ミャンマー連邦共和国
河野外務大臣とアウン・サン・スー・チー・ミャンマー国家最高顧問兼外相との会談
平成30年9月12日
本12日午後2時から約25分間,「ASEANに関する世界経済フォーラム」出席のためベトナム・ハノイを訪問中の河野外務大臣は,ミャンマー連邦共和国のアウン・サン・スー・チー国家最高顧問兼外務大臣(H.E. Ms. Aung San Suu Kyi, State Counsellor and Union Minister for Foreign Affairs, Republic of the Union of Myanmar)と会談を行ったところ,結果概要以下のとおりです。
- 冒頭,河野大臣より,来月の日メコン首脳会議に際する訪日が有意義なものとなることを期待する旨述べ,アウン・サン・スー・チー国家最高顧問兼外相より,訪日を嬉しく思うとの発言がありました。
- 続いて,河野大臣より,ラカイン州情勢につき,同州北部13村における,UNHCR及びUNDPによる事前アセスメントの開始を評価する,今後,国連機関の支援を実際に開始させ,帰還環境整備の進展を,目に見える形で国際社会に示すことが重要である,独立調査団の活動開始を歓迎しており,ミャンマー政府・国軍からの調査団に対する必要な情報提供への協力を求めると述べた上で,国際社会に対し,自らの取組について情報発信するよう働きかけました。また,先般のロイター通信のミャンマー人記者2名への有罪判決に対する懸念を伝達しました。
- これに対し,アウン・サン・スー・チー国家最高顧問兼外相より,ミャンマーは,国連機関との協力し,バングラデシュとの覚書に従い,避難民帰還を進めていく,独立調査団には広範な権限を付与していると述べました。