世界の医療事情

コンゴ民主共和国

2022年10月

1.国名・都市名(国際電話番号)

 コンゴ民主共和国(国際電話国番号243)

2.公館の住所・電話番号

○ 在コンゴ民主共和国日本国大使館 (毎週土日休館)
住所:L’Ambassade du Japon en République Démocratique du Congo, 372, Avenue Colonel Mondjiba, Concession Immotex, Ngaliema, Kinshasa, République Démocratique du Congo
電話:081-555-4731~4
ホームページ:https://www.rdc.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html別ウィンドウで開く

※土日以外の休館日は暦年ごとにホームページにて案内していますので、ご覧ください。

4.衛生・医療事情一般

(1)生活環境

 コンゴ民主共和国はアフリカ大陸中央部に位置し、広大なコンゴ盆地の熱帯雨林地域を貫いて流れ、南大西洋に注ぐコンゴ川流域の共和制国家です。アフリカでアルジェリアに続いて第2位、世界でも第11位の広大な面積(234.5万km2で、日本の約6倍)を有しています。これだけ大きな国ですが、海岸線はアンゴラ共和国本土とその飛び地に挟まれ、わずか40kmほどしかありません。気候・風土は地域により様々であり、言語も公用語のフランス語以外に4つの国民語が認められています。

 首都キンシャサはコンゴ川下流左岸に位置していて、川を挟んで隣国コンゴ共和国の首都ブラザビルと相対する双子都市を形成し、人口約1,500万人を擁するフランス語圏最大の巨大都市です。キンシャサの標高は240mで熱帯気候に属し、年間を通じて平均気温23~27℃、湿度80%前後です。5月中旬から9月上旬は乾期のため降雨はほとんどなく、曇天が続き気温もそれほど上昇しませんが、コンゴ川の水量が減り、沿岸や支流で滞留が起こることでハマダラカが大量発生するため、通年感染リスクの高い熱帯熱マラリアが特に流行します。9月中旬から5月上旬は雨期となり、日中の最高気温は35℃超となる日も珍しくなく、短時間の激しい降雨が時折ある以外は、厳しい日差しを伴う蒸し暑い日々と熱帯夜が続き、降雨後は洪水や落雷に伴う通信障害がしばしば発生します。また、雨期中においても1-2月は現地で小乾期と呼ばれ比較的降雨量が少なくなるため、乾期同様、熱帯熱マラリア罹患の危険性が高くなります。

 2018年末の大統領選挙後、国内の治安は比較的安定していますが、日中のキンシャサで人通りが多い場所でさえ外国人が一人で自由に出歩くのは難しい上、東部地域を中心として散発的に死傷者を伴うデモが発生するなど、一部地域では未だ紛争状態にあるため、移動には細心の注意を払う必要があります。

 生活に関しては、キンシャサや南東部の大都市ルブンバシにおいてすら、電気、上下水道などライフラインの恩恵を十分に受けられるのは富裕層居住区にほぼ限られています。電力はコンゴ川下流のインガダムの水力発電によって供給されているものの、設備の老朽化と整備不良から頻繁に停電を余儀なくされるため、住宅やホテルは発電機を備え付けている所を選択する必要があります。水道インフラも脆弱でしばしば断水し、時として変色した水しか出ない状態となることから、水の取り置き、ミネラルウォーターの備蓄が欠かせず、浄水器の使用が必要です。大都市中心部のIT環境は発展著しく、4G回線を利用したデータ通信も可能ですが、先進国と比較すると安定性に欠けます。交通インフラは都市部でも未整備な上、人口集中や車両過多も相まって激しい渋滞と無謀運転が常態化しています。
その他多くの地方都市や僻地では、一部地域を除いて電気供給が不安定なため、滞在に際しては予め電気供給時間の確認、自家発電装置を持った宿泊施設を選択するなどの対策が必要です。また、上下水道は汲み置きの水を使用するところが専らです。道路は多くが未舗装で、コンゴ川やその支流によって遮られているため、陸路では渡河用船舶(バック)を利用しないと移動困難な地域が多く存在します。通信環境も悪く、一部通信会社の2Gから3G回線でないとつながらない地域もありますので、現地情報は必ず事前に確認しておくことをおすすめします。

(2)医療事情

 感染対策が進んだ結果、その実数は大幅に減少しつつあるものの、当国ではここ数十年来変わらずマラリア、結核、下気道感染症、下痢性疾患といった感染症が主たる死因となっています。5歳未満児死亡率、妊産婦死亡率はいまだ高く、平均寿命は62.4歳と短命です。加えて、当国の医療従事者は非常に少なく、特に医師不足、歯科医師不足は深刻です。保健システムも未整備な部分が多く、公共の医療保険制度、救急搬送制度は存在しません。当地に輸血銀行はありますが十分に機能しておらず、日本と同水準の病原体確認は行われていないため、命に関わる事態でない限り輸血を受けるべきではありません。大都市の一部私立医療機関における診療水準は日本の二次救急病院に匹敵しますが、公立病院を含め、それ以外の病院における診療レベルは高くありません。当国で衛生面、医療設備、医療従事者の質・量を備えた医療施設を見つけることは著しく困難なため、病気にならないための予防策が最重要とお考えください。

 現在、当地で日本人が受診可能な病院は、8.病気になった場合(医療機関等)に記載したとおりです。キンシャサのCPU病院に関しては事前登録が必要な会員制病院であるため、当地に滞在される際には同施設への登録をおすすめします。ただし、同病院においてさえ脳神経外科系、心臓血管外科系疾患の重症患者や緊急で専門的外科処置が必要な多発外傷患者への対応は困難であり、多くの場合全身状態を安定させたうえで医療先進国への緊急移送となります。その場合の移送費用は非常に高額であるため、必ず十分な額の保険に加入していただくようお願いします。

5.かかり易い病気・怪我

(1)マラリア

 コンゴ民主共和国を含むサブサハラアフリカ地域滞在中、最も注意を要する疾患です。日本人の死亡例もあります。マラリアは、雌のハマダラカに刺されることでマラリア原虫が媒介され感染します。当国ではコンゴ川の豊富な水流によって、年間を通じて全土が感染高リスク地域にあたります。年間約2,900万人の患者が国内で発生していて、医療機関における外来患者の約半数、国内における死因の2割強をマラリアが占めています。
当地で感染するのは熱帯熱マラリア(=悪性マラリア)で、治療薬はクロロキン耐性です。日本人が発症し、未治療のまま経過すると自然治癒は望めず、わずか数日で動けなくなるほど重症化します。この時点で治療開始された場合、長期の入院を余儀なくされる上、病状次第では先進国への緊急移送となります。最悪のケースでは、脳マラリアや多臓器不全に進行して死亡します。
ワクチンは存在しますが、有効性が中等度であることに加え、流通が限られているため接種を希望しても利用できる状況にはありません。当地に渡航される際は、滞在期間やマラリア治療が可能な医療機関へのアクセスをトラベルクリニック医師と必ず相談・確認の上、抗マラリア薬の予防内服(90%の予防効果があります)やスタンバイ治療(症状出現から24時間以上、適切な医療機関に受診できない地方滞在の場合等に必要となります)を準備し、到着後は蚊に刺されない工夫(後述)を常に心がけてください。当地に滞在して一週間経過以降に発熱、頭痛、筋肉痛、全身倦怠感、不眠などの症状が1日以上続く場合は、発生頻度と未治療時の結果の重大性から、まずマラリアを疑って病院を受診してください。当地の医師には、「マラリアを心配しているので検査を希望する」とはっきり伝え、当日中に結果が得られるよう強く要請してください。マラリアの初期症状は腸チフス、デング熱、新型コロナウイルス感染症や季節性インフルエンザと区別がつきにくいことに加え、発症初期は検査が陰性となることも珍しくなく、発熱はいったん下がる場合もあるため、診断まで時間を要することもしばしば経験します。当地で原因のはっきりしない発熱、体調不良は、「確定診断がつくまでマラリアを疑って対応」することが大切です。さらに、ほかの病気と診断されたとしても「マラリアに共感染」していることがありますので、治療や経過観察しても体調が改善しないとき、衰弱が激しいときは必ず周囲に助けを求めて下さい。
マラリアの潜伏期間は1-4週間程度で、当地を離れた後も約1か月は発症リスクがあります。日本を含む非流行地域で、マラリアは見落とされがちです。出国後1か月以内に前述の症状があるときは、医療機関受診の上で必ず渡航歴を伝え、マラリアの可能性があることを診療担当医師に相談してください。9.その他の詳細情報入手先の(6)、(7)に日本のトラベルクリニック、蚊媒介感染症専門医療機関の一覧を掲載しましたので参照ください。

(2)旅行者下痢症

コレラ、大腸菌、非チフス性サルモネラ、カンピロバクターなどの細菌、赤痢アメーバやジアルジアなどの寄生虫、ノロ、ロタなど各種ウイルスといった様々な病原性微生物が主に飲食物を介して経口感染し、下痢、腹痛、嘔吐などの症状をきたします。コレラには、国内未承認ですがワクチンがあります。感染リスクの高い場所で一定期間滞在、活動を予定している方(医療者など)は、トラベルクリニック専門外来医師と相談の上、接種を検討して下さい。
大抵の場合、適切な水分・塩分補給を行いつつ、食事を避けて腸を休めることにより数日程度で症状は軽快しますが、発熱や血便を伴う下痢、5%以上の体重減少をきたす下痢、乳幼児の下痢の場合は早急な治療が必要になりますので適切な医療機関を受診してください。原因を特定せずに安易に下痢止めを服用することはおすすめできません。また、脱水を避けるため、水分は少量ずつ頻繁に摂取することを心がけてください。

(3)麻しん(はしか)

 麻しんウイルスによる感染症で、当地では全国的に常時流行しています。特に2019年はWHO(世界保健機関)から「世界最悪」と称されるほどの大流行が全国に広がり、多くの乳幼児が亡くなっています。ワクチンキャンペーンで感染の拡大防止を図っているところですが予防接種体制はいまだ十分とは言いがたい上、非常に感染力が強いため今後も全国土で流行継続が予想され、日本人にも感染リスクがあります。予防接種が有効であり、母子手帳や予防接種記録を参照し、日本出国前に医療機関でワクチン接種歴や血中抗体価を確認した上で対策をご相談ください。

(4)ポリオ(急性灰白髄炎)

 東部地域を中心として、全国土で毎年ワクチン由来株によるポリオ患者が確認されています。ポリオは、感染者の排泄物や汚染された水などを介し、ポリオウイルスが経口感染することで発症します。十分な免疫を有していない場合、無症状のまま感染、移動することで他国に伝播してしまうリスクも生じます。感染予防にはワクチン接種が有効です。多くの日本人は幼少時にワクチン接種を複数回施行されていますが、日本出国前に母子手帳などでワクチン接種歴を確認し、トラベルクリニックに相談の上、必要に応じて追加接種を行うようにしてください。

(5)ウイルス性肝炎

 当地では肝炎ウイルス(A、B、C、E)感染のリスクがあります。A型、E型肝炎ウイルスは汚染された飲食物から、B型、C型肝炎ウイルスは性交渉や医療機関での診療時に血液、体液から感染します。感染すると黄疸を伴う急性肝炎症状を呈し、劇症化すると死亡することもあります。B型肝炎、C型肝炎は慢性化して肝細胞がんの原因ともなります。不衛生な場所での飲食は控えるとともに、不特定の方との性交渉は避け、信頼できる医療機関を受診するのが賢明です。A型、B型肝炎ウイルスはワクチン接種で予防可能であり、トラベルクリニックに相談の上、渡航の際は必ず予防接種を受けるようにしてください。

(6)腸チフス

 当国において全国各地で年間100万人以上が発症する、チフス菌を原因とする細菌感染症です。汚染された飲食物から経口感染し、腸管から人体内に侵入後、発熱、頭痛、倦怠感、腹痛、食欲不振で発症します。特徴的な皮疹が出現することもあります。病名から腸炎を連想しますが、下痢と便秘の発症は同程度とも言われている点には注意が必要です。診断、治療が遅れると腸管出血・穿孔を起こし、命に関わります。また、感染しても無症状で経過し、胆嚢内に菌が住み続ける結果、便から菌の排泄が続く慢性保菌者となることがあります。治療は抗菌薬投与を行います。ワクチン接種が感染予防に有効ですが、日本国内で承認されたワクチンはないため、輸入ワクチン接種を行っているトラベルクリニックでご相談ください。

(7)髄膜炎菌性髄膜炎

 感染者の咳などから飛沫感染する、髄膜炎菌による細菌性髄膜炎の一種で、重症化しやすい危険な感染症です。当国はアフリカ中央部の髄膜炎ベルトと呼ばれる流行地帯に含まれ、全国的に発生が報告されている上、時々アウトブレイクが問題となります。予防にはワクチン接種が有効であり、2歳以上から接種可能ですので、渡航前の接種を強くおすすめします。寮生活や大規模イベント会場で集団発生することがよく知られていて、インターナショナルスクール入学前にワクチン接種していることを求められることがあります。

(8)動物咬傷関連疾患(狂犬病、ヘビ咬傷、破傷風など)

 当国では野犬やコウモリが多く生息し、特に郊外では動物咬傷が問題となります。狂犬病は、狂犬病ウイルスに感染している動物に咬まれたり、引っかかれたりして感染し、発病した場合ほぼ100%死亡します。イヌが主な感染源ですが、ネコ、コウモリ、サルを含む全てのほ乳類から感染する可能性があります。当地では、たとえペットであっても無闇に近づかないようにしてください。またもし哺乳動物に咬まれた場合は、傷口を水と石けんでよく洗い、直ちに医療機関を受診してワクチン接種(暴露後予防)を相談してください。狂犬病はワクチンが有効で、咬まれる前に接種(暴露前予防)しておくことで、暴露後予防時のワクチン接種回数を減らすことができます。また、暴露前予防していない場合、傷の程度によって免疫グロブリンの追加投与を行う必要がありますが、当地では流通が極めて限られている上、投与時に肝炎ウイルス感染や急性アレルギー発症のリスクがあります。大都市郊外や地方都市で生活する方、動物と接触する可能性のある方は、渡航前にトラベルクリニックや渡航外来などの医療機関で相談の上、必ず暴露前予防接種、あるいは追加接種を受けるようにしてください。

 コンゴ川流域の熱帯雨林には多くの毒ヘビが生息していて、キンシャサを含む下流の大都市まで流れ着くことも少なくありません。毒ヘビに咬まれた場合、抗毒素血清の投与が必要となりますが、当地における流通は極めて限られています。安易に川沿いの茂みには近づかず、そうした場所を歩かざるを得ない場合は厚手の衣服、靴を着用して皮膚の露出を避ける、夜間は懐中電灯を使用するなどの対策を徹底してください。咬まれた場合は直ちに医療機関を受診してください。

 動物咬傷に伴い、破傷風や動物由来感染症のリスクもあります。破傷風はワクチン接種で予防可能なため、渡航前に母子手帳などで接種記録を確認し、医療機関で相談の上、必要に応じて追加接種を受けてください。また、傷口の処置時、診察医師と相談の上で抗菌薬投与を受けてください。

(9)皮膚のトラブル(日焼け、皮膚感染症、蝿蛆症、スナノミ症など)

 熱帯気候に属するため、特に雨期の間は日焼け対策が必要となります。また、とびひ(伝染性膿痂疹)やおでき(毛包炎)、水虫(白癬)などの皮膚感染症が多く見られます。こまめにシャワーを浴びるなどして、皮膚を清潔に保つようにしてください。この他、サブサハラアフリカ地域特有の風土病として、蝿蛆症(ようそしょう、ハエウジ症ともいう)、スナノミ症も発生します。蝿蛆症は、湿った地面、生乾きの洗濯物や皮膚に直接ハエが産卵し、やがてふ化した幼虫(ウジ)が皮膚に侵入して発症します。子どもに地面で泥遊びをさせるのは避け、屋外に干した洗濯物は、必ずアイロンがけをしてください。スナノミ症は、乾いた砂地に生息する体長1mm程度のスナノミが皮膚内に寄生し、産卵することで炎症を引き起こして発症します。砂地を裸足やサンダルで歩き回ることや、砂地に寝転がる、手をつけるなどの行為は避けてください。

(10)交通事故

 当地の道路事情は悪く、信号や横断歩道がほとんどない上、整備不良車両が多いため各所で渋滞が発生しています。これに伴い無謀運転や危険な道路横断がしばしば見られ、常に交通事故に遭遇するおそれがあります。

(11)エボラウイルス病(エボラ出血熱)

 1976年に当国(当時ザイール)において発見された、エボラウイルスによる極めて致死率の高い感染症です。感染動物の体液を介してヒトに感染し、さらに感染したヒトの体液に直接接触することでヒト-ヒト感染が成立します。悪寒を伴う発熱、頭痛、倦怠感、食欲不振、嘔吐・下痢などの消化器症状で発症し、進行すると多臓器不全や出血症状を呈して死亡します。ワクチンや治療薬は開発されていますが、流通が極めて限られていて、希望すれば直ちに利用できるという状況にはありません。当国ではこれまで15回アウトブレイクが発生していて、中でも2018年8月にはじまり、WHOがPHEIC(国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態)を宣言するに至った東部北キブ州、南キブ州およびイツリ州の第10次流行では、2020年6月にその終息が宣言されるまでに3,481人が感染し、2,299人が亡くなりました。当国に入国の際は外務省のホームページなどで最新の感染症情報を確認し、野生動物との接触や流行地域への立ち入りは絶対に避けるようお願いします。

(12)サル痘

 1970年に当国(当時ザイール)で初めてのヒト症例が確認された、サル痘ウイルスによる感染症で、中央アフリカから西アフリカの風土病です。当地ではサンクル州、チョポ州、マニエマ州、チュアパ州、カサイ州の国内中央部や赤道州、南ウバンギ州など北西部を中心として、毎年数千もの疑い例が報告されています。首都キンシャサに隣接する各州でも発生しています。アフリカに生息するげっ歯類をはじめ、サルやウサギなどウイルスを保有する動物との接触や、感染したヒトや動物の皮膚の病変・体液との接触(性的接触を含む)、飛沫への長時間暴露、患者が使用した寝具などとの接触により感染します。妊婦や小児、免疫不全者などは重症化しやすく、脳炎や肺炎を発症して死亡することがあります。サル痘には、2022年5月以降に流行国以外で多く報告されている西アフリカ系統群と、当地で流行しているコンゴ盆地(中央アフリカ)系統群が存在し、後者はより感染力が高く、重症化しやすいとされています。有効なワクチンが存在しますが、現時点での入手・使用は限られています。流行地への渡航を控えるとともに、リスクの高い行為を避け、動物に近づかないようにしてください。

(13)黄熱、デング熱、チクングニア熱

 当地では黄熱の散発的な流行が認められます。黄熱と同様、ネッタイシマカによって媒介されるデング熱、チクングニア熱も数年ごとに流行しています。黄熱は致死率が高く、特効薬がないものの、効果の高いワクチン接種により予防可能ですが、月齢9か月以上でないと接種できません。デング熱、チクングニア熱に関しては現時点で有効なワクチンや治療薬がなく、一度発症したら発熱と全身の痛み、血小板減少などの症状が治まるまで、症状を和らげる治療を行うしかありません。渡航される場合には、蚊に刺されない工夫を常に心がけてください。

(14)結核

 感染者が咳などで排出し、空気中に漂う結核菌を吸い込むことによって感染します。発熱、咳、倦怠感などの症状で発症しますが初期症状は風邪に類似するため、疑わないと診断が難しい疾患です。また、治療には長期間の抗結核薬内服が必要となります。無症状で潜伏感染したまま経過(潜在性結核)し、高齢で免疫状態が低下した際に発症することもあります。コンゴ民主共和国は結核高蔓延国にあたりますので、リスクの高い地域や施設滞在を避けるとともに、2週間以上続く咳や意図しない体重減少、血痰などの症状を認める場合には、マスク着用など咳エチケットに留意した上で医療機関を受診してください。

(15)その他

 マールブルグ熱、クリミア・コンゴ出血熱、アフリカ紅斑熱、レプトスピラ症、ペスト、炭疽、HIV/AIDS、ハンセン病、ブルーリ潰瘍、リーシュマニア症、疥癬、マラリア以外の各種寄生虫疾患(住血吸虫症、アフリカ睡眠病、オンコセルカ症、フィラリア症等)、季節性インフルエンザ、風しん、水痘、ムンプス(おたふく風邪)などがあります。

6.健康上心がける事

(1)防虫対策(特に、蚊に刺されない工夫)

 マラリアを媒介するハマダラカは夕方から明け方にかけて活動性が増し、黄熱、デング熱などを媒介するネッタイシマカは日中から夕方にかけて刺すことが多くなります。また、アフリカ睡眠病を媒介するツェツェバエは、流行地域において、日中は林や茂みの中に潜んでいて、青色や黒色など濃い単色で動いているものに向かって攻撃する性質があります。そのため、特に夜間は不要不急の外出を避ける、外出の際には、薄手でない、明るい色(白っぽい色)の長袖・靴下の着用、皮膚露出部分へのDEET(乳幼児の場合イカリジン)含有昆虫忌避剤の定期的な噴霧・塗布(服の素材が薄い場合は服への噴霧も考慮)、窓を開けないですむよう、気密性が高く、かつ空調設備を有する部屋で生活する、就寝時蚊帳や蚊取り線香の使用を考慮するなど、対策を徹底してください。

(2)食事・水

 当地において未加熱食材や生水の摂取はおすすめできません。レストランは衛生的で評価の定まった店を選び、こまめに手を洗い、十分加熱したもの召し上がり、特に屋台や大衆食堂での生ものやカットフルーツ摂取、氷の利用はなるべく避けてください。飲料水、調理用水は開封されていない市販のミネラルウォーターか、浄水器を設置した水道水を煮沸したものを使用してください。また、冷蔵庫に入れておいても当地における飲食物の品質劣化は早いため、適切に消費するよう留意ください。

(3)気候・環境対策(紫外線、熱中症、大気汚染など)

 当地では、特に雨期の間強い日差しと高温多湿の気候が続くため、重度の日焼けや大量発汗による脱水症、熱中症のリスクが高くなります。日焼け止めの使用、こまめな水分と塩分の摂取、日陰で定期的な休憩を取るなどの自衛策を講じるよう心がけてください。エアコンの使用が続くと思わぬ体調不良や乾燥肌などの症状を呈することがありますのでご注意ください。アレルギーの発生やほこりの飛散を防ぐため、エアコンは定期的に清掃するようにしましょう。また、乾期中は比較的涼しい陽気が続くため風邪症状を呈する方が増えます。冷房調整や上に羽織るものを準備するなどの対策を講じてください。

 自動車の排気ガスなどによる大気汚染で呼吸器系の障害(喉の痛み、咳など)が出ることがあります。体調不良を感じた場合は、マスクの着用や不要不急の外出を避けるなどの予防策を取るようにしてください。

(4)動物・自然活動対策

 当地ではエボラウイルス病(エボラ出血熱)、サル痘、狂犬病、ペスト、炭疽、トキソプラズマ症、レプトスピラ症など多くの動物由来感染症のリスクがあります。観光時に野生動物との接触は厳に慎んで下さい。また、当地では道路脇でペット用の犬、ネコ、サル、鳥などを販売していますが、持ち帰りや飼育は避けてください。市場で販売しているブッシュミートの購入、調理、喫食は控えて下さい。
また、イヌ、毒ヘビなどによる動物咬傷のリスクを避けるため、(1)の防虫対策を徹底するとともに自然活動やレジャーの際に真水に触れるなどの行為は避け、茂みや森林近くを通る場合は足下に注意を払い、厚手の衣服、靴を装着し、やむを得ず夜間荷移動する場合は懐中電灯を用いてください。

(5)交通安全対策

 当国は交通インフラが整っておらず、運転マナーも極めて悪いため、通常では信じがたい走行をする車両や危険な横断を試みる歩行者がしばしばみられますので十分注意してください。乗り合いタクシー乗車は、不特定多数の乗客と密な空間に長時間滞在することになる上、金銭上のトラブルや犯罪に巻き込まれる危険もあるため避けるのが安全です。また、バイクタクシーはヘルメット無着用のタンデム乗車や危険運転が日常風景となっていて、毎日市内で交通事故が発生しています。取り返しのつかない事態となる可能性が極めて高いため、絶対に利用しないでください。

(6)メンタルヘルス

 当地では治安の観点から自由な外出は少なからず制限される上、余暇を過ごす施設も限られています。日本とは文化も時間の流れ方も異なり、当地の様々な環境に慣れるまでは特にストレスを強く感じがちです。定期的に休養を取りつつ、適度な運動や散歩、レストランの利用、現地友人との歓談やインターネットを利用した日本に住む家族とのコミュニケーション、読書など複数のストレス解消方法を見つけておき、心の健康を保つことが必要です。

(7)海外旅行傷害保険等の加入

 当国に医療保険制度はありません。医療行為に関する価格も地域や病院により様々で、外国人の場合状況に応じてかなり高額な現金を要求される事があります。また、当国内で治療ができないと判断されれば、欧州や南アフリカ、日本への緊急移送が必要になります。場合によっては数千万円もの高額な移送費用を要しますので、こうした金額を十分カバーする海外旅行傷害保険に加入し、不測の事態に備えることを強くおすすめします。

(8)トラベルクリニック(渡航外来)受診・日本での健康管理

 病気になった時、緊急移送するほどの病態でないとしても、当地での対応が困難な場合が多々あります。日本でトラベルクリニックを必ず受診し、入念な事前準備をしておくことを強くおすすめします。母子手帳や予防接種証明書を担当医師とともに確認しながら、7.予防接種の(1)で推奨する予防接種を受け、マラリアの予防内服や現地医療情報を入手してください。多くのワクチンは接種終了してから2週間程度経過してから予防効果が出現します。また、A型肝炎ワクチン、B型肝炎ワクチンは3回接種が必要で、終了までに6か月を要します。渡航が決まった時点で、十分な余裕を持って受診することを第一に御考慮ください。
ワクチンの中には、接種完了前にも一定の効果を発揮するものがあります。出発まで時間がない場合も、ワクチンを全く接種せずに渡航するのではなく、トラベルクリニック医師と相談し、可能な限りの接種を検討してください。
このほか、日本滞在中に健康診断か人間ドックと、歯科診療を受けておくことを強くおすすめします。慢性疾患の治療薬について、日本と同様の処方を受けられずに難渋するケースもあるため、持病がある方は渡航の適否に関して主治医と十分に相談した上で、滞在期間中投薬不足とならないよう定期内服薬を持参ください。特に持病のない方も、普段使っている市販薬(胃腸薬、目薬、虫刺され薬、湿布薬など)や絆創膏、予備のコンタクトレンズなどを携行することを検討してください。

c

 現地のワクチン接種医療機関等についてはこちら(PDF)別ウィンドウで開く

(1)赴任者(長期滞在者)に必要な予防接種

入国時に必要なワクチン

黄熱:入国時、生後9ヶ月を超えるすべての渡航者に対して黄熱予防接種証明書(イエローカード)の提示を要求されます。イエローカードはワクチン接種の10日後から有効となりますので余裕を持った接種スケジュールを立ててください。同証明書は生涯有効です。

推奨ワクチン(成人)

A型肝炎、B型肝炎、腸チフス(国内未承認、2歳以上)、髄膜炎菌(2歳以上)、DPT(ジフテリア、百日咳、破傷風)ブースター、ポリオブースター、狂犬病。
この他、定期接種ワクチン(特に麻しん・風しん、水痘)やムンプス(おたふく風邪)は母子手帳等を確認の上、不足している場合は接種後の渡航をおすすめします。

小児

日本の定期接種、日本小児科学会がホームページに掲載する全ての任意接種、腸チフス(国内未承認、2歳以上)を接種することをおすすめします。

(2)現地の小児定期予防接種一覧

現地の小児定期予防接種一覧
ワクチンの種類 初回 2回目 3回目 4回目
BCG 出生時      
ポリオ(IPV) 14週間      
ポリオ(経口) 出生時 6週間 10週間 14週間
DPT 6週間(注) 10週間(注) 14週間(注)  
麻しん(はしか) 9か月      
B型肝炎 6週間(注) 10週間(注) 14週間(注)  
Hib(ヘモフィルスインフルエンザ菌b型) 6週間(注) 10週間(注) 14週間(注)  
肺炎球菌 (13価) 6週間 10週間 14週間
ロタウイルス 6週間 10週間 14週間  
黄熱 9か月      

 注:5種混合ワクチン(B型肝炎-DPT-Hib)を使用しています。

(3)現地校に入学の際のワクチン接種証明

 入学、入園する学校によっては接種証明を提出する必要があります。先方へあらかじめ確認し、もれなく接種してください。

8.病気になった場合(医療機関等)

◎キンシャサ

【病院】

(1)CMK(Centre Médical de Kinshasa)Beach Ngobila
所在地:168, Avenue Wagenia face au Beach Ngobila, Gombe, Kinshasa
電話:(0)898-950-300(受付)
ホームページ:cmk-cd.org別ウィンドウで開く
概要:キンシャサで有数の診療実績を誇る私立病院です。外来患者診療部で総合内科、外科、小児科、産婦人科、整形外科、循環器内科、神経内科、皮膚科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、理学診療科、眼科などがあります。検査設備も整っていて、24時間救急診療対応が可能です。CMKには入院部門として、2 km離れた場所にベッド数77床を有しています。診療は仏語ですが、英語を理解する医師が複数在籍しています。併設の薬局では様々な医薬品を購入可能です。
診療時間:月-金曜日 8時00分-16時 土曜日 8時00分-12時
救急診療:24時間体制
(2)CPU(Centre Privé d'Urgence)
所在地:Croisement Commerce et Bas-Congo, Gombe, Kinshasa
電話:(0)898-950-305(救急),(0)898-950-302(受付)
ホームページ:(1)に同じ。別ウィンドウで開く
概要:CPUは欧州人医師1名(救急・集中治療専門医、英語診療可能)、 数名の医療スタッフと標準的医療機器を備えたCMK付属の会員制救急診療部門で、当国における緊急移送会社の指定病院です。受診に際して予め登録が必要であり、会費により運営されています。当地在住外国人の大部分が同施設の会員となっています。内科系、外科系を問わず、重症患者はここで入院加療を行います。施設内で診療を完結することが困難なケースでは、一時的な処置が施された後、フランスや南アフリカなど先進医療が受けられる国へ緊急移送となります。同施設は会員の場合会費以上の支払を要求されることはありませんが、登録なしのやむを得ない緊急受診には供託金として6,000米ドルから1万米ドルが必要となります。短期滞在者用の会員制度もあります。当地に滞在を予定される方は事前登録を考慮してください。24時間診療可能ですが、受診前には救急受付電話に会員氏名の連絡が必要です。
(3) Centre Médical Diamant 30 juin/Ngaliema
所在地: 3642 boul 30 Juin, Gombe, Kinshasaまたは2366, Avenue Colonel Mondjiba, Ngaliema, Kinshasa
電話:(0)907-777-780 (30 juin受付),(0)907-777-781(Ngaliema受付)
ホームページ:cmd.cd別ウィンドウで開く
概要:2012年に開院した、カナダに本部を持つ私立病院です。外来診療部で一般内科、外科、小児科、産婦人科、整形外科、循環器内科、神経内科、皮膚科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、理学診療科、眼科、精神科などがあり、同じビル内に入院施設が併設されています。診療は仏語ですが、一部医師は英語診療が可能です。
診療時間:月-土曜日 8時00分-16時
救急診療:24時間体制

【歯科】

(1) Cabinet Dentaire Kerroc’h
所在地: 150, Avenue Colonel Mondjiba, Ngaliema, Kinshasa
電話: (0)999-915-050, (0)818-965-464(受付)
ホームページ:dentistekinshasa.com別ウィンドウで開く
フランス人歯科医師2名がおり、 英語による診療が可能です。診療は予約が必要です。
診療時間:月-金曜日 9時00分-18時00分
救急診療: 電話で症状を聞いた上で対応
(2)CLINIQUE DENTAIRE WINNER
所在地: 33132, Avenue Colonel Mondjiba, C/Ngaliema, Kinshasa
電話: (0)813-926-997、(0)896-908-774(受付)、(0)842-071-284、(0)829-825-470(救急)
概要:コンゴ人歯科医師1名による診療をおこなっています。
診療時間:月-金曜日 8時30-17時00分、土曜日 8時30分-13時00分
救急診療:電話で症状を聞いた上で対応

【薬局】

(1) New pharmacie du 30 juin
所在地:Avenue Batetela Proche du Grand hotel de Kinsahsa, Gombe, Kinshasa
電話: (0)815-035-969、(0)999-933-690(受付)
ホームページ:dentistekinshasa.com 別ウィンドウで開く
抗マラリア薬、マラリア迅速診断キット、慢性疾患治療薬などの各種内服薬やワクチン、手指消毒用エタノール、医療用手袋やマスクといった医療用品が充実しています。一部薬剤師は英語対応可能です。
(2) Pharmacie Apotheek
所在地:Dans le centre commercial Kin Plaza Mall88 de la justice, Gombe, Kinshasa
電話: (0)824-111-114(受付)
抗マラリア薬、慢性疾患治療薬などの各種内服薬やDEET含有塗り薬、医療用品の購入に利用可能です。

○ルブンバシ

(1)Centre Médical Diamant Lubumbashi
所在地:1034, Avenue Kilele Balandda, Lubumbashi
電話: (0)997-777-783 (受付)
概要: キンシャサにある同名医療機関の分院で、2018年開院の新しい私立病院です。外来診療部で一般内科、外科、小児科、産婦人科、整形外科、循環器内科、脳神経内科、消化器内科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、理学診療科、歯科、眼科、精神科、麻酔・蘇生科などがあり、計100床(集中治療室2、一般病床59、サテライト病床39)を有し、内科系、外科系とも重症患者診療や緊急移送に対応可能です。現地外国人が多く利用していて、英語診療が可能な医師、看護師が複数在籍しています。
診療時間:24時間体制
救急診療:24時間体制
(2)Centre Médical de la Communauté
所在地: 4, Avenue Nyanza, Lubumbashi
電話: (0)997-030-789 (受付)
ホームページ:forrestgroup.com/entreprises/centre-medical-communaute/別ウィンドウで開く
概要: ベルギー人医師1名とコンゴ人医師数名が内科、小児科、婦人科、歯科を中心とした診療を行っています。20床の入院施設があります。診療は仏語ですが、一部医師は英語診療が可能です。
診療時間:月-金曜日 8時00分-17時
救急診療:24時間体制
(3)Medpark Clinic
所在地: 1263, Avenue Kabulo, Coisement chemin public, Q/KKalubwe, Lubumbashi
電話: (0)851-313-505,(0)974-666-786(受付)
ホームページ:https://www.medpark-clinic.com/別ウィンドウで開く
概要: 2016年に開院したインド資本の私立病院です。外来診療部門は内科、外科、小児科、産婦人科整形外科、泌尿器科があり、60名の医師(総合診療医30名、専門医30名)が在籍し、一部医師は英語診療が可能です。診療設備も整っています。
診療時間:24時間体制
救急診療:24時間体制
(4)Fondation Vie et Sante, Centre de Chirurgie et Traumatologie et Neurochirurgie
所在地: 20, Avenue Evêque Katembo, Lubumbashi
電話: (0)814-031-246 (受付)
ホームページ:https://fondation-vie-et-sante-centre-de-chirurgie.business.site別ウィンドウで開く
概要:アルゼンチン人医師1名とコンゴ人医師数名が外傷を中心とした外科および整形外科診療を行っています。手術室、血管造影室および入院施設があります。診療は仏語ですが、一部医師は英語診療が可能です。
診療時間:月-金曜日 7時30分-17時30分
救急診療:24時間体制

○マタディ

(1)Centre Médical de Matadi (通称  Midema病院)
所在地: 11, Avenue Bukavu, Ciné Palace, Matadi, Kongo Central
電話:(0)813-679-903 (受付)
概要:米国起業家の小麦粉精製会社(Minotetie de Matadi: Midema)が出資して、被雇用者の福利厚生を計っている病院です。総合内科、一般外科、循環器内科、整形外科、小児科、産婦人科、歯科、眼科に対応し、55床の入院施設があります。診療は仏語ですが、一部医師は英語診療が可能です。
診療時間:月-金曜日 8時00分-17時
救急診療:24時間体制

9.その他の詳細情報入手先

(1)在コンゴ民主共和国日本国大使館 ホームページ: https://www.rdc.emb-japan.go.jp/別ウィンドウで開く

(2)厚生労働省検疫所 ホームページ: http://www.forth.go.jp/destinations/country/m_africa.html別ウィンドウで開く

(3)国立感染症研究所(感染症情報センター) ホームページ: http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html別ウィンドウで開く

(4)世界保健機関 (WHO) のコンゴ(民)に関するホームページ: http://www.who.int/countries/cod/en/別ウィンドウで開く

(5)米国疾病管理予防センター(CDC)のコンゴ(民)に関するホームページ: http://wwwnc.cdc.gov/travel/destinations/democratic-republic-of-congo.htm別ウィンドウで開く

(6)帰国後診療医療機関リスト(日本渡航医学会ホームページ): http://jstah.umin.jp/03posttravel/index.htm別ウィンドウで開く

(7)蚊媒介感染症専門医療機関一覧(日本感染症学会ホームページ): http://www.kansensho.or.jp/modules/topics/index.php?content_id=25別ウィンドウで開く

 診療は公用語であるフランス語しか通じない場合がほとんどです。受診時は、10.一口メモを参照ください。当地の医師は数か所の医療機関を掛け持ちしています。専門医にかかる場合は、各病院に問合せの上予約をお取りください。

10.一口メモ

 首都キンシャサでは公用語のフランス語以外に現地語であるリンガラ語が一般的に用いられていて、場合によってリンガラ語での会話が必要になります。

フランス語、リンガラ語一覧

  日本語 フランス語 フランス語読み リンガラ語 リンガラ語読み
語彙 医者 Médecin メドゥサン monganga モンガンガ
内服薬 médicament メディカマン kisi キスィ
錠剤 Comprimé
Cachet
コンプリメ
カシェ
kisi ya mbuma キスィ ヤ ンブマ
カプセル Capsule カプスュル capsule カプシュル
Sachet サシェ sachet サシェ
内服液 solution buvable ソリュスィォン ビュヴァーブル solution ya komela ソリュスィォン ヤ コメラ
注射 Piqûre ピキュール Tonga トンガ
現金で en espèces アン ネスペス mbongo ンボンゴ
クレジットカードで par carte de crédit パール カルト ドゥ クレディ carte ya credit カルト ヤ クレディ
医療保険 assurance médicale アシュランス メディカル assurance ya maladi アシュランス ヤ マラディ
患者 Malade マラード mutu ya bokono ムトゥ ヤ ボコノ
病気 Maladie マラディ bokono ボコノ
病院 Hôpital オピタール hopital オピタール
診療所 clinique クリニック clinique クリニック
薬局 pharmacie ファルマシー pharmacie ファルマシー
寄生虫 parasite パラジット parasite パラジット
l'œil ルイユ Miso ミソ
l'oreille ロレイユ litoyi リトイ
le nez ルネ zolo ゾロ
la main ラマン loboko ロボコ
指  le doigt ル ドワ misapi ミサピ
le bras ルブラ loboko ロボコ
la jambe ラジャンブ lokolo ロコロ
予防接種 vaccination ヴァクシナシヨン mangwele マングウェレ
症状 頭痛 mal de tête マル ドゥ テート mutu pasi ムトゥ パシィ
胸痛 mal de poitrine マル ドゥ ポワトリンヌ tolo pasi トロ パシィ
腹痛 mal de ventre マル ドゥ ヴァントル libumu pasi リブム パシィ
下痢 la diarrhée ラ ディアレ pulu-pulu プル プル
発熱 la fièvre ラ フィエーブル fievre フィエーブル
吐き気 des nausées デ ノゼ posa ya kosanza ポサ ヤ コサンザ
怪我 blessure ブレッシュール pota ポタ
交通事故 accident de la route アクシダン ドゥ ラ ルート accident ya nzela アクシダン ヤ ンゼラ
自動車事故 accident de la voiture アクシダン ドゥ ラ ボァチュール accident ya motuka アクシダン ヤ モトゥカ
歯痛 mal de dent マル ドゥ ドン linu pasi リヌ パスィ
かゆみ démangeaison デマンジェソン mokusa モクサ
ひきつけ convulsion コンビュルシオン ko tuntuka コ トゥントゥカ
病名 マラリア paludisme パリュディスム malaria マラリア
黄熱 fièvre jaune フィエーブル ジョーンヌ fièvre jaune フィエーブル ジョーンヌ
髄膜炎 méningite メナンジット méningite メナンジット
狂犬病 Rage ラージュ bokono ya ba mbwa ボコノ ヤ バ ンブワ
デング熱 Dengue ダング kizengi キゼンギ
破傷風 Tétanos テタノース tetanos テタノース
コレラ Choléra コレラ Cholera コレラ
腸チフス Fièvre typhoïde フィエーブル ティフォイド Fièvre typhoïde フィエーブル ティフォイド

単文集:フランス語

日本語 フランス語 読み
助けて Au secours! オー スクール
具合が悪い Je me porte mal. ジュム ポルト マル
すぐに来てください Venez tout de suite, s'il vous plaît. ヴネ トゥ ドゥ スイット スィルヴプレ
怪我をしました。 Je me suis blessé(e). ジュ ム スイ ブレッセ
高熱があります。 J'ai une forte fièvre. ジェ ユヌ フォルト フィエーブル
病院に連れて行ってください。 Emmenez-moi à l'hôpital, s'il vous plaît. アンムネモア ア ロピタル スィルヴプレ
日本大使館に連絡してください。 Contactez l'ambassade du Japon, s'il vous plaît. コンタクテ ランバサード デュ ジャポン,スィルヴプレ
蚊に刺された。 Je me suis fait piquer par un moustique. ジェム スイ フェ ピケ パー ユヌ ムスティック
アレルギーがあります。 J'ai une allergie. ジェ ユヌ アレルジー
輸血はしないでください。 Pas de transfusion, s'il vous plaît. パ ドゥ トランスフュージオン スィルヴプレ
英語を話せる人はいますか? Quelqu'un parle anglais? ケルカン パルル アングレ
病名は何ですか? Qu'est-ce qui ne va pas? ケス キ ヌ ヴァ パ

単文集:リンガラ語

日本語 リンガラ語 読み
助けて! bo salisa nga! ボ サリサ ンガ
具合が悪い。 naza malamu. ナザ マラム
すぐに来てください。 yaka sikoyo. ナカ シコヨ
怪我をしました。 nazoki. ナゾキ
高熱があります。 naza na fievre makasi. ナザ ナ フィエーブル マカシ
病院に連れて行ってください。 memanga na hospital. メマンガ ナ オピタル
日本大使館に連絡してください。 solola na ambassade ya Japon. ソロラ ナ アンバサーデ ヤ ジャポン
蚊に刺された。 ngungi a swaki ngayi. ングンギ ア スアキ ンガイ
アレルギーがあります。 naza na allergie. ヌザ ナ アレルジー
輸血はしないでください。 kozongisa nga makilate. コゾンギサ ンガ ンマキラテ
英語を話せる人はいますか? ezana mutu ayebi koloba anglais? イザナ ムトゥ アイェビ コロバ アングレ
病名は何ですか? nini ezo tambola te? ニニ エゾ タンボラ テ

11. 新型コロナウイルス関連情報

 全世界で流行している新型コロナウイルス感染症(Covid-19)に関して、2022年10月時点で約93,000人が感染しています。一方、ワクチン接種率は接種対象人口の6%弱にとどまっています。当国の流行状況や入国時の条件は刻々と変化しますので、外務省のホームページなどで最新の情報を確認してください。ワクチンは、3回目ブースター接種まで終えてからの渡航を強くおすすめします。滞在時は不要不急の外出をひかえるとともに、「三密」(密閉、密集、密接)を回避し、こまめな手洗いや手指消毒、マスクの着用、ソーシャルディスタンスを保つなどの感染対策を常に心がけてください。なお、当国においてマスクや手指消毒用のアルコール製品などは、スーパーマーケット及び薬局で購入可能です。

 当地において日本人がCovid-19で診療を受ける場合には、キンシャサ医療センター(CMK)受診をまず考慮してください。同施設は欧州でトレーニングを受けた医師が複数在籍し、重症対応も可能なCovid-19診療ユニットを完備しています。また、重症患者の緊急移送経験も豊富です。

CMK(Centre Médical de KinshasaBeach Ngobila
所在地:168, Avenue Wagenia face au Beach Ngobila, Gombe, Kinshasa
電話:(0)898-950-300(受付)
ホームページ:cmk-cd.org別ウィンドウで開く
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