シンガポール共和国

令和6年5月3日
フー持続可能性・環境大臣兼貿易担当大臣と握手する上川外務大臣
上川外務大臣とフー持続可能性・環境大臣兼貿易担当大臣との会談の様子

 現地時間5月3日午後2時07分(日本時間3日午後9時07分)から約10分間、OECD閣僚理事会(MCM)に出席するためにパリを訪問中の上川陽子外務大臣は、グレース・フー・シンガポール持続可能性・環境大臣兼貿易担当大臣(H.E. Ms. Grace FU Hai Yien, Minister for Sustainability and the Environment and Minister-in-charge of Trade Relations)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、上川大臣から、前日の生成AIに関するサイドイベントにおけるシンガポールの広島AIプロセス・フレンズグループを代表しての発言・貢献に謝意を示しました。また、日本はOECDが世界の成長エンジンであるASEAN諸国との協力関係を強化することを特に重視しており、シンガポールとOECDとの更なる連携強化が同国の持続可能な経済成長に資することを期待すると述べました。
  2. さらに、上川大臣から、2年連続の両国首脳の相互訪問実現など、日・シンガポール間は様々なレベルで緊密な往来・交流が進んでおり、2026年の日・シンガポール外交関係樹立60周年も視野に、ウォン次期首相の下、幅広い分野において二国間関係を更に強化していきたいと述べました。
  3. これに対しフー持続可能性・環境大臣兼貿易担当大臣は、OECD東南アジア地域プログラム(SEARP)における日本のリーダーシップに謝意を表しつつ、SEARPのおかげでOECDがより包摂的になったとして、シンガポールもOECDのエビデンスに基づいた議論から多くを学んでいる旨述べました。
  4. 両者は、本年夏から3年間、シンガポールがASEANの対日調整国を務めることを踏まえ、日ASEAN協力を一層強化していくことで一致しました。

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