インドネシア共和国
河野外務大臣とルフット・インドネシア海洋担当調整大臣との会談
(第2回日本・インドネシア海洋フォーラム合同委員会の開催)
平成30年6月25日


6月25日,インドネシアを訪問中の河野太郎外務大臣は,ルフット・ビンサル・パンジャイタン・インドネシア共和国海洋担当調整大臣(H.E. Mr. Luhut Binsar Pandjaitan, Coordinating Minister for Maritime Affairs, the Republic of Indonesia)との間で第2回日本・インドネシア海洋フォーラム合同委員会を開催したところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,河野大臣より,先週,ルフット大臣の故郷であるトバ湖で起こったフェリーの沈没について,お見舞いを伝えました。更に,河野大臣より,本年の国交樹立60周年の機会に両国の関係が更に深まることを期待する,本年10月にIMF・世銀総会がバリで開催予定であり,成功に向け,日本としても可能な支援を行いたい旨述べるとともに,昨年のルフット大臣の訪日時に開催された第1回日・インドネシア海洋フォーラム合同委員会のフォローアップを着実に行い,海洋分野における関係を強化したい旨述べました。
- これに対し,ルフット大臣より,河野大臣の来訪を歓迎する,先ほど,ジョコ大統領に面会したが,日本との協力について議論がされることを喜んでいたと述べつつ,インドネシアは歴史的に日本と近い関係にあるパートナーであり,日本はインドネシアが1970年代の苦難に直面した時期に助けてくれた,われわれはこの協力関係をさらに緊密化させていきたい,またトバ湖でのフェリー沈没に対するお見舞いに感謝申し上げる旨述べました。
- 両大臣は,日本からの投資増大のための環境改善に向けた取組,MRT,パティンバン港,ジャワ島北幹線鉄道高速化,スマトラ縦貫有料道路等の両国の協力案件について意見交換を行うと共に,今般,離島における漁港・市場を整備するための「離島における水産セクター開発計画」に係る交換公文署名が行われたことを歓迎しました。
- また,両大臣は,その他,南シナ海問題,「自由で開かれたインド太平洋戦略」とインドネシアが提唱するインド太平洋構想との連携等について意見交換を行いました。