外務副大臣・外務大臣政務官

平成26年3月28日
 三ツ矢外務副大臣は、インドネシア共和国バリで開催されたOECD東南アジア地域フォーラム(インドネシア政府・OECD共催)に出席した後,3月26日(水曜日)から27日(木曜日)までの日程で、同国ジャカルタを訪問したところ,概要は以下のとおりです。

1.プルイット排水機場運転開始式

 27日午前、三ツ矢副大臣は、我が国が無償資金協力で改修を支援した北ジャカルタのプルイット排水機場の運転開始式にジョコ・ウィドド・ジャカルタ首都特別州知事,ヘルマント・ダーダック公共事業副大臣等とともに出席し,祝辞を述べました。
 また,この機会に三ツ矢副大臣は,ジョコ知事と懇談し,日本とインドネシアの間のウィン・ウィンの経済関係の象徴であるジャカルタ首都圏投資促進特別地域(MPA)等への協力を通じて,インドネシアの経済発展に引き続き協力していく旨伝達しました。

(注)プルイット排水機場改修事業は,MPAにおける運転開始第一号案件

2.ワルダナ外務副大臣との会談

 同日16時00分から約30分間,三ツ矢副大臣は,ワルダナ・インドネシア外務副大臣と会談を行いました。三ツ矢副大臣から,地域及び世界の平和と安定・繁栄に貢献する観点から日本とインドネシアの二国間関係の重要性を指摘し,外務・防衛担当閣僚協議の早期実現に向け協力したい旨述べたのに対し,ワルダナ副大臣から,同協議の早期実施を歓迎する旨応答があり,両国の戦略的パートナーシップを強化していくことで一致しました。三ツ矢副大臣から,経済関係について,日本としては,MPA等を通じて,引き続きインドネシアの経済発展に協力していく旨述べた上で,インドネシアの新鉱業法について懸念を表明し,迅速な対応につき協力を要請しました。これに対して,ワルダナ副大臣からは,経済分野でも両国は重要なパートナーであり,協力の可能性が非常に大きい旨述べ,関係を一層強化することで一致しました。また,南シナ海を含む地域情勢についても意見交換し,三ツ矢副大臣から,この地域の安定と繁栄に必要な海洋秩序の確立は重要であるとして,法の支配の重要性を指摘しました。 

3.その他

 三ツ矢副大臣はジャカルタ滞在中,現地進出日系企業関係者や現地経済団体関係者との意見交換を行いました。

外務副大臣・外務大臣政務官へ戻る