タイ王国

平成26年11月13日
(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)
13日,13時35分から約20分間,ASEAN関連首脳会議に出席のためミャンマー・ネーピードーを訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,プラユット・ジャンオーチャー首相(H.E.Mr.Prayuth Chan-o-cha)と会談を行いました。概要は以下のとおりです。
 
1.冒頭,安倍総理から,10月のASEM首脳会議に続きプラユット首相と会談できうれしい,先週はプラウィット副首相兼国防大臣が訪日され,我が国閣僚との間で有意義な会談が行われた,引き続き交流と対話を推進していきたい旨述べました。
 
2.また,安倍総理から,早期民政復帰に対する期待を表明するとともに,タイ国内の高速鉄道をはじめとするインフラ整備における関心を伝え,東日本大震災後の放射性物質に係る食品輸入規制の早期完全撤廃,タイで活動する日本企業にとって重要な公正・透明な投資環境の重要性を訴えました。
 
3.これに対し,プラユット首相からは,民政復帰に向けた諸改革の取組みにつき説明があり,日本からも支援を得たい旨発言がありました。また,食品輸入規制については一部緩和を決定したとしつつ,残る規制についても安全性を確認しつつ検討したい,投資環境整備にもしっかり取り組みたいとの説明がありました。さらに,タイ国内の鉄道分野の整備計画につき説明があり,今後,両国の当局間で協力につき協議していくことで一致しました。このほか,プラユット首相からは,観光,治水,エネルギー分野での両国間の協力への期待が表明されました。

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