パキスタン・イスラム共和国
日パキスタン首脳会談
令和4年9月22日
(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)
現地時間9月22日午後4時半(日本時間23日午前5時半)頃から約45分間、国連総会のためにニューヨークを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、シャバーズ・シャリフ・パキスタン首相(H.E. Mr Mian Muhammad Shehbaz Sharif)と日パキスタン首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 岸田総理大臣から、6月中旬以降パキスタン各地において生じている甚大な洪水被害につきお見舞いを述べるとともに、国際機関を通じた700万ドル規模の緊急無償資金協力の実施等、日本がこれまでに行っている支援につき説明しました。シャリフ首相からは、日本の支援に対し謝意が示されました。
- 岸田総理大臣から、昨年8月以降、アフガニスタンからの邦人及び大使館・JICA現地職員等の出国のためにパキスタンから多大なる支援を得たことにつき、改めて謝意を伝達するとともに、アフガニスタンにおける平和と安定の実現に向け、今後とも協力していきたい旨述べました。これに対しシャリフ首相は、アフガニスタンの安定をもたらすことが重要である旨述べました。
- 両首脳は、その他の地域・国際情勢についても幅広く意見交換を行い、欧州にせよアジアにせよ、いかなる地域においても力による一方的な現状変更は許されないこと、国際法を尊重すべきこと、紛争は対話を通じて解決すべきことで一致しました。
- また、岸田総理大臣は、日パキスタン外交関係樹立70周年を迎える本年、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、二国間関係を更なる高みに引き上げるべく、緊密に協力していきたい旨述べ、シャリフ首相は日本との関係を一層強化していきたい旨述べました。