安倍総理大臣
日・マレーシア電話首脳会談
平成26年3月21日
本21日午後5時30分から約10分間安倍晋三内閣総理大臣はナジブ・ラザク・マレーシア首相(Dato’ Sri Haji Mohd Najib bin Tun Haji Abdul Razak, Prime Minister and Minister of Finance, Malaysia)との間で電話会談を行ったところ概要は以下のとおりです。
1 安倍総理から,今回のマレーシア航空機の消息不明事案では懸命の捜索にもかかわらず未だ機体が見つかっておらず大変心配している,困難な状況の中ナジブ首相御自身強いリーダーシップで指揮を取っておられると承知しており,御努力を引き続き支援していきたいと述べました。また日本は現在5機の航空機で捜索救助活動を実施しており,貴国の要請も踏まえ,本日航空機2機の活動拠点を豪州に移動することを決定したと述べるとともに,貴国との協力関係は日本にとって特別なものであり,必要な協力があれば何でも伝えてほしいと述べました。
2 これに対しナジブ首相から,総理の温かい言葉に感謝する,航空機による日本の支援は,消息不明となっている機体の捜索にあたり,大変価値のある有用なものであり,励みになるもので感謝しているとして謝意の表明がなされました。安倍総理からは,友人として引き続き役に立ちたく,必要な支援があれば伝えてほしい旨を述べました。
(参考)我が国国際緊急援助隊の構成
(1) | 人員 | : | 先遣隊9名本隊107名(先遣隊9名を含む) |
(2) | 航空機 | : | (ア)自衛隊:P-3C哨戒機2機C-130H輸送機2機(更に1機が本邦待機)。 |
: | (イ)海上保安庁:ガルフV(ファイブ)(ジェット機)1機 |