世界の医療事情

ブルネイ

平成30年10月

1 国名・都市名(国際電話番号)

 ブルネイ・ダルサラーム国(バンダル・スリ・ブガワン)(国際電話番号 673)

2 公館の住所・電話番号

在ブルネイ日本国大使館 (毎週土日休館)
住所:Embassy of Japan in Brunei Darussalam, House No.33, Simpang 122, Kampong Kiulap, Bandar Seri Begawan BE 1518, Negara Brunei Darussalam
電話:(673)2229265
ホームページ:https://www.bn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html別ウィンドウで開く

(注)土日以外の休館日は暦年ごとにホームページにて案内していますので,ご覧ください。

3 医務官駐在公館ではありません

 在ベトナム日本国大使館 医務官が担当

4 衛生・医療事情一般

 ブルネイは熱帯雨林気候に属し,1年間を通して高温多湿で蒸し暑く,日本の夏に似た気候です。年間の平均気温はだいたい28℃くらいで,雨季は概ね12月-3月(北東モンスーン)と6-9月(南西モンスーン)ですが,乾季は目立たず1年を通じて多雨の傾向にあります。服装は,日本の夏服が適当ですが,室内は冷房が効いているので長袖シャツなどを用意した方が良いでしょう。戸外との温度差が大きいため,体調を崩しやすいので注意が必要です。山焼きの季節には煙害が発生することがありますので,呼吸器疾患がある方は注意を要します。マラリアの流行はほとんどありませんが,デング熱の流行,また最近は近隣国でジカ熱も発生していますので,蚊に刺されないように注意が必要です。鳥インフルエンザの発生は報告されておりません。

 入院施設のある総合病院は,国立と私立が一つずつあるのみです。総合病院には救急外来があり,24時間対応していますが,救急車で搬送された後に待合室で長時間待たされる事があります。設備は近代的ですが,医師はインド,パキスタン,バングラデッシュなどからの出稼ぎが多く,すべての事例に対応できるわけでは無く,場合によってはシンガポールなどの近隣国で受診する必要がある場合もありますのでご留意ください。

5 かかり易い病気・怪我

 ホテルなどでは,冷房が強く戸外との温度差や室内の乾燥のため,呼吸器感染症に注意が必要です。また年中高温多湿のため,食べ物が傷みやすく,食中毒や感染性胃腸炎に罹りやすいです。

6 健康上心がける事

 水道水は濁っており,大腸菌群が検出されることもありますので,飲用には必ず市販のミネラルウォーターをお使いください。

 強い日差しの中を歩く時は,日傘・帽子等で熱中症や日焼けを防ぎ,充分な水分補給を心がけましょう。

7 予防接種(ワクチン接種機関を含む)

 現地のワクチン接種医療機関等についてはこちら(PDF)別ウィンドウで開く

(1)入国に必須の予防接種は有りませんが,破傷風,A・B型肝炎の予防接種をしておくことをお勧めします。

(2)ブルネイ国の小児の定期一般予防接種

ブルネイ国の小児の定期一般予防接種
  初回 2回目 3回目
BCG 出生直後
B型肝炎 出生直後
6種混合
(DPT+ポリオ+Hib+B型肝炎)
2ヶ月 4ヶ月 6ヶ月
MMR 1歳 1歳半
Hib 1歳
4種混合
(DPT+ポリオ)
5歳  
HPV(女性のみ) 9歳から
(5年生時)学校が手配する
   

DPT(ブルネイにおけるDTaP):ジフテリア・百日咳・破傷風,Hib:インフルエンザ菌b型,MMR:麻疹・おたふく風邪・風疹,HPV:ヒトパピローマウイルス

2018年現在のワクチン接種可能な医療機関

  • BCG,DPT:RIPAS(リパス)とJPMCのみ
  • 水痘:RIPAS(医師の診察を受けた後)とJPMCのみ
  • ロタウィルス:JPMCのみ(ワクチンセンターでの取り扱い無し)
  • 肺炎球菌(小児用):現在,ワクチンセンターに在庫無し。

(3)インターナショナル・スクールや現地校に入学・入園する際,予防接種・接種証明書を求められます。保健省から各学校へ「予防接種の実施に関する調査・質問」があると保護者にアンケートが配られます。「接種なし」の項目については更に保健省から「接種希望の有無」を照会してくるようです。

(4)国立病院で受診する場合,外国籍の人は初めての登録費はB$20.00,他の費用は診察・治療された後に支払額が確定します。 5歳以下の子供が小学校に入学した際,定期一般予防接種を全て受けていない場合,学校の定期健康診断で注意され,未接種の予防接種を受ける場合は,無料で接種できる可能性があります。

8 乳児検診

 上記7(2)のスケジュールに従って予防接種を受ける際に,健康相談も同時に実施する体制です。下記9 国立病院RIPAS(リパス)かJPMCで受診出来ます。国立病院で受診する際は一度RIPAS病院で受診した後,受診者の家の近くにあるクリニック(診療所)に行くよう指示されます。

9 病気になった場合(医療機関等)

(1)Jerudong Park Medical Centre (JPMC)
住所:Jerudong Park B.G 3122 Brunei Darussalam
電話:2611433 緊急の場合:2612612 / 7172172
Fax:2612461
E-mail:administration@jpmc.com.bn
概要:100床の私立総合病院で医師や職員全員が英語を話します。ICU,CCU,CT,MRIなどがあり設備も整っていますが血液透析はありません。常勤の小児科医や産科医がいますが,すべての治療が可能ということではありません。日本語通訳はおりません。
(2)RIPAS Hospital (リパス)
住所:Bandar Seri Begawan, BA 1710, Brunei Darussalam
電話:2242424 救急車:991
Emergency Department, Nursing OfficerHjh Azizah Hj Idris (7178557)
Fax:2220294
概要:ブルネイで最大規模の国立総合病院です。772床,ICU,CCU,CT,血液透析などの設備があり,救急外来は24時間対応が可能です。しかし専門医が少なく,患者が多いため,通常の皮膚科などでも予約から実際の診療まで2ヶ月程度かかるのが一般的です。常勤の小児科医と産科医もおり,医師は英語を話します。
政府系医療機関受診に際してはBru-HIMS numberが必要で,緊急時に備え事前取得しておく必要があります。

10 その他の詳細情報入手先

在ブルネイ日本国大使館 ホームページ:https://www.bn.emb-japan.go.jp/別ウィンドウで開く

11 現地語・一口メモ

マレー語

  • 医師:ドクトー(Doktor
  • 飲み薬:ウバッ(Ubat
  • 注射:スンチック (Suntik
  • 針:ジャロム(Jarum
  • 下痢:チリビリッ(Cirit Birit
  • 発熱:デマン(Deman
  • 吐き気:ラサ ムンタ(Rasa Muntah
  • 嘔気:ムンタ(Muntah
  • 傷:ルカ(Luka
  • 風邪を引く:セレスマ(Selesma
  • 咳:バトク(Batuk
  • 頭が痛い:サキッ クパラ(Sakit Kepala
  • 胸が痛い:サキッ ダダ(Sakit Dada
  • 腹が痛い:サキッ プルッ(Sakit Perut
  • 具合が悪い:サヤ クラン シハッ(Saya Kurang Sihat
  • 病院へ連れて行ってほしい:トロン バワ サヤ ク ホスピタル(Tolong Bawa Saya Ke Hospital

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