ブルネイ・ダルサラーム国
上川外務大臣のボルキア・ブルネイ国王への拝謁
令和5年10月9日
10月9日現地時間午後2時(日本時間同日午後3時)から約20分間、ブルネイ・ダルサラーム国を訪問中の上川陽子外務大臣は、ハサナル・ボルキア国王(首相兼国防相兼財務相兼外相)(His Majesty Sultan Haji Hassanal Bolkiah)への拝謁を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、上川大臣から、本年12月に東京で開催予定である日ASEAN特別首脳会議の際に、ボルキア国王をお迎えすることは光栄であり、来年の日・ブルネイ外交関係開設40周年の機会に、長年にわたる良好な両国関係をより一層深めたい旨述べました。ボルキア国王からは、上川大臣の外務大臣就任への祝意を表し、またブルネイ訪問を歓迎しつつ、両国関係が着実に進展していることは大変喜ばしい、12月の日ASEAN特別首脳会議への出席を楽しみにしている旨の発言がありました。
- 二国間関係について、ボルキア国王から、皇室とブルネイ王室との交流や、LNG貿易を通じた長年にわたる良好な両国関係について触れた上で、気候変動などの地球規模の課題や観光などの人的交流において協力をより一層深めたい旨発言がありました。これに対し、上川大臣から、LNG貿易や「アジア・ゼロエミッション共同体」構想の実現といったエネルギー・経済分野、「JENESYS」等を通じた人的交流分野、防衛交流や海洋安全保障を含む安全保障・防衛分野における協力を一層強化したい旨述べました。
- 最後に、ボルキア国王から、独立前から一貫して続く日本との協力関係に大変満足している旨の発言がありました。上川大臣からは、短い滞在ながら、今回の訪問を通じ、両国は長い信頼関係の上に成り立っている真の友人であると実感したと述べ、両者は改めて12月の日ASEAN友好協力50周年特別首脳会議の成功に向けて協力するとともに、来年の日・ブルネイ外交関係開設40周年を通じ、両国関係を更に強化していくことを確認しました。