タイ王国
岸田総理大臣のキングモンクット工科大学ラカバン校高等専門学校視察
令和4年5月2日
(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)
タイ王国を訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、5月2日、日本の円借款により設立・運営等の支援を行っているタイの高等専門学校(高専)の一つである、キングモンクット工科大学ラカバン校高等専門学校(KOSEN-KMITL)を訪問し、同校校長と意見交換を行ったほか、校内を視察し、教員や学生と意見交換を行いました。
産業の高度化を目指すタイでは、専門性を備えた技術者の養成が課題であり、タイ政府は、日本の高専型教育をタイに導入することを決定しました。これを受けて、2019年5月にタイにおける第1校目の高専であるKOSEN-KMITLが開校し、2020年5月には第2校目の高専であるキングモンクット工科大学トンブリ校高等専門学校(KOSEN KMUTT)が開校しました。現在、両校合わせて約400名の学生が在学しています。
日本の円借款支援により、日本からタイ高専への教師派遣やタイから日本の高専への留学等を実施し、日本の高専型教育のノウハウを提供し、タイが必要としている高度人材育成を支援しています。日本企業の海外における一大拠点であるタイにおいて質の高いエンジニアを養成することは、日本企業にも直接裨益する支援として重要です。