ネパール
日・ネパール外相会談
令和6年5月5日
現地時間5月5日15時(日本時間同日18時15分)から約1時間、ネパールを訪問中の上川陽子外務大臣は、ナラヤン・カジ・シュレスタ・ネパール副首相兼外務大臣(Hon. Mr. Narayan Kaji Shrestha, Deputy Prime Minister and Minister for Foreign Affairs of Nepal)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、シュレスタ外相から、上川大臣のネパール訪問を歓迎する旨述べ、今回の訪問を機に、両国の関係を一層強化していきたい旨発言がありました。これに対し、上川大臣から、シュレスタ外相の就任に対する祝辞を述べた上で、今回の訪問を通じて両国の長年にわたる良好な関係を歓迎し、一層幅広く緊密なものにしていきたい旨述べました。
- 両大臣は、東アジア情勢や南アジア情勢を含む地域情勢について率直な意見交換を行い、二国間でよく意思疎通していくことで一致しました。
- 両大臣は、国際的な課題についても意見交換を行い、上川大臣からは、国際社会が不透明さを増す中、女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS)の考え方は益々重要になっており、今後もWPS分野における連携を一層強化したい旨述べました。これに対しシュレスタ外相から、WPSを含め国際的な課題についても今後とも協力を進めていきたい旨の発言がありました。また両大臣は、安保理改革を含む国連の機能強化、法の支配、核軍縮・不拡散を始めとする国際的な課題についても、率直な意見交換を行いました。