シンガポール共和国

令和8年3月18日
日本とシンガポールの国旗の前で握手しながら撮影に応じる高市総理大臣とウォン首相 (写真提供:内閣広報室)
儀仗隊の前を歩いて進む高市総理大臣とウォン首相の様子 (写真提供:内閣広報室)
高市総理大臣とウォン首相の会談の様子 (写真提供:内閣広報室)

 3月18日、午後6時00分から約15分間、高市早苗内閣総理大臣は、訪日中のローレンス・ウォン・シンガポール共和国首相兼財務大臣(H.E. Mr Lawrence Wong, Prime Minister and the Minister of Finance of the Republic of Singapore)と首脳会談を行い、続いて約55分間、ワーキング・ディナーを行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 高市総理大臣は、ウォン首相の訪日を歓迎するとともに、本年の日・シンガポール外交関係樹立60周年を機に、様々な交流や事業を通じて両国の良好な関係が更に深まる年にしていきたいとの期待を示しました。これに対し、ウォン首相から、日本側の温かい歓迎に謝意が示されるとともに、この会談を通じて両国関係を一層進展させたい旨述べました。
  2. 両首脳は、外交関係樹立60周年の節目に、両国関係を「戦略的パートナーシップ」に格上げすることに一致するとともに、(1)自由貿易及び経済協力の推進、(2)デジタル化と技術、(3)安全保障と防衛、(4)グリーン・トランジションとエネルギー協力及び(5)パートナーシップと交流を「優先協力5分野」として特定し、かかる分野での協力の方向性をまとめた、今後の両国関係の羅針盤となる「日本とシンガポール共和国間の戦略的パートナーシップ立上げに関する共同声明」を発出しました。
  3. 両首脳は、国際情勢が厳しさを増す中、日本とシンガポールが、ルールに基づく自由で開かれた国際秩序と自由貿易を共に擁護・推進してきた同志国として、協力を深化させることの意義を確認しました。
     高市総理大臣から、本年は「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を提唱してから10年目の節目の年に当たり、近年の地政学的な競争の激化、AI・デジタルの加速度的な技術革新と覇権争いといった情勢の変化を踏まえ、日本は各国の自律性及び強靱性を強化するべく、FOIPの取組を戦略的に進化させていくとの決意を示しました。これに対し、ウォン首相から、インド太平洋地域の平和と安定に対する日本のこれまでの取組を評価し、地域における更なる貢献に期待する旨述べました。
     また、高市総理大臣から、経済安全保障を重視する日本の経済政策について紹介し、両首脳は、両国が共に関心を有するAI・半導体、量子技術、防衛産業、情報通信分野等においても具体的な協力を進めることで一致しました。
  4. 両首脳は、インド太平洋情勢や、北朝鮮、中東情勢などの国際情勢についても幅広く意見交換を行いました。
     高市総理大臣から、ASEANはFOIP実現の要であり、対日調整国を務め、来年のASEAN議長国でもあるシンガポールとの連携を深めていきたいと述べました。その上で、両首脳は、「インド太平洋に関するASEANアウトルック(AOIP)」の主流化に資する協力を含め取組を進めていくことで一致しました。
     また、両首脳は、中国をめぐる諸課題について意見交換を行った他、核・ミサイル問題及び拉致問題を含む北朝鮮への対応についても連携していくことで一致しました。
     続けて、両首脳は、イランを中心に緊迫化する中東情勢について意見交換を行うとともに、事態の早期沈静化に向けて連携することを確認しました。

(参考1)日本とシンガポール共和国間の戦略的パートナーシップ立上げに関する共同声明(英文(PDF)別ウィンドウで開く和文仮訳(PDF)別ウィンドウで開く

(参考2)2026年に署名された協力覚書一覧

  • 量子科学技術に関する協力覚書
  • エネルギー・持続可能性・気候変動協力枠組み
  • IoT製品のためのサイバーセキュリティ制度の相互承認に関する協力覚書

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