インド
日印首脳会談
平成28年4月2日
写真提供:内閣広報室
写真提供:内閣広報室
1 安倍総理は,4月1日16時40分から17時00分までの間,核セキュリティ・サミット出席のため訪問中のワシントンにて,ナレンドラ・モディ・インド首相との間で会談(両首脳間で6回目)を行いました。
2 冒頭,安倍総理から,「コルカタでの高架道路落下事故の犠牲者にお悔やみを申し上げる。昨年12月の訪印時のもてなしに感謝する。モディ首相のリーダーシップの下,発展を続けるインド経済は,世界の成長のけん引役である。世界経済の不透明感が増す中で,持続的かつ力強い成長を実現するため,主要国の政策協調が求められており,インドとも良く連携していきたい。」と述べました。
これに対し,モディ首相から,総理のお言葉に感謝する旨,昨年12月の訪印,ヴァラナシ訪問の成功を誇りに思う旨述べました。
3 その後,両首相は,「日印新時代の幕開け」となった昨年12月の安倍総理インド訪問の結果を着実にフォローアップし,年内にも予定されるモディ首相の訪日の成果につなげるため,二国間関係強化について意見交換したほか,地域情勢や国際的課題について更なる連携強化を目指して,率直な意見交換を行いました。
4 特に,テロとの戦いについては,安倍総理より,「ブリュッセルやラホールでの爆弾テロに強い衝撃と憤りを覚える。卑劣なテロを断固非難する。日本はG7議長国として,テロ・暴力的過激主義対策強化に積極的に取り組む。」と述べました。モディ首相からG7のテロへの取組みに期待が示されるとともに,具体的なテロ事案にしっかりと対処することの重要性が示されました。
5 東シナ海や南シナ海情勢については,安倍総理から「東シナ海や南シナ海において,現状を変更し,緊張を高める一方的行動を深刻に懸念する」と述べました。モディ首相から,相互依存の深まる国際社会において,国際法に従った対応が必要であり,日本の考えを支持する旨述べました。
6 軍縮・不拡散については,安倍総理から,「「核兵器のない世界」の実現に向け,インドと共に取り組みたい。原子力協力を進めていく上で,インドによる軍縮・不拡散分野の取り組みは重要。日本はNPT普遍化,CTBT早期発効,FMCT早期交渉開始を重視。対話を続けて行きたい」と述べました。
7 最後に,日印両国が協力してアジアや世界の平和と繁栄を牽引していく必要があることで一致し,安倍総理より,本年のモディ首相訪日を楽しみにしている旨述べました。
2 冒頭,安倍総理から,「コルカタでの高架道路落下事故の犠牲者にお悔やみを申し上げる。昨年12月の訪印時のもてなしに感謝する。モディ首相のリーダーシップの下,発展を続けるインド経済は,世界の成長のけん引役である。世界経済の不透明感が増す中で,持続的かつ力強い成長を実現するため,主要国の政策協調が求められており,インドとも良く連携していきたい。」と述べました。
これに対し,モディ首相から,総理のお言葉に感謝する旨,昨年12月の訪印,ヴァラナシ訪問の成功を誇りに思う旨述べました。
3 その後,両首相は,「日印新時代の幕開け」となった昨年12月の安倍総理インド訪問の結果を着実にフォローアップし,年内にも予定されるモディ首相の訪日の成果につなげるため,二国間関係強化について意見交換したほか,地域情勢や国際的課題について更なる連携強化を目指して,率直な意見交換を行いました。
4 特に,テロとの戦いについては,安倍総理より,「ブリュッセルやラホールでの爆弾テロに強い衝撃と憤りを覚える。卑劣なテロを断固非難する。日本はG7議長国として,テロ・暴力的過激主義対策強化に積極的に取り組む。」と述べました。モディ首相からG7のテロへの取組みに期待が示されるとともに,具体的なテロ事案にしっかりと対処することの重要性が示されました。
5 東シナ海や南シナ海情勢については,安倍総理から「東シナ海や南シナ海において,現状を変更し,緊張を高める一方的行動を深刻に懸念する」と述べました。モディ首相から,相互依存の深まる国際社会において,国際法に従った対応が必要であり,日本の考えを支持する旨述べました。
6 軍縮・不拡散については,安倍総理から,「「核兵器のない世界」の実現に向け,インドと共に取り組みたい。原子力協力を進めていく上で,インドによる軍縮・不拡散分野の取り組みは重要。日本はNPT普遍化,CTBT早期発効,FMCT早期交渉開始を重視。対話を続けて行きたい」と述べました。
7 最後に,日印両国が協力してアジアや世界の平和と繁栄を牽引していく必要があることで一致し,安倍総理より,本年のモディ首相訪日を楽しみにしている旨述べました。