マレーシア

令和7年4月16日

 4月16日、午後3時00分から約25分間、石破茂内閣総理大臣は、アンワル・イブラヒム・マレーシア首相(Dato’Seri Anwar bin Ibrahim, Prime Minister of Malaysia)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、石破総理大臣から、本年1月にマレーシアを訪問した際の温かい歓迎に感謝を伝えるとともに、ASEAN議長としてリーダーシップを発揮するアンワル首相と再び会談ができ喜ばしい旨述べました。これに対し、アンワル首相からは、石破総理の訪問に対する謝意の表明があり、その上で、今般、石破総理と再び意見交換する機会をもててうれしく思う旨述べました。
  2. 両首脳は、米国の関税措置やそれに対抗する中国の報復措置が世界経済や多角的貿易体制に与える影響を踏まえつつ、経済分野につき幅広く議論しました。石破総理大臣から、現下の情勢は、東南アジア各国に進出して現地の経済に貢献している日本企業にも直接的な影響を及ぼすことを指摘した上で、東南アジア諸国の声にも耳を傾けていきたい旨述べました。
  3. 石破総理大臣は、米国の地域への関与も得ながら、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化することが両国の共通の利益であると述べました。その上で、両首脳は両国で緊密に連携していくことで一致しました。
  4. 加えて、両首脳は、二国間関係及び地域情勢についても意見交換を行い、こうした課題についても協力していくことを確認しました。

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