東ティモール民主共和国
中根外務大臣政務官によるコエーリョ東ティモール外務協力大臣との会談
平成27年4月23日
4月20日午後6時頃(現地時間)から約20分間、アジア・アフリカ会議60周年記念行事閣僚会議に出席するため、インドネシア・ジャカルタを訪問中の中根一幸外務大臣政務官は、エルナニ・コエーリョ東ティモール外務協力大臣(H.E. Mr Hernami COELHO da Silva)との会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭
中根政務官から、外務協力大臣就任に対する祝意を伝えるとともに、2月の就任後の早いタイミングでお会いすることができて光栄である旨述べました。これに対し、コエーリョ大臣からは、中根政務官からの祝意に対する謝意が述べられるとともに、就任の早い段階でお会いできたことは、東ティモールと日本との関係の深化に有効である旨発言がありました。 - 二国間関係
中根政務官から、東ティモールが21世紀初の独立国家として着実に平和構築を実現してきたことに対し敬意を表するとともに、日本は、独立以前から、経済協力や国連ミッションへの要員派遣等を通じ、東ティモールの国づくりを一貫して支援しており、産業振興等を通じて本格的な開発を進めようとする東ティモールの努力を、今後も全面的に後押しする旨述べました。これに対して、コエーリョ大臣からは、独立前からの日本の継続的支援に対する謝意が表され、両者は、今後もこうした協力を推進し、両国が築き上げてきた「未来志向で良好かつ緊密な二国間関係」を一層発展させていくことで一致しました。 - 対外関係・国際場裡での協力
中根政務官から、東ティモールと地域や国際社会の課題でも協力を深めるべく、東ティモールのASEAN加盟に向けた努力を今後も支援する旨を伝達しました。これに対し、コエーリョ大臣からは、日本の支援に対する謝意が表明されました。
また、中根政務官から、本年は戦後70年であり、日本は、戦後一貫して平和国家として歩み、アジアや世界の繁栄に貢献してきた、今後も国際協調主義に基づく「積極的平和主義」の立場から地域と国際社会の平和と安定に一層貢献する旨説明しました。コエーリョ大臣からは、国際社会における日本の貢献に対する支持が示され、両者は、今後、地域や国際社会の課題に関する協力を一層深めていくことで一致しました。
両者はまた、国連安保理改革についても協力していくことで一致しました。