バングラデシュ人民共和国

平成27年8月5日
ASEAN関連外相会談等出席のためクアラルンプールに滞在中の城内実外務副大臣は,8月5日15時15分(現地時間)から約15分間,アブル・ハッサン・マームード・アリ・バングラデシュ外務大臣(H.E. Mr. Abul Hassan Mahmood ALI, Foreign Minister of the People's Republic of Bangladesh)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,城内副大臣から,「昨年の両国首脳の相互訪問によって日・バングラデシュ二国間関係は一層強化された。両首脳が立ち上げた『包括的パートナーシップ』の下,両国間の協力を一層推進したい」と述べるとともに,国連安保理に関し,バングラデシュが非常任理事国選挙の立候補を取り下げ日本を支持してくれたこと及び日本の常任理事国入りへの支持に謝意を述べました。これに対し,アリ外相から,日本はバングラデシュ独立時からの親密な友人であり当然である,また,長年にわたりバングラデシュの復興・開発を支援してくれたことに改めて感謝する旨述べました。

2 二国間関係につき,以下のやりとりがありました。
(1)城内副大臣から,本年2月の外務次官級協議,3月の原子力の平和利用に関する専門家会合の開催,4月の我が国ニット製衣類の原産地規則の緩和など,「包括的パートナーシップ」が着実にフォローアップされていることに歓迎を表明しました。

(2)また,城内副大臣から,昨年両国首脳が合意したベンガル湾産業成長地帯(BIG-B)構想推進のため,「安倍総理が約束した2014年から概ね4年から5年を目途に最大6000億円のバングラデシュへの支援を通じて,バングラデシュのインフラ整備等の開発協力に貢献していきたい」との日本の意思を改めて伝達しました。さらに,バングラデシュ進出の日本企業数の増加を背景に,ビジネス環境の改善・向上を要請しました。

(3)これに対し,アリ外相から,ハイレベルの交流を含め,両国関係の更なる強化のため協力していきたい,国連総会の際にもまた意見交換したい旨発言がありました。

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