英語)別ウィンドウで開く
    (2)Scandinavia Clinic in St Petersburg
    所在地:4/1 Ilyshina street, Saint-Petersburg (ул. Илюшина, 4/1)
    電話:(812)-565-97-84
    ホームページ:Scandinavia Clinic in St Petersburg(ロシア語)別ウィンドウで開く
    概要:サンクトペテルブルクで最も歴史のある私立病院。フィンランドの資本で建設され、現在はロシア企業が運営。元々不妊治療を目的に設立され、現在も人工授精、分娩を多数行う。脳外科、心臓外科以外の総合病院でMRI、CTを含む高度な医療機器が整う。特に小児科と産婦人科は落ち着いた雰囲気で、不安を軽減する取り組みがなされている。
    ホームページ:Euromed Clinic(英語)別ウィンドウで開く
    (3)Клиника Медси Санкт-Петербург(CLINIC MEDSI)
    所在地:Санкт-Петербург, ул. Марата, 6 (Marata street 6, St. Petersburg)
    電話:(812)-612-3911
    概要:旧MEDEM。CTやMRIなど設備の整った私立総合病院。小児科も併設。産婦人科はあるが分娩は受け付けていない。一部の医師と受付は英語可。
    ホームページ:Клиника Медси Санкт-Петербург(CLINIC MEDSI)(ロシア語)別ウィンドウで開く
    (4)ЕвроМед(Euro Med Clinic)
    所在地:Санкт-Петербург, Суворовский проспект, 60 (Suvorovsky Prospect 60, St. Petersburg)
    電話:(812)-327-0301
    概要:内科、外科、整形外科、産婦人科、小児科、眼科、耳鼻咽喉科を持つ私立病院。

    10 一口メモ

     「世界の医療事情」冒頭ページの一口メモ(もしもの時のロシア語)を参照願います。

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