インドネシア共和国
二階総理特使のインドネシア訪問(結果)
二階俊博自由民主党幹事長(日本・インドネシア国会議員連盟会長)は,1月18日から20日まで総理特使としてインドネシアを訪問し,滞在中,日本インドネシア国交樹立60周年開会式典等に出席しました。また,ジョコ大統領及びカッラ副大統領ほか,インドネシア側の要人と意見交換を行いました。
1 日程概要
1月19日(金曜日)
ジョコ大統領との会談,インドネシア日本国会議員連盟との意見交換,国交樹立60周年オープニング・イベント出席,現地商工会(JJC)との懇談
1月20日(土曜日)
カッラ副大統領との会談,スルヤ・パロ・ナスデム党党首との会談,ERIA視察及びリムASEAN事務総長との懇談,国交樹立60周年開会式典出席,カリバタ英雄墓地での献花,日本企業視察
2 主な行事の概要


(1)ジョコ大統領表敬(1月19日)
若者の交流,観光交流の拡大,「世界津波の日」制定への協力への御礼,ERIA設立10周年,インフラ分野での協力,北朝鮮問題,環境分野の協力,映像コンテンツの国際展開等,幅広い問題について意見交換を行いました。
ジョコ大統領からは,インフラ協力の加速化,日本からの投資拡大に加え,60周年である本年に訪日する意向が示されました。
(2)カッラ副大統領との会談(1月20日)


二階幹事長より,「世界津波の日」制定に至るカッラ副大統領の協力への謝意,本年10月末の「世界津波の日高校生サミット in 和歌山」の機会の訪日招請を行うとともに,2月に広島大学の名誉学位を授与されることに対する祝意を伝えました。
カッラ副大統領からは,スマトラ沖地震の際の日本の支援に対し謝意が表明され,「高校生サミット」への賛同とともに,サミットへは津波被害に遭ったアチェの高校生を派遣したい,との発言がありました。また,日本の投資に対する謝意表明がありました。
(3)国交樹立60周年開会式典出席(1月20日)
日本・インドネシア国交樹立60周年の開会式典が,カッラ副大統領他多数の閣僚の参加を得て,ジャカルタ市内で盛大に開催されました。式典では,60周年記念映像の放映,二階幹事長の挨拶,カッラ副大統領の挨拶,インドネシア側による60周年記念切手の発表に続き,60周年の開幕が宣言されました。
二階幹事長は挨拶の中で「近年,両国の交流は,あらゆる分野でめざましい飛躍を遂げている。両国がこの先10年先も20年先も,そしてインドネシア独立100周年を迎える2045年にあっても引き続き厚い友情関係であるためにはどうするべきか考えていきたい。」と述べました。
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写真提供:自由民主党
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写真提供:自由民主党
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写真提供:自由民主党
(4)国交樹立60周年オープニング・イベント(1月19日)


ジャカルタの旧市街(コタ地区)のファタヒラ広場において,オープニング・イベントが開催され,インドネシア側よりゴーベル日本担当特使,アニス州知事,ギナンジャール・インドネシア日本友好協会会長,アルヨ議連会長他が出席しました。
二階幹事長の挨拶,アニス州知事の挨拶に続き,国交樹立60周年を祝うプロジェクション・マッピングが映し出されました。
(5)議員交流(1月19日及び20日)

アルヨ・インドネシア日本友好議連会長及びスルヤ・パロ・ナスデム党党首とそれぞれ会談し,議員交流の強化について一致しました。この他,宮内議員以下5名による与党幹事長との議員交流が別途行われました。
(6)ERIA本部視察及びリムASEAN事務総長との懇談(1月20日)

設立10周年を迎えるERIA本部を視察するとともに,リムASEAN事務総長との懇談を行いました。
(7)カリバタ英雄墓地での献花(1月20日)


インドネシア国家建設に功績のあった英雄が埋葬されているカリバタ英雄墓地での献花,及びそこに埋葬されている元日本兵の墓の参拝を行いました。