フィリピン共和国

令和2年1月9日
茂木外務大臣とドミンゲス・フィリピン財務大臣との会談1
茂木外務大臣とドミンゲス・フィリピン財務大臣との会談1

1月9日午前9時(現地時間)から約30分間,茂木敏充外務大臣はカルロス・ドミンゲス・フィリピン共和国財務大臣(Hon. Carlos G. Dominguez, Secretary of Finance of the Republic of the Philippines)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭,茂木大臣から,ミンダナオ出身でもあるドミンゲス大臣に対し,先月ミンダナオで発生した地震の被害に関してお見舞いを述べました。
  2. 茂木大臣は,両国関係が,ドゥテルテ大統領及び安倍総理のリーダーシップの下,経済,安全保障,人的交流など幅広く多層的に発展を続けていることに言及し,ドミンゲス大臣が共同議長を務める日・フィリピン経済協力インフラ合同委員会を通じて,インフラ整備支援が大いに進展していることを歓迎しました。これに対し,ドミンゲス大臣から,2016年にドゥテルテ政権が成立して以降10件の円借款案件やミンダナオ支援を含む日本の支援について謝意の表明がありました。また,両国間の経済関係を更に拡大させたい旨述べられました。さらに,両大臣は,アジア開発銀行との協調融資・三者協力のさらなる深化に期待を表明しました。
  3. 茂木大臣は,昨年12月,スービック湾開発に向けた両国の協力が覚書の形にまとめられたことを歓迎しました。茂木大臣は,スービック湾地域の経済発展の可能性を引き出すようなマスタープラン策定に向けて今後もよく連携していきたい旨述べました。
  4. 茂木大臣は,包括的税制改革について,ビジネス環境整備の観点からも,フィリピン政府が日系企業の要望にも耳を傾けるよう要請しました。

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