安倍総理大臣

日・スリランカ首脳会談(概要)

平成26年9月7日

英語版 (English)

9月7日15時から約1時間,安倍総理は,ラージャパクサ・スリランカ大統領と首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおり。

1.冒頭

冒頭,ラージャパクサ大統領より、スリランカを初めて訪問した日本の首相は安倍総理の祖父にあたる岸信介元総理である、昨年自分が日本を訪問して安倍総理と共同声明に署名して以降、多くの事項に進展が見られていることを嬉しく思う旨発言。安倍総理から,祖父である岸信介元総理が訪問したスリランカを、日本の総理として24年ぶりに訪問でき感慨を覚える,今訪問で、スリランカとの伝統的友好関係を、「海洋国家間の新たなパートナーシップ」へ発展させ、両国の協力関係を一層強化したい旨述べた。 

2.二国間関係

(1) ラージャパクサ大統領より、同じ海洋国家として、安全保障面を含め海洋に関する協力強化が重要である、安全保障機関間の協力が行われており喜ばしい旨述べた。これに対し安倍総理より,海洋分野での協力強化の重要性に同意、そのため、海洋協議を立ち上げたい、また海上保安分野での協力についても、日本は沿岸警備庁の人材育成に協力すると共に、巡視艇の供与に向けた調査開始を決定した旨述べた。また安倍総理より、日スリランカ関係を更に促進すべく、両国外務省のハイレベルでの政策対話を促進したい旨述べた。

(2)ラージャパクサ大統領より、日本企業によるスリランカへの投資増加を期待しており、そのために投資環境の整備も進めたい、スリランカでは日本企業進出支援のためにJETROが重要な役割を果たしている旨述べた。これに対し安倍総理より、政府間経済協議等を通じて二国間投資・貿易を拡大させたい、また投資環境改善をお願いしたい、官民経済フォーラムにおける議論の具体的なフォローアップに協力を期待する旨述べた。

(3)経済協力について、ラージャパクサ大統領より、高速道路や学校、病院などの分野での日本の協力がスリランカ市民の生活向上に極めて大きな役割を果たしてきたことに対する謝意表明があった。安倍総理より、地デジ日本方式導入のため約137億円の円借款供与を決定した,交通インフラ分野についても協力を進めたい旨述べた。ラージャパクサ大統領より、天然ガス発電導入に向けて日本の協力を期待すると述べたのに対し、安倍総理より、可能な協力を検討していきたい旨応じた。

3.地域情勢、その他

(1)スリランカの国民和解に関し,安倍総理より、北部州議会選挙を含め国民和解に向けた取組を歓迎する,日本としてはスリランカの前向きな努力を後押しすべく関与していくとの考えを伝えた。また、安倍総理から、国民和解を実現していく上で国際社会との信頼醸成が非常に重要である旨指摘した。これに対しラージャパクサ大統領より、国民和解のために様々な努力を行っている、国際社会との関与と対話はこれからも継続していく旨応じた。

(2)地域情勢・国際場裡での協力に関し,安倍総理から,日本の「積極的平和主義」を説明したほか、南アジアの域内協力や連結性強化に向け引き続き協力していきたいとの考えを述べた。また、国連安保理改革について,両首脳は、改革の具体的進展のため協力していくことで一致した。


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