インド
林外務大臣の日印フォーラムでの挨拶
令和5年7月28日



現地時間7月28日、午前8時45分(日本時間午後12時15分)から約75分間、インド・デリーを訪問中の林芳正外務大臣は、インド外務省とアナンタ・センターが共催する日印フォーラムにおいて、ジャイシャンカル・インド外務大臣(H.E. Dr. S. Jaishankar, Minister of External Affairs of India)とともに開会セッションに出席し挨拶を行うとともに、モデレーター及び聴衆との間で質疑応答を行ったところ、冒頭挨拶の概要は以下のとおりです。
- 林大臣から、2023年は、日印両国がG7・G20の議長国を務める重要な年であり、3月の岸田総理訪印の際にも両首脳間で緊密な連携を確認したことに触れつつ、これまでジャイシャンカル外相との間でもあらゆる機会で緊密に連携してきた旨述べました。
- 続けて、林大臣から、G7広島サミットの成果として、「グローバルサウス」を含むパートナーへの関与の強化を挙げ、その重要性について述べました。
- また、林大臣から、FOIPの新プランを踏まえた「インド太平洋の未来」に向けた日印協力については、インド北東部地域の開発とベンガル湾地域での取組の有機的な連携やインド北東部における具体的取組にも言及しつつ、政治・安全保障、経済・開発協力、人的交流、日米豪印などの多国間や国際場裡での協力をはじめ、幅広い分野でインドとの「特別戦略的グローバル・パートナーシップ」を推進していく旨述べました。
- 最後に、林大臣から、G20ニューデリー・サミットの成功に向け、日本として協力することを表明し、地域・国際社会のより良い未来のため、調和と協調の精神で、引き続きインドと取り組んでいく旨述べました。
(参考1)日印フォーラム
インドの主要シンクタンクとインド外務省による共催の下、両国の政府関係者、経済界幹部、メディア関係者、学識者等の参加を得て実施される会議。