ベトナム社会主義共和国

令和8年5月2日

 現地時間5月2日12時15分(日本時間同日14時15分)から約35分間、ベトナムを訪問中の高市早苗内閣総理大臣は、国家主席府において、トー・ラム・ベトナム共産党書記長兼ベトナム国家主席(H.E. Mr. To Lam, General Secretary of the Communist Party of Viet Nam and President of Viet Nam)と首脳会談を行いました。また、会談後、高市総理大臣はラム書記長兼国家主席主催の昼食会に出席しました。

  1. 冒頭、ラム書記長兼国家主席から、高市総理大臣のベトナム訪問を歓迎するとともに、日ベトナム関係が「包括的戦略的パートナーシップ」の下で力強く発展していることを高く評価し、政治的信頼関係を基礎として、経済、安全保障、文化・人的交流を含む幅広い分野で協力を更に深化させたい旨述べました。
  2. これに対し、高市総理大臣から、4月の電話会談に続き、ハノイで会談できたことを嬉しく思う旨述べました。また、「包括的戦略的パートナーシップ」を一層強化し、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現・進化に向けて、両国間で連携してこの地域を更に強く豊かなものとしていきたい旨述べました。
  3. 両首脳は、エネルギー、重要鉱物、AI、半導体、宇宙を始めとする経済安全保障を日越協力の新たな優先分野として連携を進めていくことで一致しました。
     エネルギーについては、先般開催されたAZEC+オンライン首脳会合で発表した「パワー・アジア」(アジア・エネルギー・資源供給力強靱化パートナーシップ)で様々な協力を深めていくことを確認しました。重要物資の生産とサプライチェーンを維持するため、パワーアジアの初の案件として、ニソン製油所の原油調達について、NEXIを通じて支援する方向で一致しました。
     重要鉱物については、両首脳はベトナムのレアアースを含む重要鉱物のサプライチェーン強靱化に向けて連携していくことで一致しました。
     高市総理大臣から、ベトナムの投資・経済協力の環境整備が重要である旨述べつつ、日本企業が直面する諸課題の解決を求めました。
  4. 安全保障分野について、両首脳は、二国間の協議・交流の進展を歓迎しました。その上で、地域の平和と安定のため、安全保障協力や海上法執行能力強化支援の具体化を一層進めることで一致しました。
  5. 人的交流について、両首脳は、両国間の活発な人的交流を踏まえつつ、領事分野での協力を強化することで一致しました。
  6. 双方は、地域・国際情勢についても意見交換を行い、南シナ海情勢、核・ミサイル問題及び拉致問題を含む北朝鮮への対応を始めとするインド太平洋地域の重要課題への対応について、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
  7. 高市総理大臣は、ラム書記長兼国家主席を本年中に日本に招待する旨述べ、 両首脳は本年の適切な時期に訪日を調整していくことで一致しました。
  8. 会談後は、ラム書記長主催の昼食会が行われ、和やかな雰囲気の中で懇談が行われました。

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