シンガポール共和国

令和6年3月28日
第17回日本・シンガポール・シンポジウムで基調講演を行う柘植外務副大臣

 3月15日、柘植芳文外務副大臣は、都内にて日本国際問題研究所(JIIA)及びシンガポール国際問題研究所(SIIA)が共催した「第17回日本・シンガポール・シンポジウム」に出席したところ、概要は次のとおりです。

  1. 柘植外務副大臣は、冒頭に基調講演(PDF)別ウィンドウで開くを行い、能登半島地震に際しシンガポール政府から寄せられたお見舞いのメッセージに対し、日本政府を代表して謝意を述べつつ、これまでの二国間関係の発展の歴史に触れながら、貿易、デジタル、自治体交流を始め、個別の分野でも裾野が広がる両国間の協力関係について紹介しました。
  2. また、柘植外務副大臣は、世界が歴史の転換点にある中、日本とシンガポールは、地域や国際社会が直面する課題に共に取り組む重要なパートナーである旨述べた上で、1997年から両国が共同で実施している「21世紀のための日本・シンガポール・パートナーシップ・プログラム」等の取組に触れながら、今後も地域の発展のため、また、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化し、「人間の尊厳」が守られる世界を確保すべく、シンガポールとの関係を強化していく考えを述べました。さらに、本シンポジウムの議論が、2026年に外交関係樹立60周年を迎える日本とシンガポールにとって、新たな未来に向けた指針になることを期待する旨述べました。
  3. なお、同シンポジウムでは、柘植外務副大臣による基調講演に続いて、シム・アン・シンガポール外務兼国家開発担当上級国務大臣及び大塚拓日本シンガポール友好促進議員連盟事務局長(衆議院議員)による基調講演が行われたほか、両国の有識者によるパネル・ディスカッションが行われ、参加者の間で活発な議論が交わされました。
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