フィリピン共和国

平成27年10月5日
9月30日から10月2日まで,宇都隆史外務大臣政務官は,フィリピンを訪問しました。訪問の概要は以下のとおりです。

1 政府要人との会談

セギス外務次官との会談
アズクエッタ国防次官との会談
(1)ラファエル・セギス外務次官(9月30日)及びホノリオ・アズクエッタ国防次官(10月1日)と個別に会談し,防衛装備協力やマニラ首都圏インフラ支援など本年6月のアキノ大統領訪日のフォローアップを通じて,両国の「戦略的パートナーシップ」をより一層強固なものとすることで一致しました。

(2)宇都政務官から,平和安全法制の成立に際してのフィリピン政府の歓迎表明に対する謝意を伝達しました。両次官からは,今次法制は地域の平和と安定に資するものであるとして,改めて歓迎する旨発言がありました。

(3)両次官との間で地域の安全保障情勢について,南シナ海における一方的な現状変更に対する深刻な懸念を共有し,「法の支配」が実現されるよう,両国が引き続き緊密に協力していくことで一致しました。

(4)宇都政務官からセギス外務次官に対し,安倍総理大臣発アキノ大統領宛の親書を手交の上,2010年10月から中断しているフィリピンでの日本人戦没者の遺骨収集について,早期の再開及び円滑な実施に対するフィリピン政府の協力を求めました。

2 日本人戦没者慰霊碑への献花等

戦没者慰霊碑への献花
10月1日,宇都政務官は,ラグナ州カリラヤにある日本人戦没者慰霊碑を訪問し,献花を行いました。また,同日,在留邦人の代表と懇談しました。

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