タイ王国

平成30年6月27日
タイ首相との握手
タイ首相表敬
タイ首相表敬同席者

 6月27日16時30分(現地時間)から約30分,バンコクで開催された第3回パレスチナ開発のための東アジア協力会合(CEAPAD)閣僚級会合出席のためタイを訪問中の河野太郎外務大臣は,タイ首相府において,プラユット・ジャンオーチャー・タイ王国首相(H.E.General Prayut Chan-o-cha, Prime Minister of the Kingdom of Thailand)を表敬したところ,概要は以下のとおりです。

 河野大臣から,タイによるCEAPAD閣僚級会合のホストに感謝を述べると共に,大臣就任後,タイを初めて訪問することができ,喜ばしい旨述べました。大阪北部を震源とする地震の被害に際するタイ政府からのお見舞いのメッセージと被災地に対するタイからの約300万円の義捐金の支援の表明に関し,謝意を伝達しました。
 これに対し,プラユット首相からは,河野大臣の来訪を歓迎し,CEAPAD閣僚級会合の成功への祝意を述べると共に,日タイ二国間関係をさらに発展させるとともに,メコン地域における両国の協力を一層進展させたい旨,述べました。

 河野大臣から,タイは日系企業にとって,東南アジア最大の拠点の一つであり,タイの東部経済回廊(EEC)の開発や人材育成の協力を推進していきたい旨,述べると共に,タイのTPP加入に対するコミットメントの表明を歓迎し,日本としても協力していきたい旨,述べました。内政面では,民政復帰のプロセスが早期に進展することを期待する旨,伝えました。
 また地域での協力に関し,本年,日メコン首脳会議を東京において開催予定であることに触れ,5月にバンコクで開催された第8回エーヤーワディ・チャオプラヤ・メコン経済協力戦略(ACMECS)首脳会議での成果も踏まえつつ,日メコン協力を更に進展させていきたい旨,述べました。
 プラユット首相からは,日本のタイ経済発展への長年にわたる協力に感謝する旨,述べました。

 地域情勢に関しては,自由で開かれたインド太平洋戦略,北朝鮮,南シナ海等について意見交換が行われました。


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