世界の医療事情

マレーシア(コタキナバル)

2022年10月

1. 国名・都市名(国際電話番号)

 マレーシア国(コタキナバル市)(国際電話番号60)

2. 公館の住所・電話番号

在コタキナバル領事事務所 (毎週土日休館)
住所:Consular Office of Japan at Kota Kinabalu, No.18, Jalan Aru 88100 Tanjung Aru, Kota Kinabalu, Sabah, Malaysia
電話:(088)-254169、Fax:(088)-236632
HP:https://www.kotakinabalu.my.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html別ウィンドウで開く

※土日以外の休館日は暦年ごとにホームページにて案内しております。

3.医務官医務官駐在公館ではありません

 在ミャンマー日本国大使館 医務官が担当

4. 衛生・医療事情一般

 コタキナバルは熱帯性気候で雨季と乾季があります。日中の気温は高いものの、海風が吹く日が多く日陰に入ると涼しく感じ、熱帯夜が続くことはまれです。観光地でもあり衛生的であり、医療機関も概ね整っています。

5. 罹りやすい病気・怪我

 水産物が豊富で魚貝類を食する機会が多いため、生食の場合はA型肝炎や腸炎ビブリオなどの消化器感染症に気をつける必要があります。またシュノーケリングやスキューバダイビングをする場合は指導員の指示に従い、怪我をしないように注意が必要です。また、コタキナバル市を含むボルネオ島では、デング熱の感染がみられ、ときおり流行します。日中蚊に刺されないように注意をしてください。

6. 健康上心がけること

 飲用には市販のミネラルウォーターをお勧めします。日中の強い日差しの中を歩く場合は日よけの傘・帽子などで日焼けを防ぎ、戸外では水分の充分な補給を心がけましょう。

7. 予防接種

 現地のワクチン接種医療機関等についてはこちら(PDF)別ウィンドウで開く

(1) 入国に際して必要な予防接種は有りません。

(2) コタキナバルの小児の定期一般予防接種

  初回 2回目 3回目 追加接種 備考
BCG 生直後 12歳※1      
ポリオ 2ヶ月 3ヶ月 5ヶ月 18ヶ月  
HIB※2 2ヶ月 3ヶ月 5ヶ月 18ヶ月  
DTaP※3/DT※4 2ヶ月 3ヶ月 5ヶ月 18ヶ月 7歳※5
麻疹 6ヶ月        
B型肝炎 生直後 1ヶ月 6ヶ月   ※6
MMR※7/MR※8 9ヶ月 1歳   7歳※9  
破傷風追加       15歳  
水痘 1歳        

※1 瘢痕がない場合
※2 HIB:インフルエンザ菌b型
※3 DTaP:ジフテリア・百日咳・破傷風
※4 DT:ジフテリア・破傷風
※5 DTのみ
※6 免疫が低い場合、追加接種可
※7 MMR:麻疹・おたふく風邪・風疹
※8 MR:麻疹・風疹
※9 MRのみ

8. 乳児健診

 特に決まった乳児健診スケジュールがあるわけでなく、上記予防接種スケジュールに従って予防接種を受ける際に相談も一緒にする体制です。下記病院で受けることができます。

9 病気になった場合(医療機関)

(1)Gleneagles Kota Kinabaru
所在地:Block A-1, Lorung Riverson, Sembulan, 88100 Kota Kinabalu
電話:(088)-518888 (総合)、(088)-518911(救急)、1300881919(救急車)
E-mail:inquiry@gleneagleskk.com.my
ホームページ:http://gleneagleskk.com.my/別ウィンドウで開く
概要:マレーシアで12病院を展開するParkway Panthai Limitedが経営する200床の私立病院です。内科、循環器科、消化器科、産婦人科、整形外科、小児科、眼科、脳神経外科、麻酔科、外科(一般外科)、心臓外科、泌尿器科、放射線科、などの科を標榜しています。救急外来、ICUも充実しており、すべての医師は英語を話します。
(2)KPJ Sabah Specialist Hospital
所在地:Lot No2, Off Jalan, Damai, Luyang, 88300 Kota Kinabalu
電話:(088)-211333、(088)322000、(088)-322199(救急治療室24時間)
E-mail:prsmckk@smckk.kpjhealth.com.my
ホームページ:http://kpjsabah.com別ウィンドウで開く
概要:マレーシアを代表する医療グループKPJ傘下の総合病院です。私立総合病院の中ではこの地域で最も規模が大きいです。245床の病院で、内科(一般内科、循環器、臨床腫瘍学、消化器、神経)、産婦人科、整形外科、小児科、皮膚科、眼科、頭頸部外科、麻酔科、外科(一般外科)、泌尿器科、美容形成外科、放射線科、精神科などの科を標榜しています。常勤の小児科医と産科医もおり、すべての医師は英語を話します。
(3)JMCMedical Center
所在地:Jalan Metro 2, Off, Jalan Tuaran, Jalan Bunga Ulam Raja, 88300
電話:088-366 333(総合)、088 366399(緊急)
ホームページ:https://jmc.my/別ウィンドウで開く
概要:2009年設立。当初は小児科及び産婦人科専門の病院でしたが、2011年に放射線治療以外すべての設備を備える「ワンストップセンター」となりました。23の診察室、3つの手術室、6部屋の集中治療室、7部屋の分娩室がある72床の病院です。すべての医師は英語を話します。
(4)Hospital Queen Elizabeth
所在地:Karung Berkunci No. 2029, 88586 Kota Kinabalu
電話:(088)-517555
E-mail:pengarah.hqe@moh.gov.my
ホームページ: http://qeh.moh.gov.my別ウィンドウで開く
概要:州立病院であり、この地域の医療の中枢病院となっています。現地の人にも医療費の安さから非常に利用されています。約600床でICU、CCU、CT、MRI、血液透析などの設備が整っています。常勤の小児科医と産科医もおり、すべての医師や職員は英語を話します。

10.その他の詳細情報入手先

 在コタキナバル領事事務所 ホームページ:https://www.kotakinabalu.my.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html別ウィンドウで開く

11.現地語一口メモ

マレー語

(カタカナ表記は参考です)

  • 医師:ドクトー(Doktor
  • 飲み薬:ウバッ(Ubat
  • 注射:ジャロム(Jarum
  • 下痢:チリビリッ(Cirit Birit
  • 発熱:ダマン(Deman
  • 嘔気:ラサ ムンタ(Rasa Muntah
  • 傷:ルカ(Luka
  • 頭が痛い。:サキッ クパラ(Sakit Kepala.
  • 胸が痛い。:サキッ ダダ(Sakit Dada.
  • 腹が痛い。:サキッ プルッ(Sakit Perut.
  • 具合が悪い。:サヤ クラン シハッ(Saya Kurang Sihat.
  • 病院へ連れて行ってほしい。:トロン バワ サヤ ク ホスピタル(Tolong Bawa Saya Ke Hospital.

12.新型コロナウイルス感染防疫措置について

(1)マスクの着用

 屋内も含め、基本的にマスク着用は「任意」です。ただし、施設管理者は来客の マスク着用要否を自ら設定することができるとされていますので、施設により求められた場合には従う必要があります。
 なお、以下のケースにおいては、引き続きマスク着用は「義務」です。

  • 陽性者が健康評価のためにコロナ評価センターに出頭する場合
  • 公共交通機関を利用する場合
  • 病院等の医療施設を利用する場合

 また、屋内・屋外を問わず、混雑したショッピングモールやナイトマーケット滞在時、症状がある場合、ハイリスク者やハイリスク者と行動を共にする場合には、マスク着用が強く推奨されています。

(2)陽性者の取り扱い

 保健省は症状毎に以下のカテゴリーを設定しています。

  • カテゴリー1:無症状
  • カテゴリー2A:発熱や息切れを伴わない喉の痛みや咳、味覚・嗅覚の消失、24時間以内に2回以下の下痢、吐き気・嘔吐、日常生活に支障がない程度の疲労感又は筋肉痛
  • カテゴリー2B:発熱、活動時の呼吸困難、胸痛、食欲不振、日常生活や寝起きの疲労感、一人での歩行が困難、症状の悪化(咳、吐き気、嘔吐、下痢)、ぼんやりとした意識、尿量の減少
  • カテゴリー3:肺炎
  • カテゴリー4:肺炎かつ呼吸補助が必要な状態
  • カテゴリー5:多臓器に影響する重篤な状態

 <陽性判明後の流れ>

 マレーシアでは陽性者全てが入院することはなく、「重症でない」又は「リスクが高くない(60歳以下で基礎疾患がない)」場合は、基本的に自宅での隔離となります。この場合、上記カテゴリー「1」及び「2A」かつ「リスクが高くない」者については、MySejahteraアプリを通じた連日の自己報告のみが求められますが、カテゴリー「2B」以上、「リスクが高い」又は「症状が悪化している」者については、保健所等からの連絡を待つことなく、最寄りのコロナ評価センター(CAC)又はクリニック・病院へ自ら赴き、検査・治療を受けるようにしてください。全国のCAC及び政府系病院の連絡先については、保健省サイト( https://covid-19.moh.gov.my/hotline別ウィンドウで開く )で確認可能です。なお、MySejahteraアプリを介した自己報告の結果等次第ではCACからの連絡があり得ますが、その場合はCACの指示に従って行動してください。

 <陽性者への隔離指示>

 原則として、(検体採取日でなく)陽性結果判明日を「1日目」とし、「7日」の隔離が求められますが、4日目以降に検査(専門家監督下での迅速抗原検査(supervised RTK-Ag))を受け陰性となった場合は、当該検査結果が医師よりMySejahteraアプリへ登録されることで、隔離を終了することが可能です。ただし、当該検査が陽性の場合及び検査を受けなかった場合は自動的に7日間隔離となり、8日目に検査なく隔離終了となります。

(3)濃厚接触者の取扱い

 ガイドライン上の濃厚接触の定義は以下のとおりですが、個別ケースの判断は保健所担当官によりなされます。濃厚接触者と判断された場合は、MySejahteraアプリ上で「close contact」として表示され、以下の期間、自宅で隔離することが求められます。

 <定義>

  • Face-to-face contact with a confirmed case within 1 metre and for at least 15 minutes
  • Living in the same household as a COVID-19 patient
  • Working together in close proximity or sharing the same classroom environment with a COVID-19 patient
  • Travelling together with COVID-19 patient in any kind of conveyance

 <隔離指示>

  • 症状が無い場合:

 ワクチンステータスに関係なく、隔離及び検査は不要
 濃厚接触から5日間、自宅外ではマスクを着用し、混雑を避け、旅行は必要な場合のみ行うこと

  • 症状が有る場合:

 自宅隔離が推奨される
 症状発生時及び3日目の自己検査が推奨される
 検査結果が陰性かつ症状が改善している場合、隔離を終えても良いが、この場合もマスク着用や混雑回避など、必要な予防措置を講じること

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