ベトナム社会主義共和国

日・ベトナム首脳会談

平成27年7月4日

英語版 (English)

  • (写真提供:内閣広報室)
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 本4日午後6時35分から約50分間,安倍晋三内閣総理大臣は,第7回日本・メコン地域諸国首脳会議(第7回日・メコン首脳会議)への参加のため訪日中のベトナムのグエン・タン・ズン首相(H.E.Mr. Nguyen Tan Dung, Prime Minister of the Socialist Republic of Viet Nam)との間で日・ベトナム首脳会談を実施しました。会談後,両首脳は署名・交換式及び共同記者発表を実施し,続けて夕食会の場での意見交換を行いました。

1 冒頭発言
 冒頭,安倍総理大臣から,日・ベトナム関係は「広範な戦略的パートナーシップ」の下,幅広い分野で協力が進展しており,アジア太平洋地域の安全保障環境が厳しさを増す中,ベトナムとの協力を引き続き強化したい旨述べました。また,「質の高いインフラパートナーシップ」の下,インフラ整備を質・量両面で支援したい旨述べました。
 ズン首相からは,第7回日・メコン首脳会議のホスト国である日本の役割を高く評価するとともに,「広範な戦略的パートナーシップ」の下,あらゆる分野における協力が更に発展することを期待する旨述べました。
 
2 安全保障等
 安倍総理大臣から,本年は戦後70年であり,引き続き日本は平和国家としての歩みを堅持しつつ,「積極的平和主義」を推進することに言及し,PKO等,国際社会の平和と安定に一層貢献する決意を述べました。
 ズン首相は,日本の「積極的平和主義」及び平和国家としての歩みに対する支持を表明し,日本の地域及び国際社会における,平和と安定のための貢献を高く評価し,日本が安保理常任理事国となることを支持する旨述べました。また,相互理解の強化のためのハイレベルの接触が重要であり,安倍総理大臣の再度のベトナム訪問を招待しました。
 両首脳は,南シナ海における大規模な埋立てや軍事拠点構築等の一方的な現状変更につき,深刻な懸念を共有し,安倍総理大臣は,緊張を高める一方的な行動を慎み,「海における法の支配」に基づいて国際法を遵守するよう共に協力していくことで一致しました。ズン首相からは,南シナ海における平和,安定,安全と航行の自由の重要性につき言及がありました。

3 二国間関係
 安倍総理大臣から,日本企業が関心を有するベトナムにおける都市開発プロジェクト等に,日本として積極的に参画を検討していきたい旨述べました。また,日越大学構想の更なる進展に向けた協力の実施に言及しました。
 ズン首相からは,これまでの日本の開発協力がベトナムの経済・社会の発展に大きな役割を果たしたことに改めて謝意が示されると共に,ベトナムの持続可能な発展のため,引き続き支援をお願いしたい旨述べました。加えて,ズン首相から,昨年我が国が供与した中古船に改めて謝意が示され,ベトナムの海と漁民を守るため,新造巡視船艇等の供与につき要請がありました。また,ズン首相は,ベトナム国内の開発案件に対する日本企業の参画を歓迎し,引き続き日本企業の投資を促進するため,投資環境整備を行うことに言及しました。
 安倍総理大臣は,ズン首相の開発協力に関する要請に対し,期待に応えるべく,前向きに協力していきたい旨述べる共に,新造巡視船艇についても,ベトナム側との協議を進め,早期に実現したいと述べました。

4 地域・国際場裏における協力
 この他,両首脳は,安保理改革,北朝鮮問題,TPPや東アジア地域の包括的経済連携(RCEP)を始めとする地域・国際場裏における二国間の協力について有意義な議論を行いました。

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