世界の医療事情

令和6年10月1日

1 国名・都市名(国際電話番号)

 アンゴラ共和国(国際電話番号244)

2 公館の住所・電話番号

在アンゴラ日本国大使館(毎週土曜日、日曜日休館)
住所:Torres Loanda, 2F, Rua Gamal Abdel Nasser, Ingombota, Luanda
電話:923-167090
メール:emb@ln.mofa.go.jp
緊急携帯電話:944-308277(平日は17時30分から翌8時30分、休館日は終日対応)
ホームページ:在アンゴラ日本国大使館別ウィンドウで開く

 (注)土曜日、日曜日以外の休館日:大使館案内 開館時間別ウィンドウで開く

4 衛生・医療事情一般

(1)概要

 正式名称はアンゴラ共和国、アフリカ南部に位置し東はザンビア、西は大西洋、南はナミビア、北はコンゴ民主共和国に国境を接しています。国土は日本の約3倍で124万6,700平方キロメートル、コンゴ民主共和国を挟んで飛び地であるカビンダ州を含む18州から成り、人口3,393万3,611人(2021年World Bank)です。1975年11月11日にポルトガルから独立後、民族主義組織間での内戦が続きましたが2002年4月4日に終結しました。公用語はポルトガル語です。

 気候は海岸沿いがサバンナ気候、内陸部が熱帯雨林気候、南部海岸沿いが砂漠気候と多様で、首都ルアンダ市はサバンナ気候に近く比較的過ごしやすいです。季節は雨期(11月から5月)と乾期(6月から10月)があり、雨期は時折激しい雨が降り、気温20から35度前後で高温多湿です。雨期の後は蚊が大量発生するため、蚊が媒介する病気に注意が必要な季節です。乾期は曇りがちで雨はほとんど降らず、気温18から27度前後で朝夕に上着が要ることがあります。年間降水量は日本の約4分の1程度で400ミリです。

(2)衛生状態

 水道水は大腸菌などの細菌に汚染されている場合があり飲水に適さず、外出先の洗面所やトイレは必ずしも衛生的ではありません。食中毒発生は日常的で、日本では届け出が必要な腸チフス、コレラ、細菌性赤痢などが発生しています。卵、魚、肉は生食を避け、生野菜は良く洗って食べるようにしてください。

(3)医療水準・医療制度

 公立病院は設備や医療スタッフが乏しく、邦人が満足な治療を受けることは難しい状況です。ホームドクターや往診制度はありません。地方では十分な医療サービス提供がなく、伝統医療に頼る住民が多くいます。

 私立病院はMRI、CT、集中治療室を備えた施設や24時間救急対応の施設もありますが、医師(特に専門医)が常勤ではなく、英語が通じる場合も限られます。救急搬送システムは確立しておらず、救急車が来ないことのほうが多いです。

 高度医療を要する場合は緊急・重症の場合を除き、本邦での治療をお勧めします。緊急時は医療先進国(南アフリカ共和国あるいはヨーロッパ)への医療搬送も可能ですが、移送費は非常に高額です。万が一の事故や病気に備え必ず海外旅行保険へ加入し、緊急移送費補償額を3,000万円以上にすることを強くお勧めします。

本邦では入手が容易な薬剤等が当地に無い事があり、持病で常用薬を服用している等の方は想定外の滞在延長も考慮して多めに予備を持参するようにしてください。

病院受診時のアドバイス

 パスポート、クレジットカード(国内発行のデビットカードのみ使用できるケースが多い)、十分な現金(停電や故障でカードが使えない事も多く、最低でも数十万円相当の現地通貨)の用意とポルトガル語通訳者の同伴もお勧めします。私立の場合は入院も含め前払いが原則ですのでご注意ください。私立病院の受診・入院費用はご自身が所属する会社等が医療機関と契約していない限り前払いかつ自費となります。必要に応じ受診前に加入保険会社へ相談することや、緊急時は他に支援を要請する関係各所へも連絡することをお勧めします。最近、病院で治療費を自己負担することなく治療をうけられるキャッシュレスサービスに対応経験のある私立病院がありますが、受診する前に必ず保険会社に確認することをお勧めします。

5 かかり易い病気・怪我

 日本で希な感染症が当地では日常的に発生しています。中には治療が遅れると致死的な事態に至ることがあり、日頃から予防を心がけて体調不良時は早めに医療機関を受診してください。また、当地はデータが正確ではないことがあり、国際機関による統計も政府発表を元に作成されており、数値はあくまで参考としてください。

(1)交通事故

 ルアンダ市内で多発し、主な原因は交通環境の未整備(歩道を含む道路一般、信号、照明)、違法駐車、暴走・逆走などの無謀運転、法令の不遵守、車両整備不良などです。特に乗り合いバス(通称:タクシーまたはカンドゥンゲイロ)やオートバイの運転は非常に荒く、注意してください。怪我が重症な場合に対応できる現地医療機関はなく、第三国への救急搬送が考慮されます。高額の医療搬送費用補償がある海外旅行保険プランに加入しておくことを強くお勧めします。

(2)脱水症・熱中症

 雨期は最高気温が30度近くになります。比較的涼しい乾期でも日中汗をかきやすい日があります。発汗時はこまめな水分摂取、適度な塩分摂取を心がけてください。暑い日はエアコンを付けて汗をかいていなくても、水分管理を怠ると熱中症になることがあります。ただしアルコール類はかえって脱水を招くため、摂取には注意が必要です。また持病がある方の水分・塩分管理については担当医からの指示を仰ぐようにしてください。

(3)マラリア

 マラリア原虫に感染した蚊(ハマダラカ)に刺されることで感染します。刺されてから10から15日後に急な発熱で発症し、頭痛や悪寒、下痢などを伴います。軽い感冒症状のようなことがありマラリアと気が付かないことがありますが、当地で多い「熱帯熱マラリア」は24時間以内に治療をしなければ命に関わります。発熱したら必ず早急に医療機関を受診してください。

 WHOによると2022年の世界推定患者数は2億4,900万人、アフリカ地域だけで2億3,300万人、アンゴラは世界で5番目に多い国です(世界推定患者の3.4%)。アンゴラ全土に感染の危険があり、特に雨期(11月から5月)から雨期後は注意してください。

 予防の基本は十分な防蚊対策です。外出時の長袖長ズボン・虫除けスプレー(ディート30%配合)塗布、室内は室内スプレー散布が必要です。予防内服は当地滞在場所や滞在期間によりますが、薬剤アレルギーや副作用など伴うことがあり、長期内服は避けることをお勧めします。長期滞在の場合は、滞在当初に内服し環境に慣れた段階で中止すること等を渡航前にトラベルクリニック等の医師へご相談ください。

(4)デング熱

 ネッタイシマカ(まれにヒトスジシマカ)が媒介するウイルス感染症です。蚊が多発する熱帯・亜熱帯地域のアジア都市部での蔓延が特徴ですが、2010年よりヨーロッパ各国でも旅行者からの感染がみられています。蚊に刺されて4から10日後、急な発熱(約40度)に頭痛、筋痛・関節痛、嘔吐、皮疹などで発症します。症状は2から7日間持続し、デング熱と気付かないほど軽症例がある一方、重症化し(デング出血熱、デングショック症候群)早期に適切な処置を受けなければ命に関わる事もあります。特異的治療はないため、防蚊対策を行い、発熱時は早急に医療機関を受診してください。

(5)感染性胃腸炎

 病原菌はサルモネラ、ビブリオ、ブドウ球菌、大腸菌、腸チフス、コレラ、赤痢アメーバ、A型肝炎ウイルスなど様々です。飲食後数時間から1日後に嘔吐・下痢、腹痛、発熱、血便などの症状が出て、適切な治療を行わないと死亡することもあります。(腸チフスは便秘になることもあり)。嘔吐・下痢時は十分な水分補給が大切です。症状が進行した時は点滴などの治療を要する場合があり、悪化前に早めに医療機関を受診してください。生の食物、生水や水道水は飲用しないようにしてください。

(6)チクングニア熱

 蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ等)が媒介するウイルス感染症です。刺されて2から12日(通常4から8日)後に突然の発熱と関節痛で発症します。他に関節の腫れ、筋肉痛、発疹、頭痛、嘔吐、だるさ等を伴います。致命的なことは稀ですが、関節痛が激しく症状が数週から数年も続く場合があります。1952年に初めてタンザニアで報告されてから主にアフリカ、アジアで流行していますが、2000年代に入りヨーロッパやアメリカ大陸での発生も問題になっています。

(7)狂犬病

 150か所以上の国や地域で発生し、死亡例の95%以上はアジア、アフリカの貧困地域からです。狂犬病ウイルスを持った動物の唾液から咬み傷や引っ掻き傷を通して感染し、発症するとほぼ100%死に至ります。原因の99%は犬ですが、猫や猿、コウモリ等のこともあります。死亡例の半数は15歳未満であり、小児を動物に近づけないよう注意してください。ルアンダ市内は野犬が多く、受傷時はたとえ小さな傷でも直ちに流水や石けんで十分洗い、速やかに医療機関を受診してください。予防接種済みでも、発症予防の追加ワクチン投与等を早く受ける必要があります。

(8)ポリオ(急性灰白髄炎)

 5歳未満の子供に多く小児麻痺と呼ばれますが、成人も感染します。感染者糞便中のポリオウイルスが口から入り腸内で増殖して感染します。ウイルスに汚染された水や食物からも感染します。神経を冒すウイルスで初期症状は発熱、だるさ、頭痛、嘔吐、首が硬くなる等です。治療法はなく、0.5%が回復不能な麻痺となり、数時間で全身麻痺に至る例や麻痺の5から10%には呼吸麻痺で死亡する例もあります。

 アフリカの野生株ポリオウイルスは経口生ワクチン予防接種キャンペーン等により2020年8月25日に根絶が宣言されましたが、伝播型ワクチン由来ポリオウイルス(経口生ワクチン由来)がアンゴラを含め問題となっています。日本は2012年9月より経口生ワクチンから注射不活化ワクチンへ変更されました。渡航前の追加予防接種を推奨します。

(9)破傷風

 土壌に広く常在する破傷風菌(Clostridium tetani)が傷口から入って感染し、菌が産生する神経毒素(破傷風毒素)により発生する病気です。特徴的な症状は痙攣で感染後3から21日間の潜伏期を経て局所(痙笑、開口障害、嚥下困難など)から始まり、全身へ広がります(身体が後ろに反る様な痙攣や呼吸困難)。重症患者では呼吸筋が麻痺して息ができなくなり亡くなることもあります。破傷風の予防にはワクチンの接種が有効です。

(10)エイズ(HIV/AIDS)

 WHOによると2023年の世界の新規罹患者は130万人でした。推定3,990万人がHIVに感染しており、アフリカ地域だけでその65%を占めています。アンゴラは同年の新規罹患者数は1万5,000人でした(世界で17番目に多い)。その他の性感染症も含め注意が必要です。

(11)住血吸虫症

 川や湖といった淡水の水場はマンソン住血吸虫、ビルハルツ住血吸虫に汚染され、足をつけたりすると皮膚から侵入して感染します。感染した部位に数時間から1週間ほど発疹が出たりします。その後、発熱や頭痛、筋肉痛、呼吸器症状などの症状が現れます。ビルハルツ住血吸虫は尿管と膀胱に感染して血尿や乏尿、慢性感染では膀胱がんの原因になります。マンソン住血吸虫は肝臓や腸に感染し下痢や便秘、血便等の症状が出ます。日本では検査が出来ず、南アフリカやヨーロッパで行えるようです。症状など疑わしい場合は帰国前に予め検査を受ける等をご検討ください。

(12)アフリカ・トリパノソーマ症(アフリカ睡眠病)

 ツェツェバエが媒介する原虫感染症で、ハエが人(や動物)を刺咬して感染します。サブサハラ・アフリカ地域でのみ発生しており、感染した原虫は数日から数か月で増殖して体内を巡り、皮膚の瘤形成、頭痛、発熱、衰弱、関節痛、リンパ節が腫れる等の症状が出ます(血液リンパ期)。やがて原虫が脳など中枢神経に侵入すると強い眠気、運動失調(歩行困難など)、精神症状(異常行動等)、痙攣、昏睡が起こり(中枢神経期)致死的です。症状出現時期や進行時期は感染後数週から数年と様々で、中枢神経期へ進むと治療が困難になります。予防は疾患流行地の回避、(効果は限られますが)防虫剤使用、背景に溶け込む中間色で手首足首を覆う厚手の衣服着用です(薄い衣類は貫通して刺されます)。ツェツェバエに刺され症状が出たら早めに病院を受診してください。

(13)寄生虫感染症

 川や湖には水から皮膚を介して感染するマンソン住血吸虫症、ビルハルツ住血吸虫症やブユに刺されて感染するオンコセルカ症(河川盲目症)などの寄生虫症にかかる危険があります。川や湖を訪れる際には手足まで覆う服装や防虫剤を使用し、むやみに水に浸からないようにしてください。

(14)蝿蛆症(ハエウジ症)

 外に干した洗濯物に蝿が卵を産み付け、着用中に体温で卵がふ化してウジとなり、皮膚へ浸入して赤く腫れたおできを形成します。洗濯物は屋内で干すかアイロンをしっかりかけてください。

(15)新型コロナウイルス感染症

 アンゴラでは、2020年3月、7名新規発症の報告から、ピーク時1か月新規発症は2021年1月、18,205名(死亡者327名)に達っしました。その後、徐々に減少し2024年4月以降は患者数の公式報告はなく、総患者数107,327名(死亡者1,937名)と報告されています。

(16)エムポックス

 2024年8月世界保健機関(WHO)は、アフリカでのエムポックスの蔓延を、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と宣言し、アンゴラでも特にコンゴ民主共和国の国境沿いにおいて感染調査の拡大と強化を行っています。現在(2024年10月)のところ、感染者の公式発表はありません。

6 健康上心がけること

  1. 生の食物は摂取しないで十分に加熱調理し、生野菜や果物は十分に浄水で洗うか火を通してください。
  2. 生水、水道水を飲用せず、重金属や細菌を除去できる浄水器やミネラルウォーターを利用してください。
  3. 日差しが強いので、サングラス、帽子、薄手長袖シャツ、長ズボン、日焼け止めクリーム等を利用しましょう。
  4. 虫が媒介する病気に気をつけましょう。防虫対策(虫除けスプレー、ローション、蚊取り線香、長袖シャツ、長ズボン等)を十分に行ってください。
  5. 川や湖、茂みは不衛生で傷口から細菌や寄生虫に感染したりすることがあります。むやみに立ち入らないでください。
  6. 慣れない環境での生活は体調が崩れやすく、適度に休みを取心身の疲れを溜めないようにしましょう。

7 予防接種(ワクチン接種機関含む)

 (薬品在庫などの問題がありますので、受診前に医療機関へお問い合わせください)

(1)赴任者に必要な予防接種

  • ア 査証申請および入国に必須:なし

     以前、生後9か月以上の全ての渡航者は入国審査の際に黄熱の予防接種証明(イエローカード)提示が必要でしたが、2023年10月26日より148カ国からアンゴラに入国する(日本を含む)場合は必要なくなりました。しかし、黄熱はアンゴラで蔓延していますので、予防接種は強く推奨されます。黄熱ワクチンは、2016年7月11日以降、有効期間が「予防接種10日後より生涯」となりました(既に有効期間が経過したイエローカードも含む)。空港検疫の職員に周知されていないことがあり、WHOによる通知文(下記リンク)を持参する等の対応をご検討ください。

  • イ 強く推奨:本邦の予防接種法で規定されているワクチンに加え、A型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病、腸チフス、ポリオ、髄膜炎菌、コレラ、水痘、麻疹・風疹

(2)現地の小児定期予防接種一覧(2024年10月現在 私立病院で接種を受ける場合)

  ワクチン
出生時 BCG
B型肝炎
ポリオ(経口)
2か月 5種混合(DPT、Hib、B型肝炎)
ポリオ(経口)
肺炎球菌(13価結合型)
ロタウイルス
4か月 5種混合(DPT、Hib、B型肝炎)
ポリオ(経口)
ポリオ(注射)
肺炎球菌(13価結合型)
ロタウイルス
6か月 5種混合(DPT、Hib、B型肝炎)
ポリオ(経口)
肺炎球菌(13価結合型)
ビタミンA(経口)
9か月 黄熱
ビタミンA(経口)
麻疹/風疹
18か月 ポリオ(経口)
ビタミンA
4から6歳 ポリオ(経口)

(3)学校により接種済み予防接種一覧の提出が必要な場合があり、英語表記の予防接種証明書持参をお勧めします。

8 病気になった場合(医療機関等)

(首都)Luanda(ルアンダ)

(1)Clínica Sagrada Esperança Ilha de Luanda(クリニカ・サグラダ・エスペランサ・イーリャ・デ・ルアンダ)
所在地:Avenida Mortala Mohamed, N゜298 Ilha de Luanda, Luanda
電話:(923)-167950(受付)、(923)-212398(救急部受付)
概要:当地のダイヤモンド会社から寄付がある私立病院です。診察は完全予約制で、各専門医が不在のことや診察までに2から5時間待つことがありますが、他病院に比べ状況は良好です。ほぼ全ての診療科CTとMRIがあり、諸外国保険会社による国外移送時の中継的病院として機能しています。当地居住邦人を含め外国人が受診・治療に訪れることのできる体制を整えています。多くの医師がアンゴラ人でポルトガル語かスペイン語を話し、英語は通じないことが多く、受診時の通訳者同行をお勧めします。Ilha(イーリャ)と呼ばれる半島にあり駐車場はいつも満車で、外来は狭く非常に混雑しています。事前契約がなければ、現金での前払いとなります。
E-mail:geral@cse.co.ao
ホームページ:http://www.clinicasagradaesperanca.co.ao/別ウィンドウで開く
外来診療時間:月曜日から金曜日8時から17時、土曜日8時から12時
(診察は完全予約制、救急外来受診となるが予約外受診も可能)
支払い:現金(現地通貨)、Visa、Angolan debit card
(2)Clínica Girassol(クリニカ・ジラソール)
所在地:Avenida Comandante Gika, Nº 225. Bairro Alvalade. Luanda.
電話:(923)-000000(受付)、(935)-114257(救急)
概要:ルアンダ空港近くにある2008年9月開院のSonangol石油会社系列の私立総合病院で、施設は新しく清潔です。邦人を含め在留外国人が多く利用し、内科、外科、消化器外科、脳神経外科、耳鼻咽喉科、眼科、産婦人科、小児科、腫瘍診断科救急外来、集中治療室、透析センターなど多くの診療科があり、医療スタッフも潤沢です。ベッド数は225(ICU15を含む)床、検査・診療機器は心電図、超音波、レントゲン撮影、CT、MRI、血液検査、心臓血管造影なども備えています。基本的に契約がない場合は、前払いを必要とします。
E-mail:marketing@clinicagirassol.co.ao
ホームページ:Clínica Girassol(ポルトガル語)別ウィンドウで開く
外来診療時間:月曜日から金曜日8時から17時、土曜日8時から12時。救急は24時間対応、英語対応可能。
支払い:現金(現地通貨)、Angolan debit card(基本的に契約、前払いを必要とします)
(3)Climed Clinic(クリメド・クリニック)
所在地:Rua Alameda do Principe Real 65, Miramar, Luanda, Angola
電話番号:(923)-283848(受付・救急)
概要:ブラジル人の院長Dr. Calenoario do Carmo Filhoが30年前に石油会社のプロジェクトのためアンゴラに赴任し、プロジェクト終了後この私立クリニックを開業しました。入院ベッド数は6床、外来診療および後方支援病院への転院までの待機ベッド2床があるのみです。ほとんどが非常勤医師で、家庭医、小児科医、産婦人科医、内科医が毎日外来を行っています。通常の外来診療および一次救急に関しては、邦人が受診できるレベルの診療所です。Generalの医師が1名常駐しており24時間診察可能、マラリアが疑われる場合などには迅速な検査が施行でき、サクラダ・エスペランサ病院等への中継的な診療所です。入院が必要になった場合、救急車で入院設備のある総合病院に搬送されますが実費支払いが発生します。
E-mail:climed.miramar@climedweb.com
ホームページ:Climed Clinic(ポルトガル語)別ウィンドウで開く
外来診療時間:月曜日から金曜日8時から16時、救急休みなし24時間対応(但し、診療は予約制)
支払い:現金(現地通貨)、Visa、Angolan debit card
(4)Malo Clinic(マロ クリニック)
住所:Francisco Sotto Mayor N°130/131 Bairro Azul, Luanda
電話番号:(916)-894955(受付)、(934)-880677(受付)
概要:インプラント、矯正歯科、根管治療もおこないます。
ホームページ:Malo Clinic(英語)別ウィンドウで開く
受付時間:月曜日から金曜日9時から17時、土曜日9時から13時
(5)Dentaluanda(デンタルアンダ)
住所:Rua Garcia Neto, N°7, Bairro de Miramar, Luanda
電話番号:(944)-326457(受付)、(931)-016973(受付)
概要:2015年9月に開業した歯科診療所です。区画された診察室が6室あります。歯科医はポルトガル、ブラジル、キューバ、アンゴラ人の医師が5名。一般歯科、小児歯科、矯正歯科、インプラント、歯内治療、口腔外科に対応します。
E-mail:recepcao@dentaluanda.com
ホームページ:Dentaluanda(ポルトガル語)別ウィンドウで開く
受付時間:月曜日から金曜日8時から19時、土曜日8時から12時
(6)My Clinic(マイ クリニック)
住所:Fortaleza Shopping, 4 de Fevereiro Avenue, Marginal. Luanda. ショッピングモールフォルタレーザ2階
電話番号:(947)-971119(受付)、(928)-616519(受付)
概要:他国の大使館員も受診しており日本人への治療経験もあります。歯科医は、ポルトガル、ブラジル、キューバなどから15名程度が働いており、英語での説明も可能です。ショッピングモールの中に有り治安の安全と感染対策も良好、栄養士や心理士にも相談可。基本的には受診前予約必要で、受付も英語で可能です。院内は清潔であり日本人の歯科受診に対応できます。
E-mail:geral@myclinic.ao
ホームページ:My Clinic(ポルトガル語)別ウィンドウで開く
外来診療時間:月曜日から日曜日8時から20時

10.一口メモ

 「世界の医療事情」の冒頭ページに「もしもの時のポルトガル語(PDF)」を掲載しておりますので、受診時にお役立てください。

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