シンガポール共和国

平成30年10月19日
リー・シンガポール共和国首相と握手を交わす安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)
日・シンガポール首脳会談
(写真提供:内閣広報室)

 現地時間19日、午後2時35分から約40分間、安倍晋三内閣総理大臣は、ASEM首脳会談に出席するため訪問中のベルギーにおいて、リー・シェンロン・シンガポール首相(H.E. Mr. LEE Hsien Loong, Prime Minister, the Republic of Singapore)と会談したところ、概要は以下のとおりです。会談には、野上浩太郎内閣官房副長官他が同席しました。

  1.  冒頭、安倍総理から、本年のASEAN議長国としてのリー首相の指導力に敬意を表する、シンガポールが議長国として掲げている「イノベーション」と「強靱性」に沿いながら、共にASEANの発展に向けて協力したい、また、北朝鮮や自由貿易など喫緊の国際課題について、ASEMにおいても力強いメッセージを発すべく協力していきたい旨述べました。これに対し、リー首相からは、日本のASEANに対する協力を歓迎する、今後も引き続き日本のASEANへの関与を期待する旨述べました。
  2.  両首脳は、自由貿易の重要性を再確認し、TPPの早期発効及びRCEPの早期妥結を目指し緊密に連携することを確認しました。
  3.  両首脳は、二国間の協力分野が多岐にわたっていることを歓迎し、今後も地域の安定・発展に向けて協力していくことで一致しました。
  4.  両首脳は、南シナ海や北朝鮮情勢についても意見交換を行い、11月のASEAN関連首脳会議に向け、引き続き連携していくことを確認しました。北朝鮮情勢については、朝鮮半島の非核化に向け、安保理決議の完全な履行が重要との認識で一致しました。また、安倍総理大臣から拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求めました。

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