世界の医療事情

北マケドニア共和国

令和2年10月

1 国名・都市名

 北マケドニア共和国(スコピエ)(国際電話国番号389)

2 公館の住所、電話番号

○ 在北マケドニア共和国日本国大使館 (毎週土日休館)
住所:Embassy of Japan in North Macedonia
Filip Vtori Makedonski 3, Soravia Center 6F, Skopje 1000, North Macedonia
電話:+389 (2) 3118-063
Fax:+389 (2) 3117-440
ホームページ:www.at.emb-japan.go.jp/mk/jp/index.html別ウィンドウで開く

※土日以外の休館日は暦年ごとにホームページにて案内していますので、ご覧ください。

3 医務官駐在公館ではありません

 在オーストリア日本国大使館医務官が担当

4 衛生・医療事情一般

 北マケドニアはバルカン半島にある内陸国で、国土の大部分が山地です。人口は約210万人(2017年)。気候は地中海性気候と高山性気候の中間にあり、冬季は高山地方は雪に閉ざされる一方、夏季は最高気温が40度に達することもあります。衛生状況は良好で、水道水は基本的にはそのまま飲用できます。医療事情も良好でどの診療科も特に問題なく受診できますが、感染症や予防接種は国家政策によって規制があります。医師は英語を話しますが、他の医療従事者ではマケドニア語が必要な場合があります。国民健康保険に加入できない外国人の医療費は非常に高額なので、海外旅行傷害保険等に必ず加入しておきましょう。

5 かかり易い病気・怪我

(1)大気汚染による呼吸器疾患・眼疾患

 首都スコピエは欧州で最も大気汚染指数の高い都市のひとつで、特に気象条件や暖房のために冬季には注意が必要です。風邪の咳が長引いたり、眼が痛くなったりしやすく、汚染の強い日には窓を閉めたりうがいを心がけたりしてください。学校の臨時休校や外出禁止令が出ることもありますので、ニュースに気をつけてください。

(2)サルモネラ感染症・感染性胃腸炎

 夏季にはアイスクリームやサンドイッチ(マヨネーズ)からサルモネラ腸炎に感染することがありますので、きちんと保冷されている店で購入するようにしてください。

(3)脱水症・熱中症

 年間を通して乾燥が強いので、汗をかかなくても身体から水分が奪われて脱水を起こしやすいです。のどが渇いたと思う前に、少しずつ水分補給を心がけてください。また夏季は高温のため、年配者や妊婦は外出を控えるように政府通告が出ることもあります。通告が出なくとも、日焼け止め、帽子、サングラスをつけ、日差しの強い10時から15時まではなるべく外出を控えるようにしてください。

6 健康上心がける事

 夏は日照時間が長いので睡眠時間が短くなってとかく疲れやすく、逆に冬は日照時間が短くなり寒く暗いので抑うつ状態になりがちです。環境に自分の生活を上手に適応させることが大切です。

7 予防接種

 現地のワクチン接種医療機関等についてはこちら(PDF)別ウィンドウで開く

(1)赴任者に推奨する予防接種

 A型肝炎、B型肝炎、破傷風のワクチン接種を薦めます。

(2)現地の小児定期予防接種一覧(2019年11月)

マケドニアの小児予防接種一覧(2018年11月)
生後 DPT Hib ポリオ(IPV) 肺炎球菌 B型肝炎 ロタ DT MMR dT-IPV TT BCG HPV
24時間以内
2ヶ月 1)
3,5ヶ月 2)
6ヶ月 1)
12ヶ月
18ヶ月 2)
4歳
6歳
7歳
12歳
14歳
18歳

1) DPT(ジフテリア・破傷風・百日咳ワクチン)、Hib(インフルエンザ菌b型ワクチン)、ポリオ及びB型肝炎の6種混合ワクチンとして、あるいは個々に接種される。

2) DPT(ジフテリア・破傷風・百日咳ワクチン)、Hib(インフルエンザ菌b型ワクチン)、ポリオの5種混合ワクチンとして、あるいは個々に接種される。

 定期予防接種に関しては公立病院ならどこでも接種を受けることができますが、カルテは病院に保管されるので、途中で病院を変わることはできません。外国人もそれまでに接種したワクチン記録(英語)を持参すれば、マケドニアの公的スケジュールに則ったワクチン接種を受けられますが、有料になる可能性があります。

8 病気になった場合(医療機関等)

 感染症はすべて公立病院で診察・治療することになっています。公立病院でも外国人は有料で、私立とほぼ同じ治療費がかかりますが、サービスはあまり良いとはいえません。感染症以外は救急も含めて私立病院が利用可能です。私立病院では受診は予約が原則ですが、救急は24時間受け入れています。診察料、治療費等は病院によって違いますが、通常は高額ですので、必ず海外旅行傷害保険に加入しておくか、または別途個人保険に加入することを勧めます。日本語の通じる病院はありませんが、英語が通じます。

◎首都スコピエ

(1)ACIBADEM SISTINA (アシバデム システィーナ) 私立
所在地:Skupi 5A 1000 Skopje
電話:コールセンター 02 3099 500
概要:290床の総合病院で歯科も含め全科があります。国際基準認定病院で、日本や他のEU先進国と同等の医療レベルです。得意診療科は産婦人科、小児科、心臓外科、胸部外科で外国から患者も来院しています。夜間救急も受け入れています。各種保険会社連携病院でもあり、国外緊急移送アレンジも可能。治療費はかなり高額なので、海外旅行傷害保険の加入が必要です。
(2)Re medika (レメディカ) 私立
所在地:XVI Mekedonska brigade 18 1000 Skopje
電話:02-2603-100, 2603-110
概要:64床の総合病院で、大使館員がよく利用しています。国際基準認定病院で日本や他のEU先進国とほぼ同等の医療レベルです。小児科の専門医が充実しており、他にも産婦人科、耳鼻科、泌尿器科を得意としています。夜間救急は外科、産婦人科、心臓外科、小児科を中心に受け入れています。治療費は上記(1)のアジバデム・システィーナ病院の約半額ですが、やはり高額なので、海外旅行傷害保険の加入が必要です。
(3)Zan Mitrav Clinic (ジャン・ミトラブ) 私立
所在地:Bledski dogovor 8, 1000 Skopie
電話:02-3091-484
概要:外科系私立病院ですが、280病床、医師40名で検査・手術・受診は24時間受け入れています。特に心臓手術・検査が得意で多くの患者が国内外から受診していますが、他に産婦人科、外科、胸部外科、小児外科、泌尿器科など。各種保険会社の提携病院で、スタッフも全員英語を話します。治療費はかなり高額なので、海外旅行傷害保険の加入が必要です。

9 一口メモ(現地語で記載し、そのあとにカタカナで発音を示してください)

医師:лекар(レカル)

飲み薬:лек(レク)таблета(タブレタ) апче(アプチェ)

座薬:супозиторија(スポジトリヤ)

注射:инекција(イネクツィア)

頭痛:главоболка(グラヴォボルカ)

腹痛:болка во стомак(ボルカ・ヴォ・ストマク)

下痢:дијареа(ディヤレア)

発熱:висока температура(ヴィソカ・テムペラトゥラ)

吐気:повраќање(ポヴラキャニェ)

傷:рана(ラナ)

気分が悪い:Не се чувствувам добро. (ネ・セ・チュフストヴヴァム・ドブロ)Лошо ми е.(ロショ・ミ・エ)

病院へ連れて行って下さい:Ве молам однесете ме во болница.(ヴェ・モラム・オドネセテ・メ・ヴォ・ボルニツァ)

風邪をひいた:Настинат/ -та сум.(ナスティナト(男性の場合)/ナスティナタ(女性の場合)・スム)

下痢をした:Имам/в дијареа.(イマム(現在形)/フ(過去形)・ディヤレア)

めまいがする:Зашеметен/ -на сум.(ザシェメテン(男性の場合)/ザシェメテナ(女性の場合)・スム)

ここが痛い:Тука ме боли.(トゥカ・メ・ボリ)

10 新型コロナウイルス関連情報

 状況の変化が早いため、大使館にお問い合わせ下さい。


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