世界の医療事情
コロンビア
1 国名・都市名(国際電話番号)
コロンビア共和国(国際電話番号57)
2 公館の住所・電話番号
- 在コロンビア日本国大使館(毎週土曜日、日曜日休館)
- 住所:Carrera 7 No.71-21 Torre B Piso 11 Bogotá Colombia
- 電話:+57(601)317 50 01
- ホームページ:在コロンビア日本国大使館
(注)土曜日、日曜日以外の休館日はホームページにて案内していますので、ご覧ください。
4 衛生・医療事情一般
コロンビアは北緯12度から赤道を挟んで南緯4度までにわたる熱帯の国です。中央に3本に分かれたアンデス山脈が走り、首都ボゴタ(Bogotá)をはじめ主要な都市は熱帯病の危険の少ない高地にあります。気候は低地の熱帯雨林気候から冷涼で変化の激しい山岳性気候まで変化に富んでいます。
主要都市において衛生事情は比較的良好ですが、農村部、特に低地の熱帯雨林地域では衛生事情が悪く、様々な熱帯病や感染症が蔓延しています。コロンビアでは、標高によって気をつけなければいけない病気が異なります。ボゴタなど2,000mを越える都市はデング熱やマラリアなどの感染症に罹る危険性はほとんどありませんが、アマゾン、オリノコ川周辺、太平洋側、カリブ海側では後に述べる蚊媒介感染症、食中毒に罹る危険性がより高くなり、十分な注意が必要です。一般的に水道水は直接の飲水や料理に利用することを避け、ペットボトルの水または浄水器を通した水を利用することをお勧めします。食肉、魚、野菜の生食などはなるべく避け、茹でる、焼く、炒める、皮をむくことを原則にしてください。
2024年の人口あたりの医師数は23.6人/人口1万人(日本27.5人)です。乳児死亡率は11.1人/1,000出生(日本1.7人)、妊産婦死亡率83.0人/10万出産(日本2.7人)です。2022年の平均寿命は73.66歳(男性71.6歳、女性77.6歳)です(日本男性81.09歳、女性87.14歳 厚労省2023年)。主な死亡原因は心疾患、暴力による他殺、脳卒中、肺疾患、交通外傷、慢性腎臓病、高血圧、胃がんの順になっています。
基本的にコロンビアの医療水準は中南米の中では高い方です。しかし、医療サービスにおいて、都市部と地方との格差はあります。また、病院ではスペイン語しか通じないことが多いです。ボゴタ、メデジン、カリにはレベルの高い私立病院があり、外国人専用の受付もあり、救急は24時間受け入れています。但し高額になるため海外旅行傷害保険への加入は必須です。
5 かかり易い病気・怪我
ボゴタなどの高原都市とそれ以外の地方では罹り易い病気、感染症が異なりますのでご注意ください。
(1)生活習慣病
海外生活という開放感から暴飲暴食になりがちです。不摂生が続くとのちに脳卒中や心臓病の原因となることもありますので健康管理に気を配ってください。また、長期滞在者の中には、人間関係でストレスをためることもあり、うつ気分に陥ることもあります。休日を確実に取る、スポーツや趣味を楽しむ、旅行に出かける、友人を作るなど気分転換を図りましょう。
(2)胃腸障害と食中毒
都市部では重症の食中毒をあまり経験しませんが、加熱が不十分な食肉で嘔吐、下痢、腹痛を起こすことがありますので、十分火を通した上で食べるようにしてください。刺身、寿司などを食べる場合は信頼のおける飲食店を利用してください。
(3)交通事故
コロンビアの国家警察のデータよると、コロンビアでの交通事故死者数は日本の約7倍の高い頻度となります。交通事故死の3大要因として、速度超過、交通標識の無視、飲酒運転が挙げられており、他にも医療機関の交通事故への対応が十分でないこと(多発外傷を治療する病院は地方にはありません)、運転免許の取得が容易であることなどが指摘されています。当地においては、とにかく車優先社会であるということを認識しておく必要があります。建物の駐車場から歩道へかなりの速度で車が出てきたり、バイクが車の間をぬって走ったりすることもよくあり、車間を横断する場合は十分に気をつける必要があります。大きな通りの中央には自転車専用道路があり、自転車、電動キックボードなども走っており、車道を横断する際には車やバイクのみならずこれらにも十分に気をつける必要があります。総じて交通マナーが悪く、十分な注意が必要です。
なお、当地ではタクシーを含め、後部座席のシートベルト着用が法律で義務づけられていますので、必ずシートベルトを着用してください。運転する際に過剰にスピードを出さない、比較的大きな車に乗るなど、交通事故に遭わないよう、また事故に遭っても重傷を負うことのないよう、日頃から十分注意をしてください。
(4)一般感染症
ア 季節性インフルエンザ(スペイン語、英語Influenza)
5月から6月、8月から12月にかけて流行します。高齢者やお子さんが感染すると重症化することがありますので渡航前の予防接種をご検討下さい。
イ 狂犬病(スペイン語 Rabia、英語 Rabies)
狂犬病は、狂犬病ウイルスに感染している野生動物にかまれたり引っかかれたりすることにより感染する人獣共通感染症です。発症すると100%死に至ります。もし狂犬病ウイルスに感染している可能性のある動物にかまれたり、引っかかれたりした場合は、まず傷口を石鹸と水でよく洗い流し(推奨15分程度)、すぐに医療機関を受診するようにしてください。事前に狂犬病のワクチンを接種している方でも、発症予防のために暴露後(かまれたり、引っかかれたりした後)にワクチンの接種が必要です。2004年から2022年までの狂犬病に感染していた野生動物が確認された地域は、カリブ海岸低地が75%を占めており、他の地域でも犬、猫、狐、コウモリへのウイルス感染が確認されています。コロンビアでは狂犬病は根絶されていないため、長期滞在する場合には事前の予防接種をお勧めします。くれぐれも、家畜や野生動物への接触は控えてください。
(5)血液・体液を介する感染症
汚染された水や食物の摂取、感染者との直接接触で感染するA型肝炎、血液や体液を介して感染するB型肝炎、血液を介して感染するC型肝炎、避妊をしないで性的接触することで感染するHIV・淋菌感染症・梅毒・性器クラミジア感染症・性器ヘルペスウイルス感染症などの性感染症があります。コロンビアでのHIVの患者数は23万人(日本での2023年までの累計35,381人)、年に1万人(日本960人)が新たに感染すると推定されています(UNAIDS2023)。ワクチンのあるA型肝炎、B型肝炎については渡航前に予防接種を是非済ませてください。
(6)蚊媒介感染症(スペイン語 Infección tropical、英語 Tropical infection)
コロンビアで頻度が高い感染症は、蚊が原因ウイルスを媒介するマラリアとデング熱ですが、標高が低くなるにつれ感染するリスクが高くなってきます。CDC(アメリカ疾病予防管理センター)では、マラリアは標高1,700m以下のほぼ全域、黄熱は標高2,300m以下のほぼ全域で感染する可能性があると警告しています。デング熱、ジカ熱に関しても、1,700m以下では感染する危険性があります。予防策として、肌の露出を避け、虫除けスプレー(DEET30%、12歳以下はイカリジン15%を推奨)を使用(服の上からでも可、1日2-3回推奨)、宿泊する場合は密封性の高い部屋を選ぶ、蚊帳や蚊取り線香を利用する等の対策をとって下さい。
また、帰国後2週間以内に発熱があれば、必ず病院を受診して下さい。また、黄熱も蚊を媒介とする感染症です。2024年現在、ボゴタのエル・ドラード国際空港や一部市内の病院で、無料の接種が受けられるサービスを実施中です。
その他、サシガメという虫によって媒介されるシャーガス病、サシチョウバエが媒介するリーシュマニア病、デングやジカと同じ蚊が媒介するチクングニア熱という病気もあります。齧歯類を通して感染するハンタウイルスやレプトスピラなども注意が必要です。むやみに淡水に入らないことも重要です。
(7)高地障害
首都ボゴタの標高は2,600mで、飛行機内の気圧設定よりも気圧が低くなります。同地では、人によっては高山病になる可能性があるので注意が必要です。症状は、頭痛、全身倦怠感、息苦しくなる、お酒の酔いが早い、たばこを吸う人は平地より息苦しい、眠りが浅く熟睡できないなどです。重症化すると肺に水がたまったり(肺水腫)、脳が腫れたり(脳浮腫)し、生命に危険が及ぶこともあります。その際は、平地に移動してから、集中治療が必要となります。また、高地では乾燥しており、脱水になりやすいので、高山病が重症化しないためにも、こまめに水分を摂取するようにしてください。一度高地に順応しても、いったん平地に行ってまた高地に戻った際に、寝不足や激しい運動を引き金に高山病を発症することがありますので、到着後数日は、寝不足を避けて、アルコールや激しい運動を控えることをお勧めします。標高が3,000mを越えると、さらに高山病が発生しやすくなります。日本人の旅行者がよく訪れるペルーのクスコ(3,400m)、マチュピチュ(2,400m)、チチカカ湖(3,800m)、ボリビアの首都ラパス(4,000m)、ウユニ塩湖(3,700m)、エクアドルの首都キト(2,850m)に移動する場合には注意が必要です。高地旅行の対応としては、まず標高2,000mからの都市で体を慣らしてから移動する、ダイアモックス(一般名Acetazolamide)を予防内服することがあげられます。高地順応の方法やダイアモックスが必要かどうかは、出国前にトラベルクリニックなどで医師にご相談ください。
6 健康上心がけること
(1)大気汚染
大気汚染は人口の多い大都市(ボゴタ、メデジンなど)で問題になっています。特にボゴタは人口が800万人を越え、車両が年々増えており排気ガスによる汚染が進んでいます。大気汚染の指標となるPM2.5やAQIの値に注意してください。大気汚染による人体への症状は目が痒い、咳、喘鳴(ゼイゼイ)、咽頭違和感、浅い呼吸などがあげられます。
(2)紫外線
コロンビアは赤道に近く全土で強い紫外線にさらされます。長時間屋外で活動する場合は長袖、長ズボン、帽子、紫外線カットのサングラスを着用ください。
(3)熱帯雨林地域
南部のアマソナス県近隣地域はマラリアなど感染症の宝庫です。熱帯雨林では昆虫媒介感染症が多いので、長袖・長ズボンの着用や虫除けの持参、宿泊は密封性の高い部屋とし、蚊帳の利用をお勧めします。
(4)違法薬物
世界で消費されるコカインの半分以上がコロンビアで作られていると言われています。コカイン等の違法薬物の密売が市中で頻繁に行われていますが、コロンビアでも薬物の所持、使用、販売は違法です。麻薬隠匿の事実を知らせずに荷物運搬を依頼する手口もありますが、事情を知らずに麻薬運搬に関与しても処罰の対象となるので他人から荷物運搬を頼まれても引き受けないでください。また、売買や所持が見つかると、最長30年の禁固刑が定められ、厳しい取締りが行われています。
日本で市販されている風邪薬の中には咳止め成分(コデイン等)など、国によって薬物取り締まりの規制対象になっているものもありますので、パッケージのまま持参する、常用しているお薬、風邪薬などを持ち込む場合はバラで所持せず、医師の処方箋などを英語で書いて持参してください。
7 予防接種(ワクチン接種機関を含む)
現地のワクチン接種医療機関等については後述。こちら(PDF)も参照のこと
当地で予防接種を行う場合は、予め医療機関に問い合わせの上、予約や在庫確認などを行ってください。
(1)渡航者に必要な予防接種
A型肝炎、B型肝炎、腸チフスは強く推奨します。破傷風(追加接種として)は接種が望ましく、可能であれば狂犬病(滞在する場所・期間によります)も接種を推奨します。
小児の場合も日本の定期接種と任意接種は、年齢的に可能なものを全て接種して渡航されることをお奨めします。入学、入園に際して予防接種証明書の提出を求められることがあります。かかりつけ医から英文の証明書を貰っておくことが良いでしょう。
(2)現地の小児定期予防接種一覧
初回 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | |
---|---|---|---|---|---|
BCG | 出生時 | ||||
B型肝炎 | 2か月 | 3か月 | 7から8か月 | ||
A型肝炎 | 1歳 | ||||
ポリオ(OPV:経口生ワクチン、IPV:不活化ワクチン) | 2か月 | 4か月 | 6か月 | 18か月 | 5歳 |
5種(DTwP+Hib+B型肝炎) | 2か月 | 4か月 | 6か月 | ||
DPT | 18か月 | 5歳 | |||
MMR,水痘 | 1歳 | 5歳 | |||
黄熱 | 18か月 | ||||
季節性インフルエンザ | 6か月から | 初回から1か月後 | |||
ロタウイルス | 2か月 | 4か月 | |||
肺炎球菌 | 2か月 | 4か月 | 1歳 | ||
HPV(ヒトパピローマ) | 9歳 | 接種後6か月以降 |
ポリオは予防接種を受ける医療機関によって、経口生ワクチンか不活化ワクチンかが異なります。
8 病気になった場合(医療機関等)
コロンビアでは、採血の際、日本では使い捨てとなっている採血ホルダーを使い回していることが多いので、気づいた際には新たな採血ホルダーを使用するようスタッフに伝えてください。
ボゴタ
- (1)サンタ・フェ・デ・ボゴタ病院 Fundación Santa Fe de Bogotá
- 所在地:Carrera 7 No.117-15
- 電話:601-482-4488/601-603-0303
- 国際課 電話601-603-0303 内線5901,320-420-4201,
メールアドレス:internacional@fsfb.org.co
ワクチン課 電話601-603-0303 Ext.1957 - ホームページ:サンタ・フェ・デ・ボゴタ病院(スペイン語)
- 概要:私立総合病院。総病床数330床。うちICUが40床。24時間救急対応(小児を含む)。ほぼ全ての診療科があります。概ね良好な医療水準。CT、MRI、PET-CTなど最新の設備が整っています。医師の多くは英語を話しますが日本語を理解するスタッフはいません。受診時にパスポート(身分証明書)、前金の支払いが必要です。入院の際は、相当額のデポジット(前払金)が必要です。クレジットカードでの支払いも可能です。
- 国際課(International patient Service Office)があり、外国人の対応にあたっています。
- (2)カントリー病院 Clinica del Country
- 所在地:Carrera 16 No.82-57
- 電話:601-530-0470/601-530-1270
- ホームページ:https://www.clinicadelcountry.com/
- 概要:私立総合病院。病床数255床(病棟162床、ICU93床)ほぼ全ての診療科が揃っています。24時間救急対応。医療水準、支払い等、サンタフェ病院と同様です。病院に連絡すると救急車の手配が可能です。
- (3)シャイオ病院 Fundación Clinica Shaio
- 所在地:Diagonal 115A No.70c-75
- 電話:601-593-8210
- ホームページ:https://www.shaio.org/contacto-clinica-shaio
- 概要:私立総合病院。コロンビア初の循環器専門病院。病床数240床(ICU54床、CCU、PICUあり)。歯科、腫瘍以外の診療を行っています。特に循環器、脳血管疾患に注力しており、診療数のうち8割が循環器疾患。また、コロンビア国内で頸動脈疾患治療のパイロット施設とされており、海外からも研修生を受け入れています。心筋梗塞のカテーテル治療に対しても24時間対応可。ECMOも12台備えています(成人用8代、小児用4台)。
メデジン
- (1)パブロ・トボン・ウリベ病院 Hospital Pablo Tobón Uribe
- 住所:Calle 78B NO.69-240
- 電話:604-445-9000/604-360-4788/604-445-9425/300-391-7582
- ホームページ:BIENVENIDO AL HOSPITAL CON ALMA(スペイン語)
- 概要:私立大学病院。一般病床(個室、大部屋)、ICUなどあわせて合計526の病床があります。移植、心臓外科、脳神経外科など、産科・美容形成以外の全ての疾患に対応しています。精神科は初期対応のみで入院ベッドはありません。ヘリポートあり。24時間救急対応(救急医常駐)で、小児専用救急外来があります。産科はありませんがNICUは設置されています。International sectionがあり、Medical tourismに対応し、多くの外国人(約90か国)の治療をおこなっています。最新医療器機もそろっており、自前の血液銀行もあります。健康診断も行っています。
- (2)ラス・ベガス病院 Clinica Las Vegas
- 住所:Calle2 Sur No.46-55
- 電話:604-315-9000(内線7009)/316-018-2184/311-375-4372
- ホームページ:linica Las Vegas(スペイン語)
- 概要:私立総合病院。病院には147病床、22のICU病床、32の救急外来病床があります。24時間救急対応(救急医常駐)。整形外科に加え、心臓外科・脳外科も24時間対応可能ですが、小児科は外来のみの対応。外国人対応のためのInternational groupあり。血液透析は入院患のみ行っています。
- (3)サン・ビセンテ・フンダシオン病院 Hospital San Vicente Fundación Medellin
- 所在地:Calle 64 #51D-154
- 小児病院Hospital Infantil所在地Calle67 #51B-22 Medellín
- 時間:24時間営業
- 電話:予約604-4482626 メデジン604-4441333/304-392-2534 リオネグロ604-4448717
- ホームページ:Hospital San Vicente Fundación Medellin(スペイン語)
- 概要:私立大学病院。Medellin病院と小児病院、空港近くにあるリオネグロ病院の三カ所に分かれています。Medellin病院は、700床を超えるベッド数がありますが個室は少ないです。リハビリ、特に視覚障害者の患者さんに対して力を入れています。小児病院は、NICU、火傷ユニット、腫瘍ユニット、腎臓病棟など、多くの小児専門病棟を備えており、新生児治療から腫瘍、移植まで様々な小児疾患に対応しています。リオネグロ病院は空港近くの立地で、ヘリポートも備える設立11年と比較的新しい総合病院です。救急外来は24時間受け付けています。
カリ
- (1)インバナコ病院 Clinica Imbanaco
- 住所:Carrera 38A No.5A-100
- 電話:602-382-1000(内線20081/20085)/602-518-6000/602-385-1000/318-444-7372
- ホームページ:Clinica Imbanaco(スペイン語)
- 概要:私立総合病院。病院には256入院病床(個室)、38のICU病床、24のNICU病床、23のPICU病床があります。24時間救急対応。ECMOあり。産科・NICU・小児科含め全ての診療科があります。ECMOも2台あり。医療器機は最新の設備がそろっており、特に放射線療法に力を入れています。外国人の受け入れにも慣れており、International officeが外国人対応に当たっています。
- (2)バジェ・デ・リリ・フンダシオン大学病院 Hospital Universitario Fundación Valle De Lili
- 住所:Carrera 98 No.18-49 Autopista Simón Bolivar
- 電話:602-331-9090(内線4123/3028)/312-603-0388
- ホームページ:Hospital Universitario Fundación Valle De Lili(スペイン語)
- 概要:私立大学病院。ベッド数は680床。24時間救急対応可。ECMOあり。ICUには理学療法士も治療に当たっています。最新の医療器機が揃っており各国から様々な外国人が治療に訪れています。International officeが外国人対応に当たっており、夜間でも必ず英語が話せる職員に連絡が付くようにしています。ほとんどの診療科で英語が話せる職員がいます。提携しているホテルでの治療も可能です。
カルタヘナ
- (1)セレナデルマール病院Centro Hospitalario Serena del mar
- 住所:Km 8 Via al Mar
- 電話:605-642-8484/605-693-1501 International office 319-204-6736(24時間対応可)
- ホームページ:https://www.chsm.com/
- 概要:ボゴタのサンタフェ財団によって運営されている新しい病院です。カルタへナの中心街から車で20から30分の距離にあるセレナデルマールという計画都市の中にあります。ベッド数は72床(全て個室)ですが、今後増設される予定です。循環器内科、脳外科、心臓外科、整形外科に力を入れており、24時間対応可の救急外来、産科、NICUも備えている総合病院です。救急車も1台ありカルタへナからの搬送も可能です。職員のほとんどは英語が通じます。ボゴタのサンタフェ病院で働いていたスタッフも多く移ってきており、ボゴタのサンタフェ病院と同程度の治療が受けられます。
- (2)メディヘルプ病院 Clínica MEDIHELP Service
- 住所:Cra.6A No.5-101, Bocagrande
- 電話:(605)693-9877 携帯321-892-2537 International office 310-473-4899(24時間受付可)
- ホームページ:Clínica MEDIHELP Service(スペイン語)
- 概要:2001年に設立された38床の一般病棟、および16床のICUを備える私立病院です。24時間救急外来対応可。緊急移送可。ほとんどの診療科がありますが、産科、NICU、心臓血管外科、外来透析はありません。MRIは病院から歩いてすぐの場所での撮影となります。病院所有の救急車が2台あり、搬送の手配可。ほとんどのスタッフは英語が話せます。カルタへナを訪れる外国人旅行者の対応に慣れており、ホテルでの診療も依頼できます。
バランキージャ
- (1)ポルトアスル・アウナ病院 Clínica Portoazul auna
- 住所:Cra 30 Corredor Universitario No.1-850
- 電話:605-385-5500 , International office 313-496-4544(24時間対応可)
- ホームページ:Clínica Portoazul auna(スペイン語)
- 概要:2008年に開設された178床(130床は個室、48床が相部屋)を備える私立総合病院。眼科以外のほとんどの診療科を備えており、バランキージャで一番大きな私立総合病院です。24時間救急対応可。分娩数は月に約100人程度とのことで、ICU、PICU、NICUも設置されています。ECMOあり。緊急移送可能。外国人の患者は月に100人程度診療しており、スタッフも外国人対応に慣れています。
- (2)イベロアメリカ病院 Clínica Iberoamérica
- 住所:Calle 86 # 50-26
- 電話:605-322-1777/300-554-4392 International office 322-350-8517(24時間受付可)
- ホームページ:https://www.clinicaiberoamerica.com/
- 概要:2014年に開設された、62床(全個室)、ICUを18床備える総合病院。24時間救急受け入れ可能。小児患者受け入れ可能で、産科、NICUもあります。緊急移送、訪問診療も対応可。ほとんどのスタッフは英語が話せます。病院の隣のホテルと連絡通路で移動可能で、ホテルに滞在しながら治療も可能とのことです。
- (3)カリベ病院 Clínica del Caribe
- 住所:Calle 80 No.49 C-65
- 電話:605-330-5200 救急外来:314-569-0318(24時間受付可)
- ホームページ: Clínica del Caribe(スペイン語)
- 概要:1947年に設立された96床(成人64床、小児6床、ICU26床)を備える総合病院。産婦人科はありません。24時間救急対応、小児患者受け入れ可能。医師は英語を話せることが多いですが、外国人専用スタッフはおらず、スペイン語が話せたほうが受診はしやすいです。
9 その他の詳細情報入手先
(1)ホームページ:在コロンビア日本国大使館
(2)ホームページ:厚生労働省検疫所/国・地域別情報(コロンビア・ベネズエラ・スリナム)