シンガポール共和国

令和6年7月27日
バラクリシュナン 外務大臣と握手する上川外務大臣
日・シンガポール外相会談の様子

 現地時間7月27日午前10時35分(日本時間同日午後0時35 分)から約20分間、ASEAN関連外相会議に出席するためラオス人民民主共和国を訪問中の上川陽子外務大臣は、ビビアン・バラクリシュナン・シンガポール共和国外務大臣( H.E. Dr. Vivian BALAKRISHNAN, Minister for Foreign Affairs of the Republic of Singapore)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、上川大臣から、再会を嬉しく思う、2026年の日・シンガポール外交関係樹立60周年も見据え、今夏からASEAN対日調整国を務めるシンガポールとの関係を更に発展させたい旨述べました。これに対し、バラクリシュナン外務大臣から、上川大臣と連携し、デジタルやグリーンといった幅広い分野で日本との協力を一層深化させたい旨述べました。
  2. 上川大臣から、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けたシンガポールとの連携を重視している旨述べた上で、安全保障分野での協力を更に進めたい旨述べました。また、上川大臣から、8月の第2回アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)閣僚会合をはじめとする脱炭素化に向けた協力等に言及するとともに、2025年大阪・関西万博も活用しつつ、経済や人材育成等の幅広い分野での協力を更に進めたい旨述べました。これに対し、バラクリシュナン外務大臣から、こうした分野でも日本との協力を進めたい旨述べました。
  3. 両大臣は、東シナ・南シナ海情勢を始めとする地域情勢についても意見交換を行い、引き続き連携していくことを確認しました。

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