世界の医療事情

令和6年7月2日

1 国名・都市名(国際電話国番号)

 インドネシア共和国(ジャカルタ首都圏、スラバヤ市、デンパサール市、マカッサル市、メダン市)(国際電話国番号62)

2 公館の住所・電話番号

(1)在インドネシア日本国大使館(毎週土曜日・日曜日休館)
住所:Embassy of Japan in Indonesia, Jl. M.H. Thamrin No.24, Jakarta 10350, Indonesia
電話: (021)-3192-4308、Fax: (021)-3192-5460
ホームページ:在インドネシア日本国大使館別ウィンドウで開く
(2)在スラバヤ日本国総領事館(毎週土曜日・日曜日休館)
住所:Consulate-General of Japan at Surabaya, Jl. Sumatera 93, Surabaya, Indonesia
電話: (031)-503-0008、Fax: (031)-503-0037
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(3)在デンパサール日本国総領事館(毎週土曜日・日曜日休館)
住所:Consulate-General of Japan at Denpasar, Jalan Raya Puputan, No.170, Renon, Denpasar, Bali, Indonesia
電話: (036)-122-7628、Fax: (036)-126-5066
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(4)在メダン日本国総領事館(毎週土曜日・日曜日休館)
住所:Consulate-General of Japan at Medan, Sinar Mas Land Plaza (Wisma BII), 5th floor, Jl. Pangeran Diponegoro No.18, Medan, Sumatera Utara, Indonesia
電話: (061)-457-5193、Fax: (061)-457-4560
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(5)在マカッサル領事事務所(毎週土曜日・日曜日休館)
住所:Consular Office of Japan at Makassar, Gedung Wisma Kalla, 7th Floor, Dr. Sam Ratulangi No.8-10, Makassar, Indonesia
電話: (041)-187-1030、Fax: (041)-185-3946
ホームページ:在マカッサル領事事務所別ウィンドウで開く

(注)土曜日・日曜日以外の休館日は暦年ごとにホームページにて案内していますので、ご覧ください。

4 衛生・医療事情一般

 インドネシアは、東西5,000キロを越え3つの時間帯があり、日本の約5倍の面積を有する広大な島嶼国です。大小1万7千の島々に民族も宗教も様々な国民が暮らしており、総人口は2億6千万人を超え、世界第4位の人口を有する国です。赤道直下のインドネシアは熱帯性気候に属し、4月~10月までの乾期と11月~3月までの雨期に分かれます。とりわけ12月、1月には大量の雨が降ります。最高気温は、ジャカルタ首都圏で通年30℃台前半であり、極端な高温になることは少ないですが、熱中症の対策は年中必要で、また日差しが強いので紫外線対策は必要です。ジャカルタなどの都市部では、大気汚染は極めて深刻な状況であり、大気汚染に起因する呼吸器系症状が出やすい状況にあります。

 医療事情は地域格差が大きく一概には言えませんが、ジャカルタ首都圏内においても医師や看護師などの熟練した医療従事者が不足しており、邦人が満足のいく医療サービスを提供できる環境にはありません。脳血管疾患や心疾患のような命に関わるような病気で高度の医療行為が必要な場合は、基本的にシンガポールか本邦への緊急移送となることが多いです。また、ジャカルタ首都圏内を始め都市部では慢性的な交通渋滞のために急病が発生しても病院にたどり着くまで数時間かかることもまれではありません。当地では病気にならないための日常からの予防策が重要とお考えください。

 インドネシア国内ではかつて、複数の日本人医師・歯科医が活動していましたが、2016年に施行された「外国人医療従事者に関する規制」の影響で、外国人医療従事者は医療行為ができなくなっています。現在は一部クリニックで、日本語を理解するインドネシア人医師・看護師または日本人看護師(ただし看護業務はできない)が、在留邦人を対象に医療サービスを提供しています。

 病院施設としては、規模によりランク付けされた国立病院が全国各地にありますが、その大部分は施設の老朽化が進んでおり、また医療従事者も数・質共に十分とはいえない状況です。人口あたりの病床数は、日本の1/13程度で、医師数も日本と比べ非常に少ないです。大部分の医師が都市部に集中しているため、地方における医師不足は深刻な問題となっています。一方都市部には、富裕層を対象とした私立病院が次々に設立されており、最新鋭の診断機器を有する病院も複数あります。大部分の私立病院では、海外旅行傷害保険が適応可能ですが、受診に際して多額の保証金が必要になる場合もあるため、渡航前には海外旅行保険の加入と共にクレジットカードの限度額などの確認をお願いします。インドネシアでは、2015年より国民皆保険制度が新たに導入され、その影響もあり国公立病院は常時混雑しています。また、言語や受診システムの問題もあり、国公立病院に邦人が受診するのは、現実問題として非常に困難であると考えられます。私立病院は、比較的受診することは容易ですが、専門医師の診断を受けるまでにかなりの時間を要する事が多く、慣れないうちは邦人を対象とした窓口を有する病院やクリニックを受診することをお勧めします。

 インドネシアでは全国土にわたり、上水道は飲用に適していません。飲食店においても、なるべく火の通ったものを食するように心がけるとともに、冷たい飲みのもの(氷を含む)は控えるようにした方が無難です。邦人が当地で罹患する大部分の疾患が、経口的感染症であることを考えると、日頃から飲食物に留意して生活することが病気の予防の基本となります。

5 かかり易い病気・怪我

(1)消化器感染症:急性胃腸炎・食中毒・腸チフス・赤痢アメーバー症・A型肝炎など

 下痢は当地ではきわめて日常的な症状です。下痢を引き起こす病原菌には、色々な細菌・ウイルス・寄生虫などがあり、原因微生物を確定できないことが大部分です。ほとんどの場合は軽症ですが、体重減少を伴う下痢、発熱を伴う下痢、血便を伴う下痢、などの場合は重症化することもありますので、早めに医療機関を受診してください。特に腸チフスは、当地ではありふれた病気ですが、長引く発熱が特徴的で、確定診断までに時間を要することもありますので、渡航に際しては腸チフスワクチンの接種も考慮してください。

(2)蚊が媒介する病気:デング熱、チクングニア熱、ジカウイルス感染症、マラリア

 いずれも蚊によって媒介される疾患で、潜伏期間は4日~2週間程度です。デング熱、チクングニア熱、ジカウイルス感染症はウイルス性の熱性疾患で症状が似通っています。デング熱は、例年雨期に患者数が増加し、国内で年間10万人程度の患者が発生しています。典型的な症状としては、倦怠感、発熱、関節痛、頭痛、目の奥の痛みなどで、38度を超える熱が数日続き、その後発疹が出現します。重症度は様々で、風邪程度で済むケースもありますが、発熱の期間は通常の風邪よりも長いです。ジャカルタの在留邦人からも毎年何名も発症者が出ていますので注意が必要です。チクングニア熱やジカウイルス感染症に関しては、症状が軽微なことが多いこともあり、当地では確定診断されることなく、そのために患者の実数もきちんと把握されていないと推定されます。これらの3疾患はいずれもウイルス性の疾患であり、治療は対症療法のみとなりますが、解熱鎮痛剤のアスピリン製剤は悪影響を及ぼす可能性があるので使わないようにして下さい。当地でPanadolなどの商品名で入手できるアセトアミノフェン(またはパラセタモールとも呼ばれる)という解熱鎮痛剤を使うのが安全です。一方、マラリアはジャカルタ等の都市部での発生はほとんどなく、パプア州などの東部地域で多く発生しています。マラリアは、マラリア原虫による感染症で、2週間程度の潜伏期間後に高熱で発症します。マラリアは前述のウイルス性の疾患と異なり有効な治療薬があるため、早期に確定診断して投薬を開始する必要があります。インドネシア東部に旅行される際には、抗マラリア薬の予防的内服も考慮してください。風邪症状がないにも関わらず高熱がある場合は、これらの蚊が媒介する疾患を考慮する必要がありますので、早めに医療機関を受診してください。

(3)呼吸器系の病気:

 頻繁に風邪をひく、風邪の後の咳が長引く、副鼻腔炎が悪化した、ずっと喉が痛い、喘息が悪化したなど、呼吸器関係の不調を訴える方が目立ちます。エアコンによる居室の乾燥、排気ガスなどによる大気汚染、閉め切った室内のハウスダストやダニ(アレルギー)、などが複合的に関与していると思われます。呼吸器系の持病のある方は、ご自宅に空気清浄機や加湿器、場合によっては吸入器を用意すると良いでしょう。また、自家用車の運転手については無用な感染を避けるため、何らかの症状がある場合は必ず休ませてください。

(4)結核:

 インドネシアは結核の高蔓延国であり、近年では薬剤耐性結核も問題となっています。運転手などの使用人を介して感染が起こることもありえます。市内の人混みでは、排菌者(結核菌を咳とともに出している人)が存在することを前提に、咳をしている人には近づかないなどの自己防衛を行うとともに、微熱や長く続く咳がある場合は、医療機関を受診してください。

(5)HIV・エイズ:

 国内で推定されるHIV有病率は、成人人口の0.4%とされています。検査・治療体制が不十分なため、いまだに感染が拡大している状態です。主な感染源は、異性間性行為が78%を占め、薬物注射が9.3%、母子感染が2.6%となっています。

(6)狂犬病:

 ジャカルタ首都圏内では、野犬を見ることはほとんどありませんが、東部インドネシア、特にバリ島では多くの野犬を見かけます。狂犬病は、狂犬病ウイルスを保有しているイヌ、ネコ、コウモリ、サルなどに咬まれる等により感染する致死率の高い疾患です。狂犬病患者の多くは、ジャワ島以外のスラウェシ島やバリ島からの報告です。狂犬病ウイルスを保有している可能性のある動物に咬まれた場合は直ちに傷口を良く洗い、速やかに医療機関を受診して発症を予防するためのワクチン接種(暴露後免疫)等の処置を受ける必要があります。狂犬病のリスクのある動物と接する機会が多い場合や咬まれても直ぐに医療機関を受診できない環境で生活する場合には、予めワクチン接種(暴露前接種)を受けておくことをお勧めします。

(7)鳥インフルエンザ(H5N1):

 本来鳥に感染するウイルスが、人にも感染して発症する呼吸器系感染症で、致死率の高い疾患です。インドネシアでは、2005年に初めて人への感染が確認されて以来、毎年のように人への感染例が発生しており、2018年10月までに200名の感染が確認され、うち168名が死亡しています(エジプトに次ぐ世界2位の感染者数)。ここ数年人への感染は報告されていませんが、H5N1鳥インフルエンザウイルスによる家禽大量死事例は、インドネシア国内で現在も毎月散発しており、家禽症例に関して言えばインドネシアは世界最大の発生国です(FAO国連食糧農業機関のウェブサイト別ウィンドウで開く参照)。感染者の大部分は、野鳥を対象とした職種や養鶏業者などの濃厚接触者であり、通常の生活する上では過大に心配する必要はありませんが、人から人への感染が発生し、大きな流行が発生した場合は、医療面の問題だけでなく、社会インフラへの影響や移動の制限、企業活動の制限などもあり得ることを前提に、心構えと準備を怠らないことが重要です。

(8)事故・ケガ:

 バリ島を中心とした地域では、ウォータースポーツが盛んですが、ダイビングをはじめとする事故やケガが多発しています。周辺地域に外傷に対応できる病院や減圧症の治療が可能な病院が限られていることをご承知ください。特に、遠隔地でのダイビングや水の事故では対応がかなり遅れます。また、当国の観光用の船はエンジントラブル等が多いとされていますので、海上交通手段は十分信頼できる業者に依頼するようにしてください。

(9)虫刺症:

 当地では、トムキャットと呼ばれる小型の羽虫(和名;アオバアリガタハネカクシ、別名;やけど虫)が時折大量に発生します。この羽虫の体液が皮膚に付着すると強い炎症を起こしますので、潰さないように注意してください。また、自転車やオートバイに乗られる際は、眼鏡やゴーグルを着用してください。

6 健康上心がける事

(1)経口的に摂取するものに気を配る:

 当地で発生する大部分の疾患が、経口的に感染する感染症です。食事は、十分加熱されたものを食べるように心がけ、飲用水にはミネラルウォーターをご利用ください。外食時は衛生管理の行き届いた飲食店を選び、衛生管理の悪い屋台などは避けます。生野菜、カットフルーツ、刺身・寿司などの和食は、加熱処理が出来ないだけに、より厳しい食品衛生管理が求められます。飲食店で提供される氷に関しても、信頼置ける飲食店以外では、「氷なし」で注文された方が無難です。

(2)蚊に刺されないように注意する:

 外出時には、長袖・長ズボンを着用するなど皮膚の露出を最低限に抑えるとともに、忌避剤(DEET含有のスプレー、ローション)を検討してください。当地では殺虫剤抵抗性の高い蚊の存在が確認されています。忌避剤を選択される際は、成分濃度の高い製品(DEET30など)を選択して下さい。独立家屋や集合住宅の低層階では、網戸や窓ネット、蚊取線香など屋内の防蚊対策も必要です。蚊は、植木鉢や空き缶、古タイヤなど小さな水溜まりでも繁殖しますから、繁殖場所を作らないように家屋の周囲にも気を配ります。敷地内で定期的に殺虫剤を噴霧するのも有用です。また、マラリア汚染地域に滞在される方は、殺虫剤を染み込ませた蚊帳の中で就寝するなどの一層の注意が必要です。
 インドネシアでは、(1)の「飲みもの・食べ物に注意する事」と(2)の「防蚊対策」の2点をご留意いただけたら、大部分の疾患は予防が可能となります。

(3)脱水・日焼け対策:

 インドネシアの気温は、年間を通して28℃~30℃前後で、日本のような高温になることはありませんが、紫外線は強く屋外では紫外線対策が必要です。日除けローションやつばの広い帽子や首巻きなど日差し対策を工夫して下さい。屋外活動時には発汗で多量の水分が失われますので、のどの渇きを自覚する前から水分をこまめに補給して下さい。

(4)帰国後の症状発現:

 前述したデング熱や腸チフス、麻疹や風疹などは、一定期間の潜伏期間を有しますので、帰国後に症状が出現することもあり得ます。当国から帰国後に発熱や発疹などの症状が出た場合は、トラベルクリニックなどの専門医療機関に受診することをお勧めします。

(5)感染予防策:

 新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ等の飛沫・接触感染を起こす疾患に対しては、3密の回避、手洗いの励行、適切なマスクの使用が有効です。マスクの使用については、当地では高温多湿であり熱中症の危険が常にありますので、屋外で回りに他者がいない場合や運動をする場合などはむしろ着用しないほうが良い場合もあります。場面に応じて適切にマスクを使用してください。

7 予防接種

(ア)赴任者に必要な予防接種:赴任前に接種しておいた方が良いもの

  • 成人の場合、A型肝炎・B型肝炎・破傷風・日本脳炎に加えて、腸チフスがあげられます。日本では、現在腸チフスワクチンは未認可ですが、輸入ワクチンとしてトラベルクリニックなどで接種可能ですので検討してください。また、野生動物との接触が濃厚な方や都市部以外に滞在される方は、狂犬病ワクチンの接種も検討されてください。
  • インドネシアでは、ワクチン未接種の児童が年間100万人程度いるとされており、麻疹(はしか)、風疹、水痘(みずぼうそう)が常時発生しています。麻疹に関しては、正確な患者数は不明ですが、国内で年間10万件程度発生しているとされています。インドネシア国内で感染した麻疹や風疹が日本に輸入感染症としてもたらされる症例が、近年増加しています。日本では、昭和53年~平成17年の期間は麻疹の定期接種が1回のみであり、現在20歳~40歳前後の日本人は、麻疹の抗体が少ない可能性があります。麻疹予防接種を2回行っている事が証明できない人は、追加で麻疹・風疹ワクチン(MRワクチン)を接種されることが推奨されます。また、風疹は妊娠中に罹患すると胎児に多大な影響を与えることから(先天性風疹症候群)、妊娠可能年齢の女性およびその家族に関しては、風疹抗体価を測定され、必要に応じて風疹含有ワクチンを接種することを推奨します。
  • 小児の場合は、日本の接種スケジュールに従って年齢に応じた定期接種と任意接種を接種します。狂犬病などの接種要否は、成人同様に個別の判断になります。なお、日本で生まれた赤ちゃんをお連れになるのは、BCG(1回)とDPT・IPV混合ワクチン(最初の3回)の接種が済んでからが無難です。
  • インドネシアでは、経済政策の一環として現地生産の医薬品やワクチンを優先して市場に流通させており、輸入医薬品に関しては、かなり厳しい制限があります。そのため、外国人向けのクリニックでもワクチンの在庫は不安定で常に品薄状態が続いています。2016年には、偽ワクチンが大量に市場に出回った事案が発生しました。小児の定期接種が、在庫状況によっては当国で接種できないことも十分あることをご承知ください。

(イ)現地の小児定期予防接種一覧

インドネシア保健省の定期小児予防接種一覧(2020年10月現在)
(出典WHO:Vaccine Preventable Diseases Monitoring System
予防接種名 1回目 2回目 3回目 4回目
BCG 1か月      
B型肝炎 7日以内      
5価ワクチン(DPT+B型肝炎+Hib) 2か月 3か月 4か月 18か月
DT(ジフテリア・破傷風) 7歳(DT) 8歳(Td) 9歳(Td)  
ポリオ OPV 1か月 2か月 3か月 4か月
麻疹 9か月 24か月    

 インドネシアでは2014年から全州において5価ワクチン(DPT+B型肝炎+Hib)が導入されています。また、6~11月児と12~59月児を対象にビタミンA投与が行われています。

(ウ)

 インターナショナルスクールに入学・入園する際に予防接種記録(学校毎に決まった様式)の提出が必要です。母子手帳及び過去の全ての予防接種の記録を持参しましょう。

8 病気になった場合(医療機関)

 インドネシアでは、医師は公務員でも医療機関3箇所まで掛け持ち勤務(兼業)が認められています。受診前に、受診を希望する医師の診療日・時間を確認しておきましょう。また、インドネシアの病院は、国公立私立を問わずアメニティの異なる病室を数種類(大部屋から二人部屋、個室、特別室まで)用意することが義務づけられています。日本で言う差額ベッドですが、病室料金だけでなく医療費全てに影響します。たとえば同じ検査や治療を受けても、その費用は病室ランクによって違ってきます。ほとんどの病院でクレジットカードによる医療費の支払いが可能です。ただしキャッシュレスサービスについては、受診前に加入している海外旅行傷害保険会社に確認してください。

 前述したように、インドネシアでは外国人医療従事者の規制が2016年より始まっており、現時点で、日本人医師・歯科医師による診療が行われている病院はありません。

◎ ジャカルタ首都圏

【医院・クリニック】

(順不同)

(1)Kyoai Medical Services (ジャカルタ共愛メディカルサービス本院)
所在地:Wisma Keiai 6th Floor, Jl. Jend. Sudirman Kav.3-4, Jakarta
電話番号:(021)-572-4330(代表) (021)-5790-5860(日本語専用ダイヤル)
ファックス:(021)-572-4331
ホームページ:Kyoai Medical Services別ウィンドウで開く
概要:スディルマン通りにある邦人向けクリニックです。スディルマン通りをタムリン方面に進み、Mid plaza を過ぎたところにあるWisma Keiaiビルの6階です。JAL、EPSON、ORIXの看板が目印です。総合診療以外に予約で眼科専門医師の診察や歯科診療も行っています。インドネシア人医師による診療ですが、日本人スタッフまたは日本語の話せるスタッフが常駐していますので、日本語による受診が可能です。海外旅行保険のキャッシュレスサービスやヘルスケアプログラムの利用も可能です。
(2)タケノコ診療所 スディルマン本院
所在地:Sahid Sudirman Residence, Jl. Jend. Sudirman Kav.86, Jakarta
サヒッドスディルマンレジデンス内1階(ロビー)ミッドプラザ1、アヤナホテル近く
電話番号:(021)-5785-3955(代表) (021)-5785-3958(日本語)
ホームページ:タケノコ診療所 スディルマン本院(英語)別ウィンドウで開く
概要:年中無休で対応できる診療所を含め、国内計7カ所のクリニックを持つ医療グループで、当地で20年の診療経験があります。ジャカルタ地区、チカラン地区、バリ地区、全ての診療所で日本語が通じます。診療はインドネシア人の総合診療医が行いますが、日本での研修を受けた医師もいます。一部診療所では、総合診療の他に歯科・理学療法も併設しています。
診療科:総合診療、歯科、理学療法(リハビリ)
診療時間:年中無休8:00~20:00(新型コロナのため診療時間短縮中)
支払方法:海外旅行保険、各種保険適応あり、国民健康保険書類作成可能
現金、クレジットカードにて支払い可能 (VISA、Master、JCB)
(3)SOS Medika Klinik-Cipete(インターナショナルSOSチプテ)
所在地:Jl.Puri Sakti No.10, Cipete, 12410 Jakarta
電話番号:(021)-7599-8923(日本語 日中のみ 日曜祝日を除く)
(021)-750-5980(英語/インドネシア語 24時間)
Email:jpndesk@sosmedika.id (日本語可)
ホームページ:SOS Medika Klinik-Cipete(英語)別ウィンドウで開く
概要:全世界で駐在員や出張者の健康と安全を守るアシスタンスサービスを提供する会社が直営するクリニックです。インドネシアでは30年以上の経験を有しています。
チプテでは総合診療医が24時間体制で救急患者対応を行っており、必要時ホテルや自宅への往診も行っています。
診療科:総合診療科、小児科、産婦人科、眼科、皮膚科、耳鼻科、神経内科、循環器内科、精神科、歯科(専門医要予約)
日中日本語対応可能な医師、日本人医療資格保持者常駐。夜間帯は英語での診療または必要時電話で通訳対応可です。各社海外旅行傷害保険に関しては問い合わせ。
(4)SOS Medika Klinik-Kuningan(インターナショナルSOSクニンガン)
所在地:Menara Prima 2nd Floor, Jl. DR. Ide Anak Agung Gde Agung, Kawasan Mega Kuningan Kav6.2, 12950 Jakarta Selatan
電話番号:(021)-5794-8128(日本語)、(021)-5794-8600(英語)
Email:jpndesk@sosmedika.id (日本語可)
ホームページ:SOS Medika Klinik-Kuningan(英語)別ウィンドウで開く
概要:前述(5)と同じ経営母体のクリニックです。
2020年10月現在、健康診断とワクチンの接種(要予約)のみを行っており、一般診療は上記のSOSチプテにて行っています。
開院時間:平日(8:00-18:00)土曜日(8:00-14:00)
(5)タケノコ診療所 ポンドックインダ
所在地:Palma Tower, Lt. Mezanin Unit 1 – 3, Jl. RA. Kartini II-S/6, Jakarta
電話番号:(021)-7593-0467 (日本語)
(021)-7593-0468, (021)-7593-0469
ホームページ:タケノコ診療所 ポンドックインダ(英語)別ウィンドウで開く
概要:前述(3)の経営母体の医療グループ。多くの在留邦人が居住する南ジャカルタポンドックインダ地区にある日本人向けのクリニック、総合診療、歯科、リハビリ診療を年中無休で行っています。日本語による診療が可能です。
(6)J-CLINIC Pondok Indah (Jクリニック・ポンドックインダ)
所在地:6th floor RS Pondok Indah, Jl. Metro Duta Kav. UE Pondok Indah, Jakarta
電話番号:(012)-765-7525 (代表) (021)-7581-6571(日本語)
ファックス:(021)-769-3207
概要:ポンドックインダ地区にある私立総合病院ポンドックインダ病院6階にある日本人向けのクリニックで、日本人看護師が常駐しています。一般内科、小児科、皮膚科、歯科の診療を行っており、日本語での診療が可能。事前の予約が必要です。またポンドックインダ病院への予約、案内なども可能です。
(7)Jakarta Kyoai Medical Services Cikarang (共愛メディカル・EJIP分院)
所在地:EJIP CENTER 2nd Floor, Plot 3A, Cikarang Selatan
電話番号:(021)-8967-7310(英語・日本語)
ファックス:(021)-8967-7309
ホームページ:Jakarta Kyoai Medical Services Cikarang別ウィンドウで開く
概要:EJIP工業団地内のEJIPセンターの2階。日本語の話せるスタッフが常駐しており日本語による総合診療が可能です。海外旅行保険のキャッシュレスサービスやヘルスケアプログラムの利用が可能です。火曜日の10時から15時の間のみ予約で歯科診療を行っています。
(8)チカラン・タケノコ診療所
所在地:RS. Hosana Medica Lippo Cikarang Lt.3, Jl. Utama BIIE No. 01 Lippo Cikarang, Bekasi
(ホサナ病院内3階)
電話番号:(021)-8990-9575, 0878-7606-9041
ホームページ:チカラン・タケノコ診療所(英語)別ウィンドウで開く
概要:前述(3)の医療グループ。総合診療、歯科、理学療法、キャッシュレスサービス(海外旅行保険、会社請求書)、国民健康保険書類作成可能、会社請求書現金、クレジットカードにて支払い可能 (VISA、Master、JCB、Amex)です。
(9)Jakarta Kyoai Medical Services Karawang (共愛メディカルサービス・カラワン分院)
所在地:Manor Office Park 2nd floor, Surya Utama kav.C-1 Karawang
電話番号:(021)-3042-4007、4008(英語・日本語)
ファックス:(021)-3042-4010
ホームページ:Jakarta Kyoai Medical Services Karawang別ウィンドウで開く
概要:Surya Cipta工業団地入り口のManor Office Parkの2階。日本語の話せるスタッフが常駐しており日本語による総合診療が可能です。海外旅行保険のキャッシュレスサービスやヘルスケアプログラムの利用が可能。
(10)Jakarta Kyoai Medical Services Kiic (共愛メディカルサービス・KIIC分院)
所在地:Sentra KIIC Unit No.40 Lt.1, Jl Permata Raya Lot CA-1 Karawang (KIIC)
電話番号:(021)-2956-9381(英語・日本語)
ファックス:(021)-2956-9383
ホームページ:Jakarta Kyoai Medical Services Kiic別ウィンドウで開く
概要:KIIC工業団地内のSentra Kiicの1階。日本語の話せるスタッフが常駐しており日本語による総合診療が可能です。海外旅行保険のキャッシュレスサービスやヘルスケアプログラムの利用が可能です。

【総合病院(救急を含む全科対応の施設)】

(順不同)

(1)MRCCC Siloam Hospital Semanggi(MRCCCシロアム病院スマンギ)
所在地:Jl.Garnisun Dalam 2-3, Semanggi, 12930, Jakarta
電話番号:(021)-2996-2888 / (021)-500-911 (救急)
ホームページ:MRCCC Siloam Hospital Semanggi(英語)別ウィンドウで開く
概要:インドネシア全国に多くあるシロアムグループの病院うち、ジャカルタ中心部スマンギにある総合病院です。救急外来、入院、手術室は24時間対応しています。職員は英語可能です。同病院内には、J-CLINICグループの「J-UNIT」があり、日本語対応可能な看護師による診療援助を受けることができます(平日8-16時)。
(2)RS Pondok Indah(ポンドックインダ病院)
所在地:Jl. Metro Duta Kav. UE Pondok Indah, 123110 Jakarta
電話番号:(021)-769-2252、(021)-765-7525(通常は英語可)、(021)-750-2322(救急室直通)
ファックス:(021)-750-2324
ホームページ:RS Pondok Indah(英語)別ウィンドウで開く
概要:南ジャカルタの私立総合病院で、救急外来は24時間対応です。同病院の6階には、日本人向けのクリニック(Jクリニック)が入居しており、日本人看護師による診療援助を受けることができます。
(3)RS Medistra(メディストラ病院)
所在地:Jl. Gatot Subroto Kav.59, 12950 Jakarta
電話番号:(021)-521-0200(通常は英語可) (021)-521-0201(救急室直通)
ホームページ:RS Medistra(英語)別ウィンドウで開く
概要:ジャカルタ都心に近い私立の総合病院です。救急外来は24時間対応です。
(4)Siloam Hospitals TB Simatupang
所在地:Jl.RA Kartini No.8, Cilandak, Jakarta Selatan
電話番号:(021)-2953-1900 / 1-500-911 (救急) 
ホームページ:Siloam Hospitals TB Simatupang(英語)別ウィンドウで開く
概要:インドネシア全国に34病院ある私立シロアム病院うち、ジャカルタ南部のチランダック地区にある総合病院です。救急外来、入院、手術室は24時間対応しています。職員は英語可能です。同病院内には、日本語対応可能なクリニック、J-UNITがあり、英語を解する医師による総合診療と日本人看護師による診療援助を受けることができます。(日本語直通電話 (021) 7591-6905, WhatsApp +62 877 3679 7018)
(5)Siloam Hospitals Lippo Cikarang(シロアム病院リッポーチカラン)
所在地:Siloam Hospitals Lippo Cikarang, Jl. M.H.Thamrin Kav105 Lippo Cikarang Bekasi 17550
電話番号:(012)-2963-6900 (代表)/(021)-500-911 (救急車対応)
ホームページ:Siloam Hospitals Lippo Cikarang(英語)別ウィンドウで開く
概要:ジャカルタ東部工業団地地域のチカランにある総合病院です。救急外来、入院、手術室は24時間対応しています。職員は英語可能です。
(6)EMC Cikarang Hospital
所在地:Komp.The Oasis Kav.1 Jl.Raya Cikarang Cibarusah Selatan Bekasi
電話番号:(021)2977-9977
概要:チカラン南部にある総合病院で、新型コロナ患者対応も行っています。病院内にはジャパニーズヘルプデスクが設置されており、日本語の通じるスタッフにより診療補助が受けられます(電話番号 +62-813-8326-1466、+62-811-900-8826)。

【歯科医院】

(1)Jakarta Kyoai Medical Services Dental(ジャカルタ共愛メディカルサービス歯科)
所在地:Wisma Keiai 6th Floor, Jl. Jend. Sudirman Kav.3-4, Jakarta
電話番号:(021)-572-4330(代表)、(021)-5790-5850(日本語専用ダイヤル)
ファックス:(021)-572-4331
ホームページ:Jakarta Kyoai Medical Services Dental別ウィンドウで開く
概要:ジャカルタ共愛メディカルサービスに併設の歯科で必要に応じて通訳が対応。診療には予約が必要です。
(2)Jakarta Kyoai Medical Services Cikarang Dental (共愛メディカル・EJIP分院歯科)
所在地:EJIP CENTER 2nd Floor, Plot 3A, Cikarang Selatan
電話番号:(021)-8967-7310(英語・日本語)
ファックス:(021)-8967-7309
ホームページ:Jakarta Kyoai Medical Services Cikarang Dental別ウィンドウで開く
概要:EJIP工業団地内のEJIP分院併設の歯科で火曜日のみ10時から15時の間歯科診療を行っています。必要に応じて通訳が対応します。予約が必要です。

○ バンドン市

(1)RS Santo Borromeus
所在地:Jl. Ir. H. Juanda No.100, Bandung 40132
電話番号:(022)-255-2000
ファックス:(022)-250-4235
ホームページ:RS Santo Borromeus(英語)別ウィンドウで開く
概要:キリスト教系の総合病院で、邦人の入院実績があります。救急外来は24時間対応です。
(2)RS Advent
所在地:Jl. Cihampelas 161, Bandung 40131
電話番号:(022)-203-4386
ファックス:(022)-204-3167
ホームページ:RS Advent(英語)別ウィンドウで開く
概要:邦人の利用実績があるキリスト教系の総合病院です。24時間対応の救急外来があります。CTはありますが、MRIはありません。海外旅行傷害保険キャッシュレスサービス可。

○ スラバヤ市

(順不同)

(1)RS Premier Surabaya(スラバヤ プルミエール病院)
所在地:Jl. Nginden Intan Barat Block B, Surabaya
電話番号:(031)-599-3211(通常は英語可)
ファックス:(031)-599-3214
ホームページ:RS Premier Surabaya(英語)別ウィンドウで開く
概要:運営するラムゼイ・ヘルスケアは、オーストラリア資本で、オーストラリアの基準を満たした総合病院です。病床数165床。
(2)RS Siloam Surabaya(シロアム・スラバヤ病院)
所在地:Jl. Raya Gubeng 70, 60281 Surabaya
電話番号:(031)-9920-6900(通常は英語可)
ファックス:(031)-503-0221
ホームページ:RS Siloam Surabaya(英語)別ウィンドウで開く
概要:都心の便利な場所にある総合病院で、救急外来は24時間対応です。歯科も対応可能。
(3)RS Mitra Keluarga Surabaya(ミトラクルアルガ・スラバヤ病院)
所在地:Jl. Satelit Indah II, Darmo Satelit, 60187 Surabaya
電話番号:(031)-734-5333、(031)-734-0425(脳卒中ホットライン)
ファックス:(031)-734-5955
ホームページ:RS Mitra Keluarga Surabaya(Facebook)(英語)別ウィンドウで開く
概要:邦人が多く住むDarmo Satelit地区にある私立病院で、救急外来は24時間対応です。

○ デンパサール市

【医院・クリニック(入院はできません)】

(順不同)

(1)SOS Medika Klinik-Bali(インターナショナルSOSバリ)
所在地:Jl. Bypass Ngurah Rai 505X, Kuta, 80221 Bali
電話番号:(036)-1720-100(インドネシア語・英語)
ホームページ:SOS Medika Klinik-Bali(英語)別ウィンドウで開く
概要:アシスタンスサービスを提供する会社が直営するクリニックです。インドネシアでは30年以上の経験を有しています。クリニックでは総合診療医が24時間体制で救急患者対応を行っており、必要時ホテルや自宅への往診も行っています。
診療科:総合診療科、歯科、他各種専門科に関しては問い合わせください。
インドネシア語または英語対応可能、日本語に関しては電話での通訳対応可能。
(2)バリ・タケノコ診療所
所在地:Jl. Sunset Road No.77A, Ruko No1, Kuta-Bali
サンセットロード、進路方向、シロアム病院より手前に徒歩三分
電話番号:(036)-1472-788、(081)-1399-459(日本語)
ホームページ:バリ・タケノコ診療所(英語)別ウィンドウで開く
概要:日本語による総合診療が可能です。診療時間は、平日は8時~22時、土・日・祭日は8時~16時(ニュピを除く)です。海外旅行保険、各種保険適応あり、国民健康保険書類作成可能。現金、クレジットカードにて支払い可能 (VISA、Master、JCB)。
(3)Jakarta Kyoai Medical Services Bali(共愛メディカルサービス・バリ分院)
所在地:Jl. Bypass Ngurah Rai No. 9 C, Kuta, 80361 Bali
電話番号:(036)-1766-591(英語・日本語)
ファックス:(036)-1766-593
ホームページ:Jakarta Kyoai Medical Services Bali別ウィンドウで開く
概要:空港近くのクリニックで、Jl. Bypass Ngurah Rai をシンパシオール方面に向かいハイパーマートの看板が見えたらその手前にあります。海外旅行保険のキャッシュレスサービスの利用が可能です。日本語の話せるスタッフが常駐しており日本語による総合診療が可能です。

総合病院(救急を含む全科対応の入院施設)

(順不同)

(1)Kasih Ibu General Hospital (カシイブ総合病院)
所在地:Jl. Teuku Umar 120 Denpasar, Bali
電話番号:0361-3003030 、081-338-786-919 (日本語、24時間365日)
ファックス:なし
ホームページ:Kasih Ibu General Hospital別ウィンドウで開く
概要:外国人病棟のある私立総合病院で、日本人職員が勤務しています。救急車の派遣も可能です。ジンバラン地区、ウブド地域およびクタ地区に分院があります。
(2)RSU Sanglah(国立サンラ病院)
所在地:Jl.Kesehatan, Denpasar, Bali
電話番号:(036)-1227-914(時間外を除き英語可)
ファックス:(036)-1224-206
概要:バリで最大の公立病院で、大学病院も兼ねています。24時間対応の救急部があります。医療機器は揃っていますが、地元の公立病院なので常に混雑しています。国際クリニック(入院可)を利用すると、英語で治療が受けられます。バリ島で唯一の潜水病に対応できる病院です。救急車の派遣も可能です。
(3)Bali International Medical Center Kuta(BIMCホスピタル・クタ)
所在地:Jl. Bypass Ngurah Rai No.100X, Kuta, 80361 Bali
電話番号:(036)-176-1263(英語・日本語)
ファックス:(036)-176-4345
ホームページ:Bali International Medical Center Kuta(英語)別ウィンドウで開く
概要:24時間対応の救急室のある外国人旅行者向けの私立病院です。日本人医療スタッフが常勤しています。救急車の派遣も可能です。
(4)Bali International Medical Center Nusa Dua(BIMCホスピタル・ヌサドゥア)
所在地:Kawasan BTDC blok D, Nusa Dua, 80361 Bali
電話番号:(036)-1300-0911
ファックス:(036)-1300-1150
ホームページ:Bali International Medical Center Nusa Dua(英語)別ウィンドウで開く
概要:2012年にヌサドゥア地区Bali Collectionショッピングセンターの向かいにオープンした総合病院。歯科診療、旅行者の透析(事前予約が必要)にも応じています。
(5)Surya Husadha Hospital(スルヤフサダ・ホスピタル)
所在地:Jl.Pulau Serangan No.7, 80114 Denpasar
電話番号:(036)-1233-787, (081)-2389-6617(日本語ダイヤル)
ファックス:(036)-1231-177
ホームページ:Surya Husadha Hospital(英語)別ウィンドウで開く
概要:デンパサール中心部に位置する私立の総合病院です。外国人向けの新病棟が2018年にオープンしました。日本人ゲストリレーションが勤務しており日本語による診療が可能です。また、旅行者の透析にも応じています(事前の予約が必要)。

○ マカッサル市

(順不同)

(1)RS Siloam Makassar(シロアム・マカッサル病院)
所在地:Jl. Metro Tanjung Bunga Kav.9, Makassar 901344
電話番号:(041)-1366-2900、予約センター(041)-1150-0181
ファックス:(041)-1811-7433
概要:2012年にオープンした病院で、国内全土に広く展開するシロアムグループの病院です。24時間診療の救急部門があり、英語を解する医師・職員もいます。

○ メダン市

(1)RS Columbia Asia(コロンビア・アジア病院)
所在地:Jl. Listrik No.2A, 20112 Medan
電話番号:(061) 4566-368(通常は英語可)(061) 4533-636(救急)
ファックス:(061) 4566-585
ホームページ:RS Columbia Asia(英語)別ウィンドウで開く
概要:217床の全科対応の私立総合病院です。救急室は24時間対応で、多くの常勤医のほか、病状に合わせて各科の専門医がオンコールで来院して診療にあたります。ほとんどの職員に英語が通じます。

10 インドネシア語一口メモ (カタカナ表記は参考です)

(1)語彙

<症状>

症状
日本語 インドネシア語 カタカナ表記
胸痛 sakit dada サキッ ダダ
腹痛 sakit perut サキッ プルッ
胃痛 sakit mag サキッ マッ(グ)
下痢 diare、menceret ディアレ、ムンチェレッ
発熱 demam ドゥマン(ム)
吐気 mual ムアル
だるい lesu、lemas レスー、スマース
食欲不振 tidak berselera makan ティダック ブルスレラ マカン
お腹が張る Kembung クンブン
痛い sakit サキッ
咳が出る batuk バトゥッ
痰が出る keluar dahak クルアル ダハッ
かゆい gatal ガタル
不眠 imsomnia インソ(ム)ニア
歯痛 sakit gigi サキッ ギギ

<病名>

病名
日本語 インドネシア語 カタカナ表記
食中毒 keracunan makanan クラチュナン マカナン
デング熱 Demam berdarah(DB) ドゥマン ブルダラ(デーベー)
腸チフス Demam tifoid(Tifus/Tipus) ドゥマン ティフォイド(ティプス)
結核 TBC テーベーセー
狂犬病 Rabies ラビエス
鳥インフルエンザ Flu burung フルーブルン
Kanker カンケル
火傷 luka bakar ルカ バカール
luka ルカ
発疹 bintik-bintik ビンティッ(ク)ビンティッ(ク)
虫刺され Digigit serangga ディギギット スランガ
頭シラミ Kutu rambut クトゥ ランブット
性病 penyakit kelamin プニャキッ クラミン

<その他>

その他
日本語 インドネシア語 カタカナ表記
医師 dokter ドクトゥル
入院 masuk rumah sakit マスッ(ク) ルマ サキッ
注射 suntik スンティッ(ク)
飲み薬 obat オバッ
抗生物質 antibiotika アンティビオティカ
下痢止め antidiare アンティディアレ
消化剤 obat untuk pencernaan オバッ ウントゥッ プンチュルナアン
鎮痛剤 obat penghilang rasa sakit オバッ プン(グ)ヒラン(グ) ラサ サキッ
血液 darah ダラ
尿 kencing クンチン
便 berak ベラッ(ク)
検便 pemerikasaan tinja プムリクサアン ティンジャ
検尿 pemeriksaan kencing プムリクサアン クンチン

(2)短文

短文
日本語 インドネシア語 カタカナ表記
具合が悪い。 Saya merasa tidak enak badan. サヤ ムラサ ティダッ エナッ(ク) バダン
病院へ連れて行ってください。 Tolong antarkan ke rumah sakit. トロン アンタールカン ク ルマ サキッ
診察の予約をお願いします。 Saya mau bertemu docter untuk diperiksa. サヤ マウ ブルトゥム ドクトゥル ウントゥッ(ク) ディプリクサ
場所はどこですか? Di mana tempatnya? ディ マナ トゥンパットニャ
下痢がひどいです。 Menceret terus. ムンチェレット トゥルース
風邪をひいたみたいです。 Sepertinya masuk angin. スプルティニャ マスッ(ク) アンギン
息切れがします。 Nafas saya sesak. ナフス サヤ スサッ(ク)
食欲がありません。 Saya tidak ada nafsu makan. サヤ ティダッ アダ ナフス マカン
疲れています。 Saya capek. サヤ チャペ
めまいがします。 Saya pusing. サヤ プシン
下腹部が痛いです。 Saya sakit perut bagian bawah. サヤ サキッ プルッ バギアン バワ
頭がズキズキします。 Kepala saya pusing. クパラ サヤ プシン(グ)
ここに書いてください。 Tolong dituliskan di sini. トロン ディ トゥリスカン ディ シニ
子供が二日ほど下痢をしています。 Anak saya telah dua hari menceret. アナック サヤ テラ ドゥアハリ ムンチェレッ
痛み止めをください。 Tolong dikasih obat supaya saya tidak merasa sakit. トロン ディカシ オバッ スパヤ サヤ ティダッ ムラサ サキッ
喉が痛いです。 Kerongkongan saya sakit. クロンコガン サヤ サキッ
風邪をひいて、喉が痛いです。 Saya masuk angin dan sakit tengorokan. サヤ マスッ アギン ダン サキッ クロンコガン
鼻水が出ます。 Keluar ingus クルアル イングス
咳には痰がからんでいます。 Batuknya berdahak. バトゥニャ ブルダハッ(ク)
お互いの健康のために、このマスクを使って下さい。 Tolong pakai masker ini, demi kesehatan kita bersama. トロン パカイ マスケル イニ、デミ クセハタン キタ ベルサマ

11 新型コロナウイルス関連情報

 インドネシアでは2022年9月末現在で、公表されている新規感染者数は1日あたり2000人前後、死者も1日10~20人程度とはやや収まりつつあり、社会規制も多くは解除され、コロナ以前に近い状態になっています。しかし、邦人社会でも最近は重症例や死亡例はないものの、感染者は持続的に確認されています。社会活動の活性化に伴い当地における完全な感染終息は当面望めない状況ですので、引き続き感染しない・させないための十分な予防策をとりつつ行動することをお勧めします。
 上記8.に挙げた医療機関では、ほとんどの場所で新型コロナウイルス感染症の診療に対応していますが、症状があり受診を希望される場合には、必ず事前に電話連絡の上、医療機関の指示に従って受診するようにして下さい。

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