世界の医療事情

ジンバブエ

令和2年10月

1 国名・都市名(国際電話番号)

 ジンバブエ共和国(国際電話国番号263)

2 公館の住所・電話番号

○ 在ジンバブエ日本国大使館(毎週土日休館)
住所:4th Floor Social Security Centre, Corner Julius Nyerere Way/ Sam Nujoma Street
電話:0242 250025/6/7
ウェブサイト:http://www.zw.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html別ウィンドウで開く

 ※土日以外の休館日は暦年ごとにホームページにて案内していますので、ご覧ください。

4 衛生・医療事情一般

(1)気候、衛生状態

 ジンバブエはアフリカ南部の内陸国で、国土の約4分の1以上が標高1,100~1,500mの高地に位置します。首都ハラレは標高1,500メートルの高地にあり、年間を通じてしのぎやすい気候となっています。季節は大きく5月~10月までの乾季と11月~4月までの雨季に分かれます。6~8月は1日の寒暖の差が激しく、日中は暖かいですが朝晩の気温は10度以下にまで下がります。逆に最も暑い時期は雨季入り前の10月で、日中の最高気温は30度前後に達します。

 当国の衛生状態は地域によっても大きく異なってきますが、2000年以降の政治や経済の混乱から非常に悪化しています。ハラレ市においてもインフラの老朽化や整備の遅れがあり、上下水道や電気などの供給が十分でなく、井戸水を利用し自家発電を必要とする地域が多くみられます。また、ハラレ市の人口密集地区では、汚物漏出やゴミの集積等による生活用水の汚染を原因としてコレラや腸チフス等の経口感染症が繰り返し集団発生しています。

(2)医療事情

 医療制度に関しては、公的医療機関を利用する場合は、地域の診療所から順に郡病院・州病院、首都ハラレにある国立総合病院へと紹介されていく制度を取っています。公的医療機関は政府の財政難等のために必ずしも衛生的ではなく、医薬品や衛生材料も不足しており、現地住民の受診で混雑していて邦人の利用には適していません。都市部には富裕層や外国人を中心に利用されている中規模の私立病院やクリニックがあり、邦人の利用実績もあります。ただし私立の施設では、外来受診・検査・入院などにその都度保証金や前払いを求められますので、受診に際しては十分な額の現金(米ドル)を持参してください。

 医療水準については、2000年頃まではアフリカの中でも施設・スタッフ共に比較的整った国でありましたが、2008年から2009年のハイパーインフレ以降は医療関係者の頭脳流出が続き、更にひっ迫する経済情勢もあいまって、保健・医療水準は大幅に低下しています。専門治療が受けられるのはハラレ市、ブラワヨ市の都市部に限られおり、地方の医療水準はことさら厳しい状況です。医療へのアクセスと質を国際比較したHealthcare Access and Quality(HAQ)indexでは、ジンバブエは第174位(195か国中)と報告されています(2016年調査)。

 医療処置に関しては、全身麻酔を要するような手術や複雑な処置を当国で受けることには大きなリスクを伴います。例えば、急性心筋梗塞に対してカテーテル治療が行える専門施設は国内にありません。このため簡単な応急処置を除いて、当国での医療機関の利用は最低限に留めて、南アフリカや欧州などの医療先進国で治療を受けた方が賢明といえます。

 このような当国の医療事情を考慮すると、当国に滞在される方は医学的な緊急事態に備えて、高額な国外への緊急移送費をカバーできる海外旅行傷害保険に入られておくことを推奨します。

5 かかり易い病気・怪我

(1)経口感染症

 病原微生物を含んだ水や食べ物を介して感染します。当国で罹りやすい経口感染症として、コレラ、腸チフス、細菌性赤痢、A型肝炎等があります。

 コレラは2008年に首都ハラレで発生したものが、半年で全土に広がり2009年にかけて10万人が感染し、4,000人以上の死者を出す未曾有の大流行となりました。その後もコレラは散発的に集団発生しており、特にハラレ市の衛生状態の悪い人口密集地区が発生源となりやすく、2018年9月にも同地区からコレラの感染が拡大し、政府が災害事態宣言を発令して対応にあたる事態となりました。同じく腸チフスも水の不安定供給や排泄物による生活用水の汚染等を原因として、国内各地で数千人規模の集団発生がたびたび報告されています。

 このように当国においては、経口感染症のリスクは常時存在するものとして飲食の衛生にはくれぐれも注意してください(6.健康上心がけること(1)を参照)。

(2)マラリア

 当国は熱帯熱マラリアの発生地域です。首都ハラレを含めて標高が1,300メートルを超える地域でのマラリア感染のリスクは少ないと言われていますが、これより標高の低い地域では感染のリスクが高くなります。ビクトリアフォールズやカリバ湖周辺などのザンベジ川流域の観光地では年間を通じてマラリアの発生が報告されています。ここ数年マラリア発生が増えるのは1月~6月で、4月~5月頃に患者数が最多となる傾向があります(年間累積患者数は約40万人、死亡数は500人以上)。

 マラリア原虫をもった、主に夜間に活動するハマダラカに刺されることで感染します。蚊に刺されないようにすることが予防策の基本であり、流行地へ出かけるときには防蚊対策(明るい色の長袖・長ズボン、靴下の着用、昆虫忌避剤の使用(DEET成分であれば10%以上のもの)、蚊帳のあるホテルの利用、夜間の外出を控える等)を必ず行ってください。訪問地と滞在期間ならびに活動形態によっては、マラリア予防薬の内服が勧められますので渡航前に医師に相談してください。

 熱帯熱マラリアの潜伏期は7日~30日です。マラリア流行地に入ってから7日目以降にマラリアを疑う症状(高熱、頭痛、悪寒、関節痛、下痢等)が出た場合には、速やかに医療機関を受診してマラリアの検査を受けてください。熱帯熱マラリアは治療が遅れると命にかかわるため早期の受診が重要です。なお、当国の熱帯熱マラリアはクロロキン耐性が進んでいます。治療薬としてはアルテメテル/ルメファントリン配合錠(Coartem®もしくはRiamet®)が有効です。

(3)住血吸虫症

 淡水に生息する寄生虫(ビルハルツ住血吸虫)が皮膚から浸入することで感染し、皮膚炎、頻尿や血尿などの膀胱炎症状、生殖器系の障害を引き起こします。慢性化すると膀胱癌のリスクが高まります。国内各地で感染が報告されており、池、湖、川等の淡水に手足を入れたり、泳いだりしないでください。

(4)HIV/AIDS

 当国のHIV罹患率(15-49歳)は13.5 %と高率であり、HIV感染者数は約130万人と推定され、依然として大きな社会問題となっています。HIVの主な感染経路は、①性的接触、②母子感染、③血液を介してです。通常の日常生活で感染することはありませんが、無防備な性交渉はB型肝炎、C型肝炎、その他の性感染症と同様、感染リスクが高いことを意識して行動してください。また、怪我人を手当てする等、他人の血液や体液との接触には注意が必要です。なお、当国でも輸血製剤に対する感染症スクリーニング検査は行われていますが、過去には輸血によるHIV感染が報告されており、当国での輸血は可能な限り避けるようにしてください。

(5)結核

 結核の推定患者数は3万人以上で、そのうち半数以上がHIV感染症を伴っています。当国ではHIV感染症とともに結核も蔓延していますので、使用人の採用などにあたっては注意が必要です。

(6)狂犬病

 狂犬病ウイルスに感染した動物の唾液を介して感染します。発症した場合には脳炎を引き起こし、ほぼ100%死に至ります。当国でも死亡が報告されています。犬だけでなく、ジャッカル、コウモリなど他のほ乳類も狂犬病ウイルスを保有している可能性があるため、動物には不用意に近づかないでください。動物に咬まれるなどしたときは直ちに傷口を石鹸と流水で洗浄して消毒し、医療機関を受診してください。事前に狂犬病の予防接種をうけていても追加のワクチン接種が必要となりますので、必ず医療機関を受診してください。

(7)蝿蛆(ようそ)症

 当国には洗濯物に卵を産み付け、孵化した幼虫(蛆ウジ)が皮膚に寄生して皮膚を突き破って出てくるプチフライ(ニクバエ)が生息しています。このため、洗濯物は屋内に干すか乾燥機を用いて、屋外に干した場合はしっかりとアイロンをかける必要があります。

(8)毒蛇咬症

 当国には猛毒のコブラやブラックマンバなどの毒蛇が生息しています。むやみに茂みや藪に入らないでください。蛇に咬まれた場合には、できるだけ安静を保ち、すぐに病院に搬送してもらってください。

(9)アフリカ睡眠病(アフリカ・トリパノソーマ症)

 トリパノソーマという原虫によって引き起こされる感染症で、ツェツェバエに刺されて吸血されることで感染します。症例のほとんどはコンゴで発生していますが、当国および近隣国でも少数ながら発生しています。潜伏期間は1~3週間程度と考えられています。急性期には刺された部位の隆起、発熱、悪寒、頭痛、リンパ節の腫脹、発疹などがみられ、治療せずに放置するとやがて髄膜脳炎を来し、日中の眠気や歩行障害、最終的には昏睡状態に陥り、数か月から数年で死に至ります。ツェツェバエは日中に吸血するため、日中に藪などに立ち入らないようにしてください。また、明るい色や暗い色に誘われてやってくるため、環境に溶け込みやすい中間色の長袖・長ズボン、靴下を着用してください。ワクチンや予防薬はありません。

(10)季節性インフルエンザ

 当国は南半球に位置しており、日本で冬に流行する季節性インフルエンザ等の流行時期は、一般的に涼しい5~8月頃の乾季と言われています。この時期に当国に滞在する場合、入手できるようであれば予防接種も検討してください。可能であれば南半球用のワクチンがよいでしょう。

(11)その他の感染症

 その他、報告数は少ないものの、炭疽病(炭疽菌に感染した家畜や野生動物やその死骸に接触したり、その肉を摂取することで感染)、チクングニア熱(ウイルスをもった蚊に刺されることで感染)、クリミア・コンゴ出血熱(ウイルスをもったダニに咬まれたり、感染した動物に接触することで感染)などに感染するリスクがあります。

(12)その他の病気

 当国で10月から11月にかけて満開を迎えるジャカランダの花粉はアレルギー性鼻炎などの症状を引き起こすことがあるので、花粉症の既往等がある場合には、抗アレルギー薬等を持参することをお勧めします。

(13)交通事情と路上強盗

 実際の交通事情が歩行者優先ではなく車優先となっているため、信号機があったとしても自分の目で安全を確認してから道路を横断してください。特に“コンビ”と呼ばれる乗り合いタクシーは交通ルールを守らず危険走行をするため要注意です。一般に車両の走行スピードが速く、整備不良車両も多く、信号機故障もあり、道路事情も悪いため、車の運転には常に注意が必要です。また、主に夜間に交差点等で信号待ちの車の窓を割って金品を奪う“スマッシュ・アンド・グラブ”という犯罪が多発しています。夜間の運転は極力控えてください。やむを得ず夜間運転する場合は、窓・ドアを施錠して周囲を警戒し、いつでも逃げられるように車間距離を保ち、信号機などは可能な限り停止せず通過してください。また、貴重品等の荷物は助手席等に置かず、トランクに収納してください。

6 健康上心がける事

(1)経口感染症に対する注意

 飲み水はボトル入りの水を購入してください。ボトル入りの水が手に入らない場合、水道水や井戸水は煮沸したものを飲むようにしてください。ハラレ市の上水道は設備の老朽化・水質処理薬の不足から水質悪化が進んでおり、そのままの飲用には適しません。外食する際には、屋台など不衛生な店は避け、信頼できるレストランを利用するなどの注意が必要です。当国では停電の頻発によりコールドチェーン(冷蔵運搬・冷蔵保管)は必ずしも維持されておりません。食材を買い求める際に鮮度や生産元を確かめる必要があります。自宅での調理の際にも、十分熱を通し、調理直後に食べるなど食品衛生の基本を守ってください。食べる前には手を洗うか手指消毒をする等、基本的な衛生観念を意識すること大切です。

(2)有害生物に対する注意

 すでに述べたとおり、当国では蚊やハエに刺されることで感染する病気が流行しています。住宅には網戸がなく、扉にも隙間があり、昆虫などが簡単に入り込みます。可能であれば防虫対策品を日本から持参されることをお勧めします。長期滞在される方は、蚊取り線香、ハエ叩き、ハエ・アリ・ゴキブリ取り、ダニ除けなどを持参されるとよいでしょう。外出時の防虫対策として、昼夜問わず服装は皮膚露出を少なくし、露出部ならびに服の上にも昆虫忌避剤(DEET成分であれば10%以上のもの)を塗布すると効果的です。特にマラリア流行地に行く際には必ず防蚊対策(明るい色の長袖・長ズボン、靴下の着用、昆虫忌避剤の使用、蚊帳のあるホテルの利用、夜間の外出を控える等)を行ってください。防虫繊維を用いた衣類や寝具も日本で発売されています。

 川や湖などに手足をつけたり、泳いだりしないでください。

 野生動物や家畜およびその死骸、ペットには不用意に触れないでください。

 むやみに茂みや藪に入らないでください。

(3)気候への対策

 ハラレ市は標高が高いため、年間を通じて日差しの有無で気温が大きく変わります。湿度が低く汗がすぐ蒸発するため、水分補給を怠ると脱水状態になりやすいので注意してください。お酒の飲みすぎや過度の運動も体調を崩す可能性があるので注意してください。また、常に日差しが強いため、冬季でも屋外に出る場合は帽子・サングラス・日焼け止めを使うなどして紫外線対策を行ってください。また、乾季の6月~8月は朝晩の気温が低く、最低気温は10℃以下となりますので暖かい衣類等の寒さ対策も必要です。乾期は湿度が低くなり、時には20%程度と極端に下がりますので、保湿クリームの使用や寝室の加湿などの対策をお勧めします。

(4)その他

 当国の医療事情を考慮すると、長期滞在される方は事前に日本で健康状態(歯科を含む)のチェックを受け、できるだけ必要な治療を済ませておくことをお勧めします。

7 予防接種

 現地のワクチン接種医療機関等についてはこちら(PDF)別ウィンドウで開く

(1)赴任者、長期滞在者に必要な予防接種

 日本から当国に入国する際、検疫上必須となる予防接種はありませんが、接種しておいたほうがよいと考えらえるワクチンは以下のとおりです。なお、当国でもワクチン接種が行える医療機関はありますが、停電によりワクチンの温度管理が難しい状況にあり、かつ在庫状況も不安定です。

成人:A型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病、腸チフス

小児:日本国内での定期予防接種および推奨されている任意接種。それに加えて成人と同様に、A型肝炎、B型肝炎(定期接種で受けていない場合)、狂犬病、腸チフス

 その他、衛生状態の悪い地域で活動される方には、経口コレラワクチン(日本では未認可)、近隣の流行国へ出入りする場合には黄熱病、髄膜炎菌髄膜炎ワクチンの接種が検討されます。麻疹(はしか)、風疹、水痘(みずぼうそう)、ムンプス(おたふく)もこれまで罹患したことがなく、予防接種歴が不明の場合には医師に相談した上で接種を検討してください。

(2)現地の小児定期予防接種一覧

 当国の小児定期予防接種は、必須とされるワクチンの種類や接種回数、時期が日本と異なります。

表1 ジンバブエの小児定期予防接種一覧
ワクチン 初回 2回目 3回目 4回目
BCG 出生時      
ポリオ(OPV) 6週 10週 14週 18ヶ月
(OPV/IPV)
5種混合ワクチン
(DPT+B型肝炎+インフルエンザ菌b型)
6週 10週 14週 18ヶ月
(DPTのみ)
麻疹(はしか)+風疹 9ヶ月 18ヶ月    
肺炎球菌 6週 10週 14週  
ロタウイルス 6週 10週    
ビタミンA 6ヶ月 12ヶ月 18ヶ月 24、 30、 36ヶ月

DPT:(3種混合)ジフテリア・百日咳・破傷風、OPV:経口ポリオワクチン、IPV: 不活化ポリオワクチン

(3)現地校に入学・入園する際に必要な予防接種

 ハラレ市にあるインターナショナルスクールでは、入学手続の際に予防接種証明(英文)が必要です。必要な予防接種の詳細につきましては各校に直接お問い合わせください。

8 病気になった場合(医療機関等)

(1)救急搬送会社

 公的な救急搬送システムがないため、救急車が必要な時には民間の救急搬送会社を利用する必要があります。主な会社を紹介します。基本的に会員性のサービスになりますので、長期滞在される場合には加入をお勧めします(プランにより月額5米ドル前後)。旅行者など短期滞在の方も日額~1ヶ月程度の加入プランもありますので、下記に問い合わせの上、できれば加入をお勧めします。国外等への長距離搬送については、搬送費用を海外旅行保険でカバーできることが条件になります。

(a)ACE社
救急車、ヘリコプター、医療航空機による国内外への搬送
電話: 0782 999 901/2/3/4(HOTLINE)、フリーダイヤル: 08080412
ホームページ:www.ace-ambulance.com別ウィンドウで開く
(b)MARS社
救急車、医療航空機による国内外への搬送
電話:(0242)771221、(0712)600002(HOTLINE)、フリーダイヤル: 182(Econet社携帯)
ホームページ:www.mars.co.zw別ウィンドウで開く

(2)医療機関

 当国の公的医療機関は邦人が利用するには厳しい状況にあるため、私立病院・個人クリニックを中心に紹介します。(電話番号は通信会社の事情により頻回に変更があるためご注意ください。)

◎ハラレ市

(a)The Avenues Clinic(私立総合病院)
所在地:Corners Baines and Mazowe Street, Harare
電話:(0242)251180(24時間)、(0242)251190(一般)
ホームページ:http://www.avenuesclinic.co.zw/別ウィンドウで開く
概要:ハラレ市で一番大きな私立総合病院。集中治療室、手術設備、24時間体制の救急外来あり。初期対応後に専門医の診察が必要な場合には、専門医が呼ばれて来る体制。検査は血液、超音波、CT、MRI(予約のみ)が可能。内科、外科、小児科、産婦人科、整形外科、脳外科、心臓外科、耳鼻咽喉科、眼科、泌尿器科、麻酔科、腫瘍科、歯科・口腔外科の専門医が登録されている。専門医は病院に常駐しておらず、自分の診療枠・手術枠がある日に病院に来て診療を行う。
(b)Trauma Centre Borrowdale(私立有床診療所)
所在地:1 Borrowdale Lane, Borrowdale, Harare
電話:0776 133 599、 0773 174 123(24時間)、(0242)886921(一般)
ホームページ:http://traumazim.com/別ウィンドウで開く
概要:24時間対応の救急外来を主とした診療所。初期対応後に専門医の診察が必要な場合には、専門医が呼ばれて来る体制。検査は血液、レントゲン、超音波、CTが可能。集中治療室、手術室、出産設備を含む入院設備あり。成人のワクチン接種も可能。
(c)Health Point Hospital Belgravia (私立有床診療所)
住所:15 Lanark Road, Belgravia, Harare
電話:(0242)700666/7/8
概要: 救急搬送会社ACE社と連携している有床診療所。24時間体制の救急外来あり。初期対応後に専門医の診察が必要な場合には、専門医が呼ばれて来る体制。検査は隣接した施設と連携し、血液、レントゲン、超音波、CT、MRI(予約のみ)が可能。集中治療室を含めた入院設備あり。
(d)Health Point Medical Centre Borrowdale(私立診療所)
住所:Village Walk, Borrowdale, Harare
電話::(0242)700666/7/8
概要: 救急搬送会社ACE社と連携している診療所(入院設備なし)。ハラレ市で最大のショッピングモールの一画にある。診察時間は 7:00〜19:00(土日含む)。総合診療医が交代で診療を行う体制。検査は血液、レントゲン、超音波、CT、MRI(予約のみ)が可能。成人のワクチン接種(黄熱病、破傷風、狂犬病、B型肝炎、肺炎球菌、HPV)も可能。
(e)Dr. Shagufta Nasir (個人クリニック・総合診療医)
住所:Third Floor, Medical Chambers, 60 Baines Avenue, Harare
電話::(0242)705733
概要:小児・成人の一般診療。診察時間平日9:30~16:00(木・土は半日)。要事前予約。
(f)Cambridge Road Pediatrics(小児科総合診療所)
住所:Cambridge Road, Avondale, Harare (St. Ann’s Hospital Cambridge Road Entrance)
電話:(024)2339382
概要:院長の他に3人の小児科専門医が所属しており、24時間体制で小児総合診療を提供。St Anne’s Hospitalの敷地内にある。小児の定期予防接種が可能。
(g)Dr. Greg Powell (個人クリニック・小児科医)
住所:53 Baines Avenue, Harare
電話:(0242)700947
概要:小児の一般診療。小児の定期予防接種が可能。診察時間は9:00~13:00(月・火・木・金曜日)、14:30~17:00(水曜日)。要事前予約。
(h)Milton Park Medical Centre(私立有床診療所・整形外科・外科系)
住所:2 Harvey Brown Avenue, Milton Park, Harare
電話:(0867)7188522
概要:整形外科を中心とした外科系の手術が行える診療所。24時間救急外来あり。画像検査はレントゲンが可能。CT、MRIが必要な場合は画像専門施設に搬送して実施する。
(i)Dr. Milan Djordjevic(歯科・口腔外科)
住所:11 Dunkirk Drive,Alexandra Park, Harare
電話:(0242)744582
概要:邦人治療実績もある親日家の歯科医。診療時間平日8:00〜17:00。要事前予約。
(j)Dr. Farayi S. Moyana(個人クリニック・歯科医)
住所:60 Baines Avenue, Medical Chambers First Floor, West Wing, Harare
電話:(0242)792309
概要:一般歯科診療。診察時間は平日8:00~17:00(土曜は半日)。要事前予約。

○ビクトリアフォールズ

 ビクトリアフォールズの医療は総合診療医が担っており、各科専門医は勤務していません。緊急で専門治療を要する場合は国内都市部か国外(南アフリカ)の医療機関への緊急移送が必要となります。国外等への長距離搬送については、搬送費用を海外旅行保険でカバーできることが条件になります。

(a)The Health Bridge Private Hospital(私立有床診療所)
所在地:95 West Drive, Victoria Falls
電話:(0213)2846634
ホームページ:http://www.thehealthbridge.org/別ウィンドウで開く
概要: 総合診療医がいる有床診療所。24時間対応の救急外来あり。検査は血液(マラリア検査含む)、レントゲン、超音波が可能。成人のワクチン接種可。産科ベッドを含む入院設備、透析設備、歯科あり。支払いは国際クレジットカード(VISA、Master)使用可。
(b)Chinotimba Medical Centre(私立有床診療所)
所在地:5020 Chinotimba Township, Victoria Falls
電話:(0213)2843144
ホームページ:http://www.raphaclinic.net/cmc/別ウィンドウで開く
概要:総合診療医がいる有床診療所です。24時間対応の救急外来あり。検査は血液、レントゲン、超音波が可能。成人のワクチン接種可。産科ベッドを含む入院設備、歯科あり。支払いは国際クレジットカード(VISA、Master)使用可。

9 その他の詳細情報入手先

(1)在ジンバブエ日本国大使館:https://www.zw.emb-japan.go.jp/別ウィンドウで開く

(2)厚生労働省検疫所:https://www.forth.go.jp/別ウィンドウで開く

(3)国立感染症研究所:https://www.niid.go.jp/niid/ja/schedule.html/別ウィンドウで開く

(4)米国疾病予防管理センター(CDC)Travelers' Healthhttps://wwwnc.cdc.gov/travel/別ウィンドウで開く

(5)世界保健機構(WHO)ジンバブエ事務所:https://afro.who.int/countries/zimbabwe/別ウィンドウで開く

(6)ジンバブエ保健・育児省:http://www.mohcc.gov.zw/別ウィンドウで開く

10 一口メモ

 当地の医療機関では英語による予約、診察、説明が受けられます。「世界の医療事情」冒頭ページの一口メモ(もしもの時の医療英語)を参照ください。

11 新型コロナウイルス関連情報

 2020年10月1日時点の累計感染者数は7,850人、回復率80%、累計死亡者数は228人です。出入国の際には決められた条件がありますので、必ず最新情報を確認してください。

 外出時にはマスクの着用が義務付けられており、違反すると罰金や拘束の恐れがあります。当国で入手できるマスクや手指消毒材等の衛生材料は数が限られており、質も悪く、割高であるため日本から持参することをお勧めします。また、夜間の外出(午後8時から午前6時までの間)は禁止されています。

 現在新型コロナウイルス感染症患者受け入れを確認できているハラレ市の私立医療機関は下記のとおりです。私立医療機関の中には集中治療の設備を有するところもありますが、集中治療のスキルを持つ医療スタッフも治療薬も限られており、当国で重症化した場合には救命は厳しくなると考えられます。当国に滞在される方は医学的な緊急事態に備えて、海外旅行保険の治療・救援費用補償を最大まで上げておくことを強くお勧めします。

(a) St Anne’s Hospital
住所:155 King George Road Avondale, Harare
電話:04 339 933
概要: ICU、人工呼吸器の設備あり。
(b) Health Point Upper East Medical Center
住所:2 Seagrave, Mount Pleasant, Harare
電話:(0867)7174760
概要:緊急搬送会社のACE社と連携しているHealth Point関連の新しい有床
診療所。ICU、人工呼吸器の設備あり。
(c) PCR検査が受けられる施設
ハラレ市では、大手検査会社(Lancet Clinical Laboratories, Cimas Medical Laboratories等)の支所等でPCR検査が受けられます。費用は60~100米ドル程度、検査結果が出るまでに1日~3日ほどかかります。下記に一部紹介します。
(1)Trauma Centre Borrowdale (8.病気になった場合 (2)医療機関(b)参照)
所在地: 1 Borrowdale Lane, Borrowdale, Harare
電話:0776 133 599、0773 174 123(24時間)、(0242)886921(一般)
ホームページ:http://traumazim.com/別ウィンドウで開く
(2) Lancet Clinical Laboratories
住所:22 Fife Ave Cnr Blakiston Street, Harare
電話:(0867)7006365
ホームページ:http://www.lancet.co.zw/別ウィンドウで開く
(3) Cimas Medical Laboratories
住所:Medical Chambers, 60 Baines Avenue, Harare
電話:(0072)161 511
ホームページ:https://www.cimas.co.zw/別ウィンドウで開く

 本稿は2020年10月時点の状況です。気候変動や当国の社会情勢の混乱によって医療衛生事情が短期間で大きく変化する可能性があります。常に最新の情報に基づいて行動してください。


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