ベトナム社会主義共和国
日・ベトナム首脳テレビ会談
令和6年9月3日
(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)
9月3日、午後5時45分から約30分間、岸田文雄内閣総理大臣は、トー・ラム・ベトナム共産党中央委員会書記長兼国家主席(H.E. Mr. To LAM, General Secretary of the Central Committee of the Communist Party and President of the Socialist Republic of Viet Nam)とテレビ会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岸田総理大臣から、党書記長就任に対する祝意を述べ、トー・ラム書記長の就任が両国関係の一層の深化をもたらすことを確信している、昨年の日越外交関係樹立50周年の機会に「アジアと世界における平和と繁栄のための包括的戦略的パートナーシップ」に引き上げられた両国関係を更に発展させていきたい旨述べました。トー・ラム書記長から、岸田総理大臣のこれまでの両国関係の発展への貢献に謝意が述べられ、日越関係のさらなる強化に向けて党書記長として取り組んでいく旨発言がありました。
- 両首脳は、人的交流の促進と経済関係を強化していくことで一致しました。経済については、ODA協力を再活性化していくこと、ビジネス環境の改善に向けて協力を行うこと、DX(デジタル・トランスフォーメーション)、GX(グリーン・トランスフォーメーション)、高度人材育成といった新しい分野について協力を進めることで一致しました。また、安全保障分野の協力についても緊密に連携していくことで一致しました。
- 両首脳は、地域・国際情勢についても意見を交わし、岸田総理大臣から、「自由で開かれたインド太平洋」を実現する上で要となる重要なパートナーであるベトナムと地域・国際場裡において引き続き連携していきたい旨述べ、両首脳は、地域・国際社会の平和と安定に向けて連携を強化していくことで一致しました。