フィリピン共和国
上川外務大臣と若手在留邦人との意見交換会、フィリピン人材海外派遣支援組織及び関連日本語学校視察
並びに首都圏鉄道(MRT)三号線視察
令和6年7月7日
現地時間7月7日(日本時間同日)、フィリピン共和国・マニラ訪問中の上川陽子外務大臣は、若手在留邦人との意見交換会、フィリピン人材海外派遣支援組織及び関連日本語学校視察並びに首都圏鉄道(MRT)三号線視察を実施したところ、概要は以下のとおりです。
1 若手在留邦人との意見交換会


- 上川大臣から、日・フィリピン両国の長年にわたる友好関係は、両国間の緊密な人的交流に支えられてきたことに触れつつ、両国の架け橋として様々な現場で活躍される在留邦人の方々に敬意を表する旨述べました。
- その上で、上川大臣は、参加者との間で、両国の人的・文化交流の現状や最近のフィリピンの経済・社会事情等について意見を交わしました。
2 フィリピン人材海外派遣支援組織及び関連日本語学校視察(Nippon Human Resources Foundation, Inc(NHRFI))


- 上川大臣は、ダニロ・S・ナバロNHRFI社長との間で、NHRFIの活動やフィリピン人材の日本等への派遣支援の今後の見通し等について意見を交わしました。上川大臣からは、日本で就労するフィリピンの方々が日本経済を力強く支えている、NHRFIが長年にわたりフィリピン人材の育成に貢献してきたことに敬意を表する旨述べました。
- また、上川大臣は、日本語学校において行われている実際の授業を視察しました。
3 首都圏鉄道(MRT)三号線視察


上川大臣は、我が国がODAにより改修事業を支援している首都圏鉄道(MRT)三号線の現場を視察した上で、約30分間、実際に運行している鉄道の車両に乗車しました。
(参考)首都圏鉄道(MRT)三号線改修計画
フィリピン政府からの要請を受け、2019年から住友商事が円借款による車両及び鉄道システムの改修等の維持・管理を進めている。同事業を通じて、鉄道の安全性・快適性の向上及び利用促進を図り、首都圏の深刻な交通渋滞の緩和に寄与することを目指す。