インドネシア共和国
日・インドネシア外相会談
令和3年9月23日



現地時間9月23日午後3時30分(日本時間24日午前4時30分)から約50分間、国連総会に出席するため米国を訪問中の茂木敏充外務大臣は、ルトノ・マルスディ・インドネシア共和国外務大臣(H.E. Ms. Retno L.P. Marsudi, Minister for Foreign Affairs of the Republic of Indonesia)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 両大臣は、ミャンマー情勢について突っ込んだ意見交換を行い、茂木大臣から、エルワンASEAN特使の早期の現地訪問を期待しており、日本は人道支援を含め、特使の活動やASEANの取組を最大限支援していく旨述べました。これに対し、ルトノ大臣からは、最近の動向や今後のASEANの取組について説明があり、両外相は、ミャンマー情勢への対応に関し、今後も緊密に連携していくことで一致しました。
- 両大臣は東シナ海・南シナ海を含む最近の地域情勢についても意見交換を行いました。その中で、茂木大臣から、先週の北朝鮮による弾道ミサイル発射は安保理決議違反であり、強く抗議した、北朝鮮による最近の核・ミサイル活動は、日本、地域、国際社会の平和と安全を脅かすものと述べるとともに、拉致問題の即時解決に向けた理解と協力を求めました。
- 二国間協力に関しては、両大臣は感染症対策分野での協力について意見交換を行いました。また、茂木大臣はインフラ分野での協力等を着実に実施していく旨述べました。
- インドネシアは来年にG20議長国、日ASEAN友好協力50周年となる2023年にASEAN議長国を務める予定であり、今後とも地域及び国際社会の諸課題に共に取り組んでいくことを確認しました。