世界の医療事情

ガンビア

平成30年10月

1 国名・都市名(国際電話番号)

 ガンビア共和国(バンジュール)(国際電話国番号220)

2 公館の住所・電話番号

在ガンビア日本国大使館(毎週土日休館)
住所:Ambassade du Japon Boulevard Martin Luther King Dakar, Sénégal (注)ガンビア共和国は,在セネガル大使館が兼轄しています。
電話:(+221) 33 849 55 00
ホームページ:https://www.sn.emb-japan.go.jp/jointad/gm/ja/index.html別ウィンドウで開く

(注)土日以外の休館日は暦年ごとにホームページにて案内していますので,ご覧ください。

3 医務官駐在公館ではありません。

 在セネガル日本国大使館 医務官が担当

4 衛生・医療事情一般

 国名の由来であるガンビア川の両側に国土を持ち,河口部を除く国土をセネガルに囲まれたアフリカ大陸最小の国土面積を持つ国です。サバンナ地帯が大部分ですが,川や沼地に接する地域が多いこともあり,雨季の始まりとともに蚊の発生が急増し,主に熱帯熱マラリアが7月から12月に多発します。また,雨季の高温多湿の環境から,消化器感染症も増える傾向にあります。市中であっても,野良犬,野良猫,サルなどの野生動物との接触による,狂犬病,破傷風,猫ひっかき病などの感染症の危険があります。

 上下水道や電力等の社会基盤の整備が遅れています。水道水は飲料には適していないと考えてください。

 医療事情は非常に悪く,特に公立病院で医療資源の不足が目立っています。交通事故等による外傷への対応,入院治療や手術は,不可能だと考えておいてください。また,輸血用血液が汚染されている可能性も否定できません。治療費は前払いが原則で,個室の入院費用は日額1,000から3,000ダラシです。重症かつ緊急を要する疾患及び外傷においては,速やかに国外へ搬送する必要があり,十分な額の海外旅行傷害保険(特に,疾病治療費用,傷害治療費用,救援者費用)に加入しておくことを強くお勧めします。

5 かかり易い病気・怪我

(ア)交通事故

 交通渋滞が頻繁で,整備不良車両,交通ルールの無視,飛び出しなど,諸事情の悪さにより交通事故は多く,救急外傷への対応は非常に困難です。

(イ)下痢性疾患

 年間を通じてみられます。水道水は飲料に適していません。

(ウ)マラリア

 年間を通して発生しますが,雨季の始まりとともに増え,10月から11月頃がピークとなります。他の蚊媒介感染症(デング熱等)の予防のためにも,長袖・長ズボンなど肌の露出を少なくし,虫除けスプレー等蚊の忌避剤を使用してください。蚊帳の使用も有効です。予防薬,治療薬,忌避剤等は,薬局で購入できます。

(エ)狂犬病

 動物と接触する場合,噛まれなくても,唾液により狂犬病ウイルスに感染する危険があります。ホテルの庭や町中でも猿が見られ,予めワクチンを接種(暴露前免疫)することをお勧めします。

(オ)黄熱

 黄熱の汚染地域であり,他の汚染地域を経由して入国する際,予防接種証明書(イエローカード)の提示を求められる場合があります。証明書は,接種10日後から有効となります。

6 健康上心がける事

(1)日焼け

 日差しは年間を通じ強く,帽子,日傘,日焼け止めを使用してください。

(2)熱中症

 予防のため,水分補給に努めてください。

(3)大気汚染

 整備不良車の排気ガスや季節的な粉塵による大気の汚染が見られます。喘息等の呼吸器疾患のある方は,マスク等で予防に努めてください。

(4)有害動植物

 虫刺されによるアレルギー症状が報告されています。

7 予防接種(ワクチン接種機関を含む)

 現地のワクチン接種医療機関等についてはこちら(PDF)別ウィンドウで開く

(ア)赴任者に必要な予防接種

  • 成人:黄熱,A型肝炎,腸チフス,狂犬病,破傷風,髄膜炎菌性髄膜炎,B型肝炎
  • 小児:上記に加え,日本で実施されている定期,任意の予防接種

(イ)現地の小児定期予防接種の一覧

ワクチン 初回 2回目 3回目 4回目 5回目
BCG 出生時        
経口生ポリオ 出生時 2か月 3か月 4か月 9か月
B型肝炎 出生時        
5種混合(注1) 2か月 3か月 4か月    
ロタウイルス 2か月 3か月      
肺炎球菌 2か月 3か月 4か月    
麻疹・風疹 9か月 18か月      
黄熱 9か月        
髄膜炎 18か月        

注1:ジフテリア,破傷風,百日咳,インフルエンザ桿菌b型,B型肝炎

 接種時期,回数が日本と異なり,接種計画を立てる際,注意が必要です。

(ウ)小児が現地校に入学・入園する際に必要な予防接種・接種証明

 予防接種証明が要求される場合には,大使館で接種歴を翻訳し,証明します(有料)。

8 病気になった場合(医療機関等)

バンジュール

(1)Edward Francis Small Teaching Hospital
所在地:Independence Drive, Banjul
電話:99-00-598, 79-34-110, 69-00-598, 39-34-685
診療時間:月-金:8時~22時, 土日:8時~15時, 救急:24時間対応。
概要:医学部に隣接する国立の研修病院で,以前Royal Victoria Teaching Hospitalと呼ばれていました。国内随一の総合病院ですが,施設・機材は老朽化しており,医療機材の維持も困難な状況です。CTは修理され稼働していますが,MRIは稼働していません。ガンビア人医師のほか,キューバや中国から医師の派遣を受けており,多くは英語が通じます。
(2)Africmed Clinical Services
住所:Bertil Harding Highway
電話:44-10-685, 77-39-415
http://www.africmed-gm.com別ウィンドウで開く
概要:内科,外科,産婦人科,小児科,整形外科,歯科を有する私立病院。診療時間の設定はなく,24時間の救急対応をしています。医療器材の整った救急車を備えており,ダカールへの搬送も行っています。
(3)Medicare Clinic
住所:Brusubi, Brufut Highway
電話:24-82-459, 78-80-017
http://www.meicaregambia.com別ウィンドウで開く
概要:内科,外科,産婦人科,小児科を有する私立病院。診療時間の設定はなく,24時間の救急対応をしています。クレジットカードが使用できます。
(4)Sharab Medical Center
住所:Bertil Hearding Highwayの近く(Election Houseの裏手)
電話:33-00-100, 38-49-338
http://www.sharabclinic.com別ウィンドウで開く
概要:内科,小児科,泌尿器科を有する私立病院。診療時間の設定はなく,24時間の救急対応をしています。公立病院に近い診療費のため,混雑しています。
(5)Medical Research Council Unit, The Gambia
住所:Atlantic Boulevard, Fajara (診療部門はBakau StreetMarina School横より入る)
電話:44-96-188
http://www.mrc.gm/別ウィンドウで開く
概要:主体はイギリス政府の医学研究所ですが,付属する診療部門にて,低価格診療を行っています。曜日により異なりますが,先着200名程度に,内科,小児科等のプライマリケアを提供しています。英国人医師のほか,日本人医師が在籍することもあります。

9 その他の詳細情報入手先

(1)ガンビア保健・社会福祉省:http://www.moh.gov.gm/別ウィンドウで開く

10 現地語・一口メモ

 「世界の医療事情」冒頭ページの一口メモ(もしものときの医療英語)を参照願います。


Get Adobe Reader(別窓が開きます) Adobe Systemsのウェブサイトより、Acrobatで作成されたPDFファイルを読むためのAcrobat Readerを無料でダウンロードすることができます。左記ボタンをクリックして、Adobe Systemsのウェブサイトからご使用のコンピュータに対応したソフトウェアを入手してください。

このページのトップへ戻る
世界の医療事情へ戻る