世界の医療事情

クロアチア

2022年10月

1.国名・都市名・国際電話番号

 クロアチア共和国(ザグレブ)(国際電話国番号385)

2.公館の住所、電話番号

在クロアチア日本国大使館
住所:Boskoviceva 2, 10000, Zagreb, Republic of Croatia
休館日:毎週土日及び祝日
電話:+385-1 -4870-650

3.医務官駐在公館ではありません

 在セルビア日本国大使館医務官が担当

4.衛生・医療事情一般

 クロアチアの気候は、景勝地ドブロブニクやスプリットなどがあるアドリア海沿岸地域の地中海性気候と、首都ザグレブなど内陸部の大陸性気候に分類されます。アドリア海沿岸地域は冬期でも比較的温暖ですが、内陸部では12月から1月の平均最低気温は3.4度です。衛生状態は先進国一般の水準にあるといえます。

 水道水は飲んでも差し支えありませんが、石灰分の多い硬水です。

 公立病院は未だ施設が古いところもありますが近年医療機材の更新が進んでいて、急患にも対応できます。ザグレブ市内では近代的な私立病院や個人医院も徐々に増えています。薬局では抗生物質や特殊な薬剤を除いて処方箋がなくても購入できます。一般に英語がよく通じます。

5.かかり易い病気・怪我

(1)細菌性食中毒

 外食の際には、卵料理やマヨネーズを用いた料理ではサルモネラ菌による食中毒の危険があるので注意が必要です。また、農家などで私的に屠殺、解体した食肉の購入にも注意して下さい。

(2)ダニ脳炎

 内陸部はダニ脳炎汚染地帯で、春先から秋にかけてダニに咬まれることによって脳炎を起こすことがあり、死亡例や後遺症が報告されています。森林地帯に入る方はダニに刺されないような服装や忌避クリームの塗布を心がけて下さい。治療法はなく、ワクチン接種が唯一の予防策です。

6.健康上心がける事

 夏期には紫外線が強いため紫外線対策が必要です。外出の時には日焼け止め、サングラス、帽子などを着用したほうがよいでしょう。

7.予防接種

 現地のワクチン接種医療機関等についてはこちら(PDF)別ウィンドウで開く

(1)赴任者に必要な予防接種(成人、小児)

 入国のために必要な予防接種はありません。赴任する方には、成人では、A型肝炎、B型肝炎、破傷風の予防接種を、小児では、日本の定期接種の他には、A型肝炎を勧めています。

 ダニ脳炎には合計3回(1回目 2回目:初回投与後およそ1ヶ月後前後 3回目:初回投与後およそ12ヶ月後前後)のワクチン接種が必要です。日本では製造・販売されていないワクチンですが、一部の渡航医学外来の有る医療機関では接種が可能です。また、現地ではオーストリア製ワクチンの接種が可能です。(注文すれば、一般薬局での購入も可能です。)

(2)現地の小児定期予防接種一覧

現地の定期予防接種一覧
初回 2回目 3回目 4回目 5回目
BCG 出生時        
DTaP-Hib-HepB-IPV 2ヶ月 4ヶ月 6ヶ月 15から18ヶ月  
PCV 2ヶ月 4ヶ月 1歳    
DTaP追加接種 7歳 14歳      
IPV追加接種 7歳 14歳      
MMR 1歳 7歳      

 DTaP:(無細胞性ワクチン)
 IPV:不活化ポリオ Hib:インフルエンザb菌
 MMR:麻疹、おたふく風邪、風疹 HepB:B型肝炎  PCV:肺炎球菌結合型ワクチン

(3)小児が現地校に入学・入園する際に必要な予防接種・接種証明書

 小児定期予防接種を受けていれば新たに接種するものはありませんが、学校・幼稚園によっては今までの予防接種記録を書面で提出させるので、学齢期の子供を同伴させる場合は母子手帳や予防接種手帳などの予防接種記録を持参することをお勧めします。

(4)乳児健診

 クロアチアでは地区保健所及び病院の小児科で生後1ヶ月、2ヶ月、4ヶ月、6ヶ月、12ヶ月~14ヶ月、2歳、4歳に小児健診が行われます。

8.病気になった場合(医療機関等)

 救急車を依頼する時の電話番号は「194」です。病院の指定はできません。クリニック等を受診する時はあらかじめ電話等で受診したい診療科や医師を確認しましょう。

◎ザグレブ

(1)Klinicki Bolnicki Centar Zagreb (University Hospital Center Zagreb)
所在地および代表電話番号:Kispaticeva 12, Zagreb +385-1-2388-888
ホームページ:http://www.kbc-zagreb.hr別ウィンドウで開く
概要:ザグレブ大学医学部付属病院で、クロアチアの医療の拠点となる総合病院群です。疾患別に病院が分かれていますので、事前に受診する病院の場所を確認する必要があります。MRIを初め、最新の検査設備が備えられ、日本とほぼ同レベルの医療が受けられます。但し、院内には英語の表示は余りありません。職員の多くは英語を話します。
(2)Klinicki Bolnicki centar Sestre Milosrdnice(シスターズオブマーシー大学病院センター)
所在地:Vinogradska 29, 10000 Zagreb
電話:+385-1-3787-111
ホームページ:http://www.kbcsm.hr別ウィンドウで開く
概要:16の診療科、緊急
(3)Poliklinika Medikol
所在地:Vocarska cesta 106, 10000 Zagreb
電話:+385-1-4594-777
ホームページ:http://www.medikol.hr別ウィンドウで開く
概要:外来診療のみで入院設備はありませんが、特に画像診断設備が充実しており、CT、MRIがあります。
(4)Poliklinika Aviva
所在地:Nemetova 2, 10000 Zagreb
電話:+385-1-4693-111
ホームページ:https://poliklinika-aviva.hr/en/別ウィンドウで開く
概要:私立医院です。外来診療のみで入院設備はありませんが、リハビリテーション施設が充実しています。
(5)Svjetlost eye clinic
所在地:Vjekoslava Heinzelova 39, 10000 Zagreb
電話:+38517775600
Web:https://svjetlost.hr別ウィンドウで開く
概要:眼科専門の私立病院。

○ドブロブニク

OPCA BOLNICA DUBROVNIK (Dobrovnik General Hospital)
所在地:Dr. Roka Misetica 2, 20000 Dubrovnik
電話:+385-2-431-777
ホームページ: http://www.bolnica-du.hr/別ウィンドウで開く
概要:ドブロブニクで最大規模の国立病院です。旧市街から離れたLapad地区にあります。

9.その他の詳細情報入手先

 大使館のホームページ:https://www.hr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html別ウィンドウで開く

10.現地語・一口メモ

 医師:doktor ドクトル

 飲み薬:medicina メディツィーナ

 座薬:supozitorij(čepić) スポジトリィ(チェピッチ)

 注射:injekcija インエクツィヤ

 頭痛:glavobolja グラヴォボリャ

 胸痛:bol u prsima ボル ウ プルシィマ

 腹痛:bol u trbuhu ボル ウ トルブフ

 腹痛:bol abdomena ボル アブドメナ

 下痢:proljev プロリェヴ

 発熱:groznicavisoka temperatura グロズニツァ/ヴィソカ テンペラトゥラ

 吐き気:mučnina ムチュニーナ

 傷:ozljeda オズリェダ

 気分が悪い:Lose se osjećambolestan sam ロシェ セ オシェチャム/ボレスタン サム

 病院へ連れて行ってください: odvedisti me u bolnicu オドヴェディテ メ ウ ボルニツ

 風邪をひいている:Imam prehladu イマム プレフラドゥ

 医者/救急車を呼んでください:Nazovite lijecnika/hitnu pomoc ナゾヴィテ リェチュニカ/ヒトヌ ポモチ

 めまいがする:Vrti mi se ヴルティ ミ セ

 ここが痛い:Ovdje me boli オヴデェ メ ボリ

 息苦しい:Tesko mi je disati テシュコ ミ イェ ディサティ

11.新型コロナウイルス感染症情報

 2020年3月に世界保健機関(WHO)がパンデミックを宣言した後、2022年3月に最後の波が収束後は、国内の感染状況は落ち着いています。2022年10月現在では規制はありませんが、適宜、マスク着用、手洗いなどの基本的な予防対策を行ってください。手指消毒用アルコール、マスクなどは薬局等で容易に入手できます。クロアチア政府は情報提供のため、ウェブサイトを開設し、感染者数等に関して毎日最新情報を更新しています。また新型コロナウイルス感染が疑われる際には、かかりつけ医に、かかりつけ医がいない場合は、滞在地域を管轄する公衆衛生局に連絡し、指示を仰ぐよう案内しています。

このページのトップへ戻る
世界の医療事情へ戻る