ベトナム社会主義共和国
日・ベトナム外相会談
平成30年11月15日


11月15日14時30分(日本時間13時30分)から約40分間,APEC閣僚会議出席のためパプアニューギニアを訪問中の河野太郎外務大臣は,ファム・ビン・ミン・ベトナム社会主義共和国副首相兼外務大臣(H.E. Mr. Pham Binh Minh,Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs of the Socialist Republic of Viet Nam)と日・ベトナム外相会談を実施したところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,河野外相から,本年9月以来の再会を喜ばしく思う,今般ベトナムがTPP11を締結したことを嬉しく思う,今回のAPECを通じて,貿易と投資の新たな国際秩序を構築し,高い水準で世界に広めていくというメッセージを共に発信したい,ASEAN対日調整国であるベトナムと共に,「自由で開かれたインド太平洋」を実現していきたい旨述べました。これに対し,ミン副首相から,改めて貴大臣の外務大臣再任をお祝いする,両国関係発展のために引き続き貴大臣と連携できることを嬉しく思う,ベトナム国会はこのほどCPTPPを承認した,これにより両国関係の発展のみならず高い水準での自由貿易推進につながると確信,CPTPPの実施においても引き続き日本と協力していきたい旨の発言がありました。
- ミン副首相から,引き続き日本のODAをベトナムの発展に効果的かつ効率的に活用すべく両国間で緊密に連携したい旨の発言がありました。また,双方は,両国間の人的交流の拡大に歓迎の意を示し,希望を持って訪日するベトナム人にとって好ましい環境を整備するため,悪質な仲介業者や受入機関への対策などの協力を促進することを確認しました。
- 双方は,南シナ海情勢,北朝鮮問題及びメコン地域協力について意見交換し,地域・国際場裡における連携を更に強化していくことを確認しました。