世界の医療事情
ギニア
1.国名・都市名(国際電話番号)
ギニア共和国(国際電話国番号224)
2.公館の住所・電話番号
- ○ 在ギニア日本国大使館 (毎週土日休館)
- 住所:Quartier Landréah Port, Corniche Nord, Commune de Dixinn, Conakry, République de Guinée. B.P.895
- 電話:(+224)628-68-38-38 ~ 41
- ホームページ:https://www.gn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
※土日以外の休館日は暦年ごとにホームページにて案内していますので、ご覧ください。
3.医務官駐在公館
4.衛生・医療事情一般
(1)概要
国土面積は、24万5,857平方キロメートルで日本の本州とほぼ同じ、人口は約1,350万人(2021年世銀)です。1958年にフランス植民地より独立しました。公用語はフランス語で、国民の9割がイスラム教徒です。
(2)気候
「西アフリカの給水塔」と呼ばれるほど水資源豊富な高温多湿地域で、平均最高気温は年間を通して30度~34度、年間雨量は4,000ミリを超えます。雨季(5月中旬~10月下旬)には激しく降り続く雨で至る所が冠水し、家の壁、靴や服にもカビが生えます。一方、乾季(11月上旬~5月上旬)には雨が全く降らず、強い風とともにサハラ砂漠からの砂が舞い(ハルマッタン)、空が黄色にかすみます。
(3)地誌
沿岸(海岸)ギニア・中部ギニア・高地ギニア・森林ギニアの4地方に分割されます。セネガル・ギニアビサウ・マリ・コートジボワール・リベリア・シエラレオネの6隣国に囲まれ、歴史・社会・政治・経済・文化等に様々な影響を受けてきました。
(4)衛生状態
水道は都市の一部にはありますが、水質は劣悪です。市場や路地の屋台で販売されている飲食物は清潔とは言えず、下痢や嘔吐の原因となることが頻繁です。ホテルのレストランでも食中毒を起こすことがあります。公衆トイレはなく、レストランなどのトイレも衛生状態はあまりよくありません。
(5)医療水準と病院受診時のアドバイス
日本人が受診可能な衛生度の私立クリニックは、コナクリ市内に数カ所確認できていますが、治療水準については日本と同じレベルは望めません。また高額の医療費がかかります。基本的にはフランス語のみで英語が通じません。重症疾患への対応は期待できず、重症例はパリや南アフリカ、日本等への緊急移送が必要となりますので、海外旅行傷害保険は、できれば5,000万以上の医療・緊急移送費をカバーする高額加入が望ましいでしょう。
大使館には医務官1名が常駐しており、医療情報の提供が可能ですので、体調の悪いときにはご相談ください。
5.かかり易い病気・怪我
(1)マラリア
ハマダラカ(蚊)によって媒介され、吸血の際にマラリア原虫が体内に侵入した後、1~3週間前後の潜伏期を経て発熱、悪寒、頭痛、関節痛などの症状にて発症します。マラリア原虫は4種類ありますが当地の感染はほとんどが熱帯熱マラリアで対処が遅れると重篤な合併症を引き起こすことがあるため、早期診断・治療が重要です。1年間に人口の十分の一以上の130万人がマラリアを発症しています。国内全域で一年を通じて発症しており、首都コナクリでは雨期の終わりから乾期の始まりの11月から1月に多いようです。ハマダラカは夕方から明け方にかけて活発に活動しますので、夜間に人が集まる場所へ外出する際には防蚊対策を十分にしてください。長袖・長ズボン・靴下と白っぽい衣服の着用、虫除け剤の使用を心がけ、屋内ではエアコンや蚊帳の使用、防虫スプレーの噴霧など蚊に刺されないようにしてください。
突然の発熱と体の痛み、頭痛、倦怠感などを自覚した場合は、マラリアを念頭に速やかに医療機関を受診してください。診断・治療の遅れが重症化につながります。治療は即効性のある抗マラリア内服薬(Coartem®やRiamet®)が使用されます。発熱による脱水を補う水分摂取と休養も重要です。重症化した場合は、病院で入院治療となります。また、治療への反応が悪い場合や、脳・肺・腎臓へ影響がある場合には先進国へ搬送となります。
コナクリ市内での感染は、迅速な検査が可能で治療薬が入手できるために予防内服は必須ではありませんが、地方都市滞在の場合は、適切な検査、治療が行えない場合がありますので予防内服を検討して下さい。
(2)感染性胃腸炎(下痢・嘔吐・発熱)、寄生虫症
不衛生な食事・水を摂取することにより発生します。細菌性下痢(旅行者下痢症)、チフス、コレラ、細菌性赤痢、アメーバ赤痢などがあります。症状は下痢、血便、発熱などですが、チフスは下痢よりも便秘になることがあり高熱が特徴です。チフスには有効なワクチンがあるのでワクチン接種をお勧めします。また、コレラのワクチンは旅行者下痢症にも一部有効ですのでこれもお勧めします。また経口感染する回虫や鉤虫などの寄生虫疾患も多くあります。上記疾患は加熱されたものを食べることで予防できます。外国人が利用するようなレストランや高級ホテルも含めて、生野菜や他人が剥いた果物など加熱されていないものは危険です。一番頻度の高い旅行者下痢症は脱水を防ぐため十分に水分と電解質を摂っていればほとんどは改善しますが、疾患によっては抗菌薬が必要になりますので医療機関で相談して下さい。特にチフスは治療をしないと致死的になることもあります。
(3)狂犬病
狂犬病は狂犬病ウイルスに感染した動物に咬まれたり、傷口を舐められたりすることにより感染し、発症したら100%死亡します。ギニアは野良犬が多く、狂犬病の死者も出ています。また狂犬病でなくても犬に咬まれて亡くなる方も多くいて、特に首都コナクリでの発生が多く報告されています。渡航前に狂犬病の予防接種を推奨します。乾季に多いコウモリも感染している可能性があるので、むやみに犬や野生動物に触れないでください。野犬等に噛まれた場合は、軽症であっても直ちに医療機関を受診してください。
(4)髄膜炎菌性髄膜炎
当地はいわゆる髄膜炎ベルト地帯(髄膜炎感染多発地域26カ国)に当たり、主に乾季のハルマッタンの時期に髄膜炎菌が飛沫感染(咳やくしゃみなど)により流行します。1~14日の潜伏期の後に頭痛、発熱、頸部痛で発症し、治療が遅れると命に関わります。治療には抗生物質投与が必要です。予防接種は効果がありますので推奨します。
(5)麻疹
近年ギニアでは麻疹の患者が多く見られます。これはギニアの予防接種体制が完全でないことが原因です。日本で麻疹の予防接種を済ませていない方や抗体価が低い方は接種をしてきて下さい。風疹、流行性耳下腺炎の患者数について正確なデータがありません。これらの予防接種は行われていないため、感染の広がる危険性があります。麻疹との混合ワクチンもありますので接種を推奨します。
(6)ポリオ
ポリオはウイルスの混入した水や食べ物から感染します。発症すると深刻な後遺症が残る重篤な疾患です。ギニアはポリオの発生国であり、予防接種を推奨します。
(7)A型肝炎
不衛生な水、氷、野菜や果物、魚介類等から経口感染するウイルス性の肝炎です。上下水道の未整備なギニアでは感染する可能性があります。急性肝炎として、発熱、食欲不振、倦怠感、吐き気や嘔吐、黄疸などの症状が出ます。予防接種は有効です。
(8)B型肝炎
輸血や手術などの医療行為、性交渉から感染します。不特定の人との性交渉は避け、コンドームを正しく使用して下さい。医療器具が汚染されている可能性もあります。病気の際は安心できる医療機関を受診して下さい。渡航前の予防接種を推奨します。
(9)性感染症
世界保健機関(WHO)の最新データ(2016年統計)によれば15~49歳におけるHIV陽性率は1.5%ですが、性産業従事者では14%と高くなっております。また、その他の性感染症も多いため注意が必要です。
(10)交通事故
狭い道に車・オートバイ・リヤカー・人があふれ、路面の状態が悪い上に、運転マナーが悪いため交通事故が多発しています。自動車やオートバイの運転は自分では行わない方がいいでしょう。また、バイクタクシーは大変危険なので利用しないでください。
(11)皮膚疾患
雨期は湿度が高く、様々な皮膚炎に罹りやすくなります。洗濯物を屋外に干すと虫卵がついて皮膚病を起こすこともあります。室内干しを推奨します。ソファーやベッドなどからダニに刺されることもあります。かゆみ止めクリームがあると便利です。首都周辺の海・川は非常に不潔ですし、地方では寄生虫(住血吸虫)感染の危険がありますので、川や池には入らないでください。また、11月初旬頃より通称やけど虫(アオバアリガタハネカクシ)が大量に発生します。虫をたたいて潰し、その体液が皮膚につくと皮膚炎になります。虫を潰さないように注意しましょう。仮に体液がついた場合は流水でしっかり洗い流し、病院を受診してください。
(12)エボラウイルス病(エボラ出血熱)及びその他の出血熱
2014年3月に森林ギニア地方でエボラウイルス病が確認されてから、WHOが終息宣言を発表した2015年12月29日までの1回目の流行では、累計で3,804人が感染し、うち2,536人が死亡しました。その後も少数の発生はしばしば見られています。エボラウイルス病は致死率が極めて高い危険な感染症です。ウイルスを持っているコウモリや野生動物への接触、患者や遺体の血液、分泌物、排泄物などから感染します。潜伏期間(2~21日間)のあと発熱や頭痛などの症状に始まり、嘔吐、下痢、さらに悪化すると全身に出血傾向が出て死に至ります。野生動物の肉(bush meatやジビエと称されるもの)を食さない、疑わしい患者には接触しない、疑わしい病死者の葬儀への参加は見合わせる、など感染予防の注意を覚えておいてください。その他、ギニアでは同じような致死率の高い出血熱ウイルス性疾患であるマールブルグ病やラッサ熱も発生しています。
(13)破傷風
土壌に生息する破傷風菌が深い外傷創を通して感染し、菌が産出する毒素によって発症します。初期は開口障害や顔面筋痙攣による痙笑を認め、その後呼吸困難等で死亡することがあります。事前の予防接種を推奨します。怪我をしないようにサンダル履きなどはできるだけ避けて下さい。
6.健康上心がける事
(1)日差しが強いので帽子・日傘・日焼け止めクリーム等を使ってください。長袖の着用も有用です。
(2)熱中症予防のため十分に水分と電解質を摂取してください。
(3)水道水は飲用には適しません。飲み水はミネラル・ウオーター(COYAH®等)にしてください。レストランでの飲料に入っている氷にも注意してください。
(4)食中毒予防のため外食時は清潔なレストランでよく加熱調理されたものを食べてください。生野菜は避け、食器などの汚れにも注意してください。
(5)蚊帳や防虫剤を使用し夕刻以降は長袖・長ズボンを着用して蚊を防いでください。
(6)宿泊先は信頼の置ける清潔なホテルを選んでください。
(7)首都周辺の海・川は非常に不潔です。地方でも寄生虫感染の危険がありますので川や湖・池には入らないでください。高級ホテルのプールで泳いでも胃腸炎に感染することもありますのでご注意ください。
7.予防接種
現地のワクチン接種医療機関等についてはこちら(PDF)
(1)赴任者に必要な予防接種
入国のために必須:黄熱病
強く推奨:A型肝炎、B型肝炎、破傷風、腸チフス、髄膜炎菌、狂犬病、コレラ、ポリオ、麻疹・風疹・流行性耳下腺炎の三種混合、水痘、新型コロナ、インフルエンザ
(2)現地の小児定期予防接種一覧
現地の小児定期予防接種一覧
出生時 | 45日 | 10週 | 14週 | 9ヶ月 | |
---|---|---|---|---|---|
BCG | ○ | ||||
ポリオ (経口) | ○ | ○ | ○ | ○ | |
ポリオ (不活性化) | ○ | ||||
5種混合 (*) | ○ | ○ | ○ | ||
麻疹 | ○ | ||||
流行性耳下腺炎 | 実施されていない | ||||
風疹 | 実施されていない | ||||
黄熱 | ○ |
(*)5種混合:DPT(ジフテリア・百日咳・破傷風)+B型肝炎+Hib
上記の表は「国家プログラム(無料)」ですが、私立クリニックではロタウイルス、肺炎球菌、その他も自費で注文取り寄せ可能です。
(3)小児が現地校に入学・ 入園する際に必要な予防接種・ 接種証明書
入学時と転入時にcarnet rouge(生後から5歳までに接種したすべての予防接種記録カード)の提出が求められます。
8.病気になった場合(医療機関、薬局)
◎ コナクリ
- (1)Clinique Ambroise Paré (クリニク アンブロワーゼ パレ)
- 所在地:Quartier Camayenne, Corniche Nord, Commune du Dixinn, Conakry
- 電話:(+224)660-00-00-22または(+224)664-02-02-02
- 概要:私立の総合病院で邦人の利用実績も多くあります。一般的疾患から外傷の治療、一部手術も可能です。重症マラリアの対応も可能です。ただし、重症時は先進国への移送を考慮すべきです。レントゲン、血液検査、心電図、超音波、CT、MRIなどの検査が可能です。耳鼻科や婦人科などの専門医も在籍していますが、専門医を受診する場合は電話予約してからが良いでしょう。救急対応も可能で救急車要請ができます。基本的には仏語のみです。医師15名が在籍、入院病床は約50床です。建物や設備の一部は古くなっているものの、医療レベルや外国人診療に慣れていることや過去の実績から基本的には同院の受診を推奨します。保険会社数社のキャッシュレスサービス、先進国への緊急移送にも慣れています。過去の例では3日間の入院治療で約40万円かかりました。
- 診療日・時間:緊急時は24時間対応
- (2)Centre Médical Thermos (サントル メディカル テルモス)
- 所在地:Quartier Manque Pas, Commune de Kaloum
- 電話:(+224)664-63-15-59または(+224)621-08-91-24
- 概要: 市街地中心部にある個人のクリニックです。以前は入院対応もしていましたが現在は外来診療のみです。検査も簡単な血液検査だけしかできませんが、日本人や外国人の利用も多く、24時間往診してくれるなど融通も利きます。外来での治療が困難なときには適切な医療機関への紹介もしてくれるので、最初にこちらにかかって相談するのも良いと思います。マラリアやコロナの迅速診断が可能で、外来で治療できる範囲のことは対応可能です。
- 診療日・時間:緊急時24時間対応、一般的な診療も電話予約をしてください。
- (3) INTERNATIONAL Clinic (インターナショナル クリニック)
- 所在地: Camayenne, Commune de Dixinn
- 電話:(+224)654-09-99-99
- 概要:日本大使館にも近い地区にある2021年秋にできた6階建ての新しい病院です。経営母体はモロッコの医療機関であり、医師もモロッコ人、ロシア人、イタリア人など外国人医師が中心で、医師のほとんどと一部スタッフも英語が通じます。入院施設があり、24時間の救急対応もしています。外傷からマラリアまで治療可能で、血液検査、レントゲン、CT検査、内視鏡検査なども可能です。また眼科などもあります。設備や医療機器も最新なのですが、新しい病院なので利用実績があまりない点は気になります。
- (4) Clinique Pasteur (クリニク パストゥール)
- 所在地:Quartier Manque Pas, Commune de Kaloum
- 電話:(+224)621-35-01-01
- 概要:市街地中心部にある私立クリニックで一般的疾患の治療ができます。マラリア治療も可能です。入院施設があり一部手術も可能です。血液検査、レントゲン、胃カメラ、超音波検査機器があります。保険会社のキャッシュレスサービスに対応しています。
- 診療日・時間:緊急時は24時間対応ですが、それ以外は科によって診療日が異なります。電話で確認してください。
- (5)First Aid Action Guinée(ファースト エイド アクション ギネ)
- 所在地:Quartier Miniere, Commune de Dixinn
- 電話:(+224)621-79-78-78
- 概要:Minere地区にある新しい病院で、外国人の利用もしばしばあるようです。小児科と産婦人科が得意なようですが、一般的疾患、軽度外傷の治療、マラリアの診断と治療が可能です。レントゲン、CT、血液検査、心電図、超音波などの検査機器があります。24時間の救急対応が可能で、救急車要請および往診サービスがあります。
- (6)Hôpital De L’amitié Sino-Guinéenne(オピタル デ ラミチエ シノ ギニエーヌ)
- 所在地:KIPE, Conakry
- 電話:(+224)621-08-88-63
- 概要:中国の支援で建てられた総合病院です。漢字で「中几友好医院」と看板に書いてあります。最近、全面的に増築されました。CT、MRI、ICU、手術室、血管造影室(心臓カテーテルなど)、検査室など最先端の設備があり、病室も非常に清潔感ありきれいでした。現時点ではまだ準備中の施設・機器も多いのですが、完成すればギニアでは一番きれいで設備の良い病院になりそうです。多くはギニア人の医師とスタッフですが、中国人も一部います。設備などは最先端であると確認取れていますがまだ利用実績がないところが気になる点です。
- (7)Le cabinet dentiste de Dr.Mehsein(ル キャビネ デンティスト ドクター メーセン)
- 所在地:Avenue de la Republique Immeuble ABD photo
- 電話:(+224)625-59-33-11
- 概要:新設の歯科クリニックで英語が通じます。院長は、フランスで10年以上の診療歴があり、他国大使館員も利用しています。ただ、院長がフランスに出張していることもあり電話確認が必要です。
- (8)Pharmacie Manquepas(ファーマシー マンケパ)
- 所在地:530 Avenyu de la Republique Commune de Karoum
- 電話:(+224)657-35-55-55または(+224)628-35-55-55
- 概要:狂犬病ワクチン、マラリア迅速診断テスト、コロナ迅速診断テストなど購入可。
- (9)Pharmacie Manize(ファーマシー マニーゼ)
- 所在地:En face du stade du 28 Septembre, Commune de Dixinn
- 電話:(+224)626-87-60-74
○ンゼレコレ(現地確認2018年12月)
- (1)Centre Médical l’Espérance de NZao(クリニク ザオ)
- 所在地:ンゼレコレ市からローラ(Lola)市に向かう道路の左側の大きな建物。ンゼレコレから8km。
- 電話:(+224)621-50-25-25または(+224)664-80-96-01(医師直通)
- 概要: 私立の総合病院でンゼレコレ在住外国人が利用しています。外科・内科・小児科・婦人科・歯科があります。レントゲン装置、血液検査機器、心電図検査機器がそろい、入院設備もあります。
- 診療日・時間:電話で予約してください。
- (2)Qlinique Médicale Huguette (クリニーク メディカル ウゲッテ)
- 所在地:Ossud, N’Zelekoreンゼレコレ市オスード(Ossud)地区、ICRC事務所近く
- 電話:(+224)622-22-04-00、(+224)664-30-17-78または(+224)622-20-26-75
- 概要:私立のクリニックでンゼレコレ在住外国人が利用しています。外科・内科・小児科・婦人科があります。
- 診療日・時間: 外来は月~土曜日、救急はいつでも受付。
- (3)Direction regionale de la sante de N’zerekore /Direction prefectorale de la sante de N’zerekore(ンゼレコレ州 /県病院)
- 所在地:ンゼコレ市中心部、Grande Marche 道路を挟んだ対面
- 電話:(+224)621-80-95-89、(+224)664-34-49-82または(+224)654-12-12-12
- 概要:ンゼコレ州の基幹病院で、病床数は175床、医師は200名勤務し、州最大規模を誇ります。レントゲン、血液検査、超音波などの検査機器があり、一般的疾患、軽度外傷の治療、24時間の救急対応が可能です。ただ、在住外国人の利用が少ないことを考えると邦人利用は衛生面から難しいと考えられます。
9.その他の詳細情報入手先
(1)在ギニア日本国大使館 ホームページ:
https://www.gn.emb-japan.go.jp/j/index.html
10.現地語一口メモ(公用語はフランス語)
「世界の医療事情」冒頭ページの一口メモ(フランス語)を参照願います。
11.新型コロナウイルス関連情報
サージカルマスクや消毒液は、薬局でなくても外国人向けスーパーで入手可能です。PCR検査は国指定の公立医療機関で検査ができます。入院が必要な場合は国指定の公立医療機関に入院することになりますが、邦人が入院するのは医療水準、衛生、サービスの観点から厳しいと考えられます。軽症例は自宅療養も可能です。外国人もANSS(国家衛生安全保障局)で新型コロナのワクチン接種は可能です。