ブルネイ・ダルサラーム国

平成29年11月7日
写真1:日・ブルネイ両外相による握手
写真2:日・ブルネイ外相会談の様子

 本7日,午後5時40分(現地時間)から約25分間,河野太郎外務大臣は,APEC閣僚会議に出席するため訪問中のベトナム・ダナンにおいて,リム・ジョクセン・ブルネイ首相府大臣兼第二外務貿易大臣(Pehin Orang Kaya Pekerma Dewa Dato Seri Setia Lim Jock Seng, Minister at Prime Minister’s Office and Second Minister of Foreign Affairs and Trade of Brunei Darussalam)と外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 二国間関係

 河野大臣から,昨今の二国間の要人往来の増加を歓迎しつつ,本年のボルキア国王即位50周年に祝意を表し,二国間関係を一層強化していきたい旨述べました。さらに,河野大臣から,ブルネイの経済多角化に協力したい旨述べるとともに,ASEANの対日調整国を務めるブルネイとの間でこれまでに積み上げてきた協力関係を踏まえ,一連のASEAN関連首脳会議の成功に向けて一層協力していきたい旨述べました。

 これに対して,リム大臣から,ボルキア国王即位50周年に際しての両陛下による御記帳を大変嬉しく思う,ブルネイの経済多角化に向けた協力含め,日本との二国間関係を一層強化させていきたい旨述べました。

2 地域情勢

 両大臣は,北朝鮮問題や南シナ海を含む地域情勢に関して意見交換を行い,緊密に連携していくことで一致しました。とりわけ北朝鮮問題については,北朝鮮への圧力を強化する必要があるとの考えで一致し,拉致問題の早期解決の重要性について認識を共有しました。


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